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フェロモンに対する研究レポート  作者:


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15/50

15.蝶を

「あと、養うのが難しいって言うのは、養いたくない訳じゃないからね」

「無理しないで良いよ」

「誤解しないでって。私だけが養うなんて、周りが許してくれないって意味だから」


 そんな誤解はしていないけれども・・・。何だって!?


「え? 私、貢がれるって事?」

「端的に言えば、そういう事」


 それはそれで怖いけど・・・。給料明細とかあるのかな? ちょっと待てよ。


「あ、エル。私、言葉は分かるけど、読み書きは大丈夫なの?」

「ふふふ。私の魔法でどっちもバッチリだから!」

「そこは安心する」

「ねえ。そこ以外も安心して、ゆうはモテモテでしょうがないから。大変なことになっちゃうかもだから!!」

「はいはい」


 そういう事は流すよ。いるだけ救世主はお地蔵さんのようなものなんじゃないかな? いや、招き猫かな。


「とりあえず、今日はご飯でも食べて寝よう?」

「そうだね。何だか気疲れ?しちゃったよ」

「そうだよねー。こっち、こっち。お泊り会しよう!」

「あ、その前にトッド君に報告したいけど・・・」

「ゆうが動くのは拙いかも。今はゆうの周りに吸臭の魔法を掛けてるけど、完璧じゃないからあんまり動くと綻びちゃう」


 きゅうしゅう? 匂いを吸う魔法かな。


「そっか。伝言とかの魔法は無いの?」

「あるね」

「使おう! というか、使わせて? 使っても大丈夫なんだよね」

「うん。伝言は蝶々に運んでもらお。伝言、言ってみて」


 エルの発想に一瞬、沈黙した。本気でやるんだね。問題にならないなら良いけどさ。私の周りで虫を出すとは、エルやるな。


「ああ、うん。『原因分かって、解決したよ』って伝えて」

「ふむふむ。これで良いかな。じゃあ、いってらっしゃーい」

「エル、あのさー。今の蝶々は誰からの伝言か分かるの?」

「あ」


 追ってもう一羽、飛ばしました。無事、私から離れて飛んでいったので、作り物にはフェロモンは効きません。

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