夏の渚
電車の中で電話を確認すると、七件の未読メッセージが届いていた。どれも似たような内容で、「どこにいるんだ」というものだった。
失敗の原因を、逆算するように追ってみる。出発時刻は正しく計算していたはずだ。前の晩のうちに荷物もすべて、玄関のそばに順序よく並べておいた。考えられる変数はすべて考慮したつもりだった。
一つを除いて。
*目覚ましをかけ忘れた。*
ひどく小さなことなのに、不釣り合いなほど恥ずかしく感じられた——かつて敵の攻撃下で再突入軌道を計算したことのある人間が犯すべきミスではない。ほとんど走るようにしてホームにたどり着くと、皆はすでに、驚くこともなくなった人間特有の忍耐強さで、荷物をまとめて待っていた。
晶が時計を確認する。「遅刻だな」
「分かってる」
「何でも計算する男が」次郎が嬉しそうに言う。「起きる時間の計算だけ忘れたわけか」
それに対する言い訳はなかったので、何も言わなかった。涼が手で口元を隠しながら小さく笑っていた。それを、グループの中では一番穏やかな種類の判定だと受け止めることにした。
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到着した浜辺は、誰も着替えを済ませていないうちから、すでに賑やかな活気に満ちていた。晶は驚くほど深い穴を砂に掘っていて、余暇の遊びにすら本気で取り組む人間特有の集中力を見せていた。
「どれくらいの深さが必要なんだ?」私はそばにしゃがみながら尋ねた。
「風が吹いても傘が飛ばされないくらいの深さ」
私は穴をじっと見た。「それは、およそどれくらいだ?」
「湊」
「何だ」
「いいから掘れ」
私は掘った。近くでバーベキューの網と格闘し、負け続けている次郎が、私たち二人を等しく笑っていた。
佳奈恵が食材を抱えてやってきて、まるで何度もこの作業を仕切ってきたかのように、皆に役割を振り分けていった。比呂は道具を整理し、秩序めいたものを作り上げていく。二十分もすると、日除けとかろうじて機能するグリル、そして予想以上に達成感のある共同作業の成果ができあがっていた。
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「湊」設営がほぼ終わった頃、佳奈恵が言った。「ちょっと手伝ってくれる?」
「何を」
彼女は背を向け、日焼け止めのボトルを掲げた。「背中」
「ここには他の人もいる」
「それが?」彼女は肩越しに振り返り、私の困惑を、あまりにも楽しそうに見ていた。
一番角の立たない逃げ道を計算していると、涼が現れ、佳奈恵の手からボトルをあっさり奪い取った。
「私がやる」
佳奈恵は彼女を見て、それから私を見て、すでに疑っていた何かを確認したとでもいうように微笑んだ。「オーケー」
涼はてきぱきと日焼け止めを塗っていった。その結果に、私が状況が求める以上にほっとしているのはなぜなのか、あまり深く考えないことにした。
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しばらくして二人とも水着に着替えて戻ってきた。次郎が何か言いかけたところを、言い終わる前に比呂が肘で小突いた。晶はまったく動じることなく、日除けの調整を続けていた。
私は何も言わなかった。ただ、必要以上に長く目をやってしまった。
涼がそれに気づいた。「何?」
「何でもない」私は言い、説得力のない速さで目を逸らした。
「そう」彼女は明らかに信じていなかったが、それ以上は追及してこなかった。それが、かえって気まずかった。
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バレーボールが、そのあと一時間ほど、グループの主な催しになった。活気があり、ほとんど統率のとれていない試合だった。晶と私は、体格と反射神経の単なる巡り合わせで、一番強い組み合わせになってしまい、次郎がそれについて絶えず、大声で文句を言い続けた。
「お前ら二人、真剣にやりすぎだろ」
「お前が下手なだけだ」次郎は即座に、誰に言われるでもなく自分に返した。
涼と私は結局、反対側のチームになった。彼女は私の横を抜けて見事に得点を決め、小さく飛び跳ねて喜んだ。
「決めた!」
「予想外だった」私は認めた。
「悔しそうな声してる」
「あなたの実力についての評価を、見直しているところだ」
彼女は嬉しそうに笑い、それからの試合は、彼女側のコートで、いっそう熱を帯びていった。
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皆が十分に疲れた頃、食事が運ばれてきた——次郎はようやくグリルとの戦いに勝利し、佳奈恵の料理はテーブルの全員から素直な称賛を集めた。会話は、日焼けの愚痴と秋学期の予想の間を気楽に行き来した。
「哲也が来られなかったの、残念だな」比呂が食べながら言う。
「颯太が来てたら、もう全部食べ尽くされてたと思う」晶が付け加える。
「だからこそ呼んでないんだよ」次郎は至って真剣にそう言い、誰もその理屈に異論を挟まなかった。
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食事がほぼ片付いた頃、スイカが登場した。誰かが棒と目隠しを持ってきていて、グループは、下手な指示だけで成り立つ、あの独特の混沌へと突入していった。
次郎が最初に挑戦し、わざとひどい方向指示を自分自身に与えて、笑ってしまうほど大きく的を外した。比呂はもう少しましだったが、それでも外し、皆の食い違う叫び声に文句をつぶやいていた。
そして佳奈恵の番になった。
目隠しをされ、棒を掲げ、皆が一斉に叫ぶ中、彼女はわずかに回転していた。
「左!」
「違う、右!」
「前、前——」
「その逆の左!」
彼女は迷いなく、力強く振り下ろした。
鈍い、しっかりとした音がした。
沈黙。
スイカは無傷のまま、そこにあった。
晶が砂の上に、仰向けに倒れていた。
誰もしばらく動かなかった。それから次郎が座り込むほど笑い出し、比呂は必死にこらえようとして完全に失敗し、涼は両手で口元を覆っていた。私はただ晶を見つめ、本当に怪我をしたのか、それとも単に呆然としているだけなのか見極めようとしていた。
彼はゆっくりと起き上がり、肩をさすりながら、佳奈恵の目隠しをそっと外した。
「佳奈恵」
彼女は瞬きした。「……何?」
「なんで私を殴った」
「あなたがスイカのあるべき場所に立ってたから!」
「私はあなたの*後ろ*にいたんだが」
「じゃあなんで動かなかったの?」
「あなたがスイカの本当の場所を知ってると思ってたからだ!」
二人はそのまま一分ほど、ますます憤慨しながら言い合いを続け、私たちは腹が痛くなるほどの笑いに包まれた。この惑星に来て以来、目にした中で一番愉快な出来事だった。私はその観察を、心からの愛おしさとともに記録に残した。
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そのあと、夕方はゆっくりと落ち着いていった——食事、静かな会話、暑さがようやく和らぎ始める中、皆が日陰にゆるく散らばっていく。その落ち着いた時間のどこかで、涼と私は少しだけ皆から離れ、波打ち際に近い場所へと移っていた。
「楽しかった?」彼女が尋ねる。
私は皆のほうを振り返った——次郎はまだスイカの一件を蒸し返し、晶は辛抱強くそれを無視し、佳奈恵は比呂の何かに笑っている。
「楽しかった」
「遅刻したのに?」
「あれは無関係だ」
彼女は笑い、太陽が水面に向かってゆっくりと沈んでいくのを、しばらく心地よい沈黙の中で二人で眺めた。ある瞬間、彼女は特に何も言わず、そっと頭を私の肩に預けてきた。
私は半瞬だけ動きを止めた。離れなかった。
ただ夕日を見つめ続けた。そしてこの瞬間だけは、送信機のことも、ジェネシスのことも、この浜辺とかつて故郷と呼んでいた場所との間にある何光年もの距離のことも、考えていなかった。
ただ、ここにいた。
太陽は水平線の向こうへゆっくりと姿を消し、海は薄れゆく金色に覆われていった。周りでは皆がまだ話し、笑っていた。涼はそのまま、肩が触れ合うほどの距離にとどまり、私は動かなかった。
動きたくなかった。
初めて、私は理解した——何も成し遂げなくても、一日には価値があるのだと。信号もない。計算もない。家への進展もない。
ただ、これだけ。
それでも、それで十分だった。




