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擬人  作者: 山田たけし


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ともだち


翌朝は、いつも通りに始まった——ただし、昨日の光景が許可もなく頭に浮かんでくるのを除けば。笑う涼、ノート、見覚えのない顔に浮かんだ気楽な笑み。深くは考えなかった。理論を組み立てるほどではない。ただ、勝手に何度も戻ってくるだけだった。許可を求めない、頭から離れない歌のように。


バスケの前に空き時間があったので、図書館へ向かった。表向きは、本来の課題——電波天文学、深宇宙通信、この惑星が自分の大気圏の外を聞くことについて何を知っているのか——に取り組むためだった。


視聴覚コーナーには、地球外生命探査を扱ったドキュメンタリーがあり、ケースの角は手に取られすぎて柔らかくなっていた。裏面を読んでいると、誰かが同じ棚に手を伸ばしてきた。


「宇宙に興味あるの?」


顔を上げる。彼だった。中庭で見かけた男。近くで見ると、地味というより、むしろ気の抜けるくらい親しみやすい印象だった。


「ある」


「俺も」彼は私の手にあるケースにうなずく。「本当にこういうの見るんだ?俺、正直こういうのの半分くらいしか理解できてない気がする」


「特に電波天文学に興味がある。実際の検出方法は、こういうドキュメンタリーが見せているよりずっと厳密だ——空に光を探しているわけじゃなくて、膨大な背景雑音の中から、雑音らしくない振る舞いをする何かを絞り込んでいる」


彼は瞬きし、それから気楽に笑った。「オーケー。俺には確実に難しすぎる」


「悪い。細かくなる癖がある」


「いや、むしろすごいと思う」彼は手を差し出した。「そうだ、俺、哲也」


「湊」


「知ってる」


「知ってるのか」


「涼が話してるから」


その一言に、胸の中で何か小さな、意図しない反応が起きた。それが何なのか、あえて深くは考えなかった。


「何て言ってるんだ」


「悪いことは言ってない」


「それは答えになってない」


彼はにやりとした。「大体、お前は変わってるって」


「それは正確だな」


彼はまた笑った。それを嫌いになるのは難しかった——そこには何の演技もなく、冗談の効果を測るような気配もなかった。ただ純粋な面白がりだった。


---


「実は彼女を探してたんだ、もし見かけてたら」彼は図書館の入口の方を見ながら言った。「学生課の場所を案内してくれるって言ってて。大学に来てまだ三日くらいなのに、もう何も見つけられない」


「他の人に聞くこともできるだろう」私は、そう言おうと決める前に口にしていた。


「できるけど」彼は気にする様子もなく肩をすくめた。「向こうから申し出てくれたから」


その一言の裏にある、小さくて役に立たない棘のようなものに、正当な理由を見つけられなかったので、それ以上は何も言わなかった。


「実際、外に生命はあると思う?」彼は代わりにそう尋ね、またドキュメンタリーのケースにうなずいた。「本気の話。統計的な答えじゃなくて。本当のところの、直感的な答え」


質問の重みに対して、私は少し長く黙り込んだ。


「統計的には、私たちだけだと主張するのは難しい」私はそう言った。それは事実であり、同時に無難な答えでもあり、そして彼が聞いたこととは違う答えでもあった。


「それは俺が聞いたことじゃない」


私はカバーアートを見た——遠く、特に変哲もない青白い惑星を描いた誰かの絵。そして、珍しく、用意された答えが何もないことに気づいた。


「分からない」私はそう言った。このキャンパスで誰かに言った言葉の中で、それはかなり本音に近いものだった。


彼の表情がわずかに変わった。まるで私についての内心の評価を組み直しているかのように。だが、それ以上は追及してこなかった。


---


「ここにいたんだ」図書館の入口から涼の声がした。哲也は私より先にそちらを向いた。


「あ——二人、会ってたんだ?」彼女は私たちを交互に見て、一瞬何か読み取れない表情を浮かべ、それからすぐに消えた。


「うん」哲也が言う。「宇宙人の話してた」


「やっぱりね」涼はそう言い、私に、親しみと諦めが半々になったような視線を向けた。それから三人で、図書館を出て、何気ない会話を交わしながら歩いた——涼が哲也を学生課へ案内し、私は半歩後ろをついていきながら、話すよりも聞く方に回っていた。


「お前、全然変わってないな」哲也がふと言った。私が聞き逃した話の続きらしかった。


「そっちこそ」涼は彼の肘を小突いた。


*本当に、よく知り合っているんだな、*と、二人の間にある気安いリズムを見ながら思う。


*なぜそれが気にかかるのか、自分でも分からない。*


いつからなのかは聞かなかった。理由も聞かなかった。ただ半歩後ろを歩き、いつものように観察するだけだった。ただ、この観察だけは、しまうべき適切な引き出しが見つからなかった。


---


その晩、結局一度も見ないまま、ドキュメンタリーを棚に戻した。


*哲也とは話しやすかった、*と、薄暗くなり始めた道を歩きながら思う。*変わったところは何もなかった。気にするようなことは、何一つ。*


*なのに、なぜ彼が彼女といるのを見て、こんなに気になったのだろう。*


家の玄関にたどり着くまでに、答えは出なかった。


答えが出ないこと自体が、あまり気に入らなかった。

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