39.虫に
「会議は何時やるの?」
「近いうち」
またまた適当で驚くよ。決まって無いのか、決められないのか。
「王様以外に誰が会議に参加するの? 将軍さんも出るんでしょう?」
「うん。後は、宰相と外交担当者かな」
蟲人さん達が集まってする会議が全然想像できないんだよね。
「折角、蟲人の国にいるのに、蟲人さん達とは全然会っていないからなー」
「意外と蟲人いるんだよ」
「実感が湧かないけど、知ってるよ。遠くから沢山お世話になっているし」
私はひっそり大事にされているから有り難いけど、蟲人さん達のイメージがどうしても実際の昆虫に寄っちゃうんだよね。基本は人型だよ。質感が固そうな人が多いけど。でも、あれ? 変身できるの?
「衣食住はお任せで間違いないね」
「エル、蟲人さんは虫にもなれるの?」
いきなりの話題転換にエルが確認してくる。それに頷くと説明してくれた。
「大きな昆虫になれるかってこと? ごく少数は可能な人がいるし、魔法でそれらしい事も出来るね」
「へー。それもあんまり話題にしない方が良い?」
「個人的な事だからね」
「分かった」
大きい虫かー。昆虫、苦手じゃなくて本当に良かった。大得意って訳でも無いけどね。触るのもそんなに問題ない自分で更に安心した。
「エルになら聞いても良い? 純粋な興味だから、知ってたら教えて欲しいんだけど、姿を変えると能力が変わるの?」
「興味、出て来た? 一番大きい変化は飛べるね。後は全般的な能力が向上するね。器用さだけは種類によるよ」
「はー。今以上に凄いんだ」




