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モモラーの行方

今回は、今話題のあのラー油を題材にした小説です。ラー油の話題が浮いたり沈んだりしていますが、主成分は変わらないので安心してお読みください。最後のほうで一発屋の宇宙人が出てきます(爆)

ある日、オーストリアの王様・音速マンとその家族と家臣達が食事をしていた。


音速マン「なんか、毎日ステーキ肉ばっかり食ってるような気がするが、うちのシェフはゆとりなのか!?」


音速マンは毎日同じ料理を食べさせられて、腹が立っていた!


ガルドレ「音速マン様、落ち着いてくださいよ。確かにステーキやフォアグラは下手をするとすぐに飽きます。しかし、音速マン様は名前の通り疾風のごとき音速の使い手。高カロリーなものを毎日食べてないと死にますよ!?」


音速マン「たまには松茸や朝鮮人参や太歳でサラダでも作ってみろってんだ!」


ガルドレ「無視か、うん・・・」


ラムカル「音速マン様はそういう細かいことは気にしない男なんだよ。・・・おや?マリー様もお食べになっていない」


マリー「・・・」


マリーは悲しそうな表情で食事を眺めていた!


音速マン「やっぱり、お前もこんな最低な飯に飽き飽きしたか!」


シェフ「食材は最高級でゲスよ!!」


音速マン「マリー、食え!マリー、なぜ食わぬ!?」


するとマリーが口を開いた!


マリー「食べたいよ、とっても!辛そうで辛くない少しだけ辛いラー油があればね!」


音速マン「なんだよ、辛そうで辛くない少しだけ辛いラー油って?」


それを聞いたラムカルは、音速マンに優しく説明した!


ラムカル「辛そうで辛くない少しだけ辛いラー油とは、桃屋で発売されたすごい食べ物らしいです。モモラーとも呼ばれているようです」


音速マン「なに?モララー??」


ラムカル「モモラーですよ!・・・確かに似てないこともないけど」


音速マン「ふむ、モモラーか。マリーはそのモモラーが欲しいんだな?」


マリー「うん。食べたいんだけど、そこらのお店には売ってないの!」


音速マン「オーストリアにモモラーとやらはないのか。嘆かわしいことだ。ならば、イタリアやドイツに行けば・・・」


ガルドレ「モモラーはオーストリアに売っていなければ、イタリアやドイツ、おそらくイギリスやアメリカでも売っていないかと・・・」


音速マン「なんでだよ!?」


ラムカル「モモラーは・・・ヨーロッパにはありません!」


音速マン「嘘だあぁぁぁっ!!だったらどこに売ってるんだよ!?」


ラムカル「日本に売ってるみたいです。ですけど、品薄らしいです」


音速マン「我が音速のごとき速さでも買えないのか?」


ラムカル「運要素がいりますね」


ガルドレ「通販使って買えば?」


ラムカル「馬鹿だな。通販でも品薄だっていうのに。ちなみにオークションで三倍の値段で出品されているらしい」


音速マン「めんどくさいから買いに行くよ」


ラムカル「お待ちください!ちょっくら闇江に連絡するから!」


ラムカルはそういうと、闇江に電話した!


闇江「もしもし?あっ、ラムカル??元気だった?」


ラムカル「私はいつも元気さ。好きな人が近くにいてくれさえいれば・・・」


闇江「いいな〜、ラムカルは好きな人と一緒に仕事できて!」


なんと二人は長電話しだした!


ガルドレ「なぁ、早く本題に入ったら?」


ラムカル「嫌だっ!」


音速マン「だったら俺さっさと日本へ向かうよ」


ラムカル「ダメです!」


音速マン「てんめぇーーー!!王に逆らおうってんなら、打ち首にすんぞ!?軽くても解雇だぞ??」


ラムカル「ならば、ガルドレも一緒に打ち首にしてください。私はガルドレがいなくなったら死んだも当然ですから!」


ガルドレ「死のうとするな。生きろ!」


ラムカル「ガルドレ・・・。私が間違っていた。ごめん!」


ラムカルはそういうと、優しくガルドレの唇に接吻した!


音速マン「ああ・・・。お前らがイチャイチャしている間にも、モモラーが一つ二つと・・・!!」


マリー「むぐぅ、お腹減って死にそう・・・」


シェフ「・・・ホジホジ(鼻ほじり」


そんなこんなで三時間が経過したころ、ついにラムカルは本題に入った!


ラムカル「ところで、モモラー知ってる?」


闇江「ああ、辛そうで辛くない少しだけ辛いラー油でしょ?確か、ごま神社で取り扱ってるって後輩のリンネが言ってたわ!」


ラムカル「今、購入できる?」


闇江「分からないけど、多分置いてあるはずよ!不景気で観光客とかが少なければね!」


ラムカル「わかった!」


ラムカルはそういうと、電話を切った!


ラムカル「ごま神社に売っているらしいです!」


音速マン「ごま神社に売ってんのか!ってか、そんなショボい結果を出すまでに三時間も費やすなんて、ユトリーだな!大体、結果を待たずに日本へ行ってれば真っ先にごま神社寄ってたわ!!」


音速マンはキレぎみにそういうと、駿足で日本に着いた!


音速マン「日本、妙に遠い国なんだけど、近所のヨーロッパだと早く着いちゃうしな〜」


音速マンはそう言いながらごま神社へ赴いた!


ごま「おっ、音速マンか!参拝しに来たのか?巫女を嫌らしい眼で見に来たのか?金を貢ぎに来たのか?モモラー買いに来たのか?」


音速マン「モモラー買いに来た!」


ごま「あいわかった。ちなみにうちではグラム数で売ってるんだ!」


音速マン「そうか。で、いくらだ?」


ごま「1グラム100円!ちなみに一瓶110グラムで15000円だから、バラ売りで買ったほうが安いよ」


音速マン「高っ!そんなに高い食べ物なのか?」


ごま「いや、通常価格・一瓶で340円くらい。15000円ってのは僕が勝手につけた値段」


音速マン「なんでそんなにぼったくるんだよ!?」


ごま「入手困難だからこんな値段でしか出せないんだ。それを聞いて他の土産を買っていく客は数知れず・・・」


音速マン「他の土産って!?」


ごま「ミラクルフルーツ・100円、ドクターフィッシュ・300円、鮎の煮干し・500円、せかいじゅの葉・1000円、タガメ・1800円、和紙製の幣・3000円、ゴセイグレート・4700円。その他いろいろあるが、1番高い土産は辛そうで辛くない少しだけ辛いラー油だ」


音速マン「他のはやけに安いな!」


ごま「で、ラー油・・・。買うの?買わないの?」


音速マン「買うに決まってんだろ!」


ごま「あっそう。それじゃあ、早く金くれよ!!ユーロでも何でもいいからさ!」


音速マン「やべぇ、財布忘れた!」


ごま「なんだよ、それ!?」


音速マン「出世払いじゃダメか!?」


ごま「お前、それ以上出世できるのか!?」


音速マン「わかったよ!今から祖国へ戻って財布持ってくらぁ!」


音速マンはそういうと、疾風のごとき速さで帰って行った!一方、中国では恐ろしいものが復活していた!


始皇帝「ふぅ・・・。朕の国があまりにも腐りまくったから復活してしまった。復活したついでに、生きている時に達成できなかった不老不死になる夢を実現するか。前にも復活したが、やけにきらびやかに光って飛びまくる奴らに倒されたし・・・。あれは項羽がダメだったんだろうな。と、なれば今度はあいつを復活させてみるか・・・」


長い眠りから覚めた始皇帝は日本へと飛んで行った。そんなことも知らず、音速マンは財布を探していた!


音速マン「あれぇ?どこにもないな、自分の財布・・・」


ラムカル「なんで出世払いを理由にもらってこなかったんですか?」


音速マン「国王よりも位が高い役職なんてあるか?・・・そうだ、お前の財布よこせ!」


ラムカル「嫌です!」


音速マン「そういわずによこせ!!」


音速マンは凄まじい速さでラムカルのポケットから財布をひったくった!


ラムカル「いやぁぁっ!返してえぇっ!!」


音速マン「男装の麗人も、女の子らしい可愛い財布を持ってるんだな!」


音速マンは笑いを堪えつつ、日本へと向かった!


音速マン「よっ!財布持ってきたぞ!」


ごま「財布持ってきたのか。でも遅かったな!さっき来た110人もの観光客達が1グラムずつ買っていってしまったよ」


音速マン「なんだよそれ!よくよくプロテクトスーツのポケットを探っていたら、100コロン入ってた!」


ごま「日本円でいくらだよ、コロン!?」


音速マン「そんなの俺は知らないね!仕方ないから他の土産を買うよ」


ごま「何を買うんだ?」


音速マン「ゴセイグレート」


ごま「お前んとこ、一人娘じゃなかったっけ?」


音速マン「マリーに買うわけではない。ガルドレに買ってやるんだ」


ごま「あれならフロムやデスも持ってるから恥ずかしくないよ」


音速マン「そんじゃあ、自分の分も買う!」


ごま「二体お買い上げ、まいどあり!他にも何か買うものないかい?」


音速マン「それじゃあ、その太歳っていうブヨブヨした奴を買うよ」


ごま「太歳か!音速マン、お目が高い!別にオメガの時計が高いと言っている訳じゃないからね!!」


音速マン「分かってるよ、それくらい!で、太歳の何がいいんだ?」


ごま「太歳ってのはな、不老不死になれると言われる伝説の超アイテムなんだよ!」


音速マン「そんなにすごいのか!?」


ごま「でも、不老不死の薬を作るには錬金釡が必要だから、普段は珍味として食用にする。生で食べるのがいいから刺身こんにゃくならぬ刺身太歳として食べるのが通。キノコみたいなものもあれば、ゼラチンみたいなものもある。あと、地面にたたき付けると地震が発生する」


音速マン「それじゃあ、太歳ください!」


ごま「はいよ!太歳、100グラム9000円ね!」


音速マン「ぶっ!高いわ!!」


ごま「フォアグラやキャビアよりは絶対に安い」


音速マン「ならば、一個丸ごと買ってやる。いくらだ!?」


ごま「仕方ないな、超特別サービスで一個丸ごと9000円!」


音速マン「おおっ、ありがとうな!」


音速マンはごまちゃんから太歳を手渡された!が、しかし!!突然、意味不明なおっさんが太歳をぶん取った!


音速マン「なっ・・・!?」


劉邦「不老不死のアイテム・太歳はもらったぁ!」


音速マン「お前は・・・誰だっけ?」


劉邦「私は劉邦だよ!項羽よりはまだマシなほうだよ!ちなみに初代の中華陛下が私を蘇らせてくれたのだ!」


劉邦が説明していると、全身から邪悪なオーラを放つ、背中からギラティナみたいな触手が生えたじいさんが現れた!


始皇帝「朕は中国の始皇帝だ!!太歳は朕がもらったぞ!」


ごま「おい、それはタダじゃないんだ!金払え!!」


始皇帝「ガハハ!出世払いだ!!」


音速マン「そうだ!皇帝になるという言い訳があったんだ!!」


ごま「始皇帝!お前、それ以上出世できんのかよ!?」


始皇帝「もちろん出世できるわ!不老不死になって神になるのだ!!」


ごま「てんめぇーーー!!」


ごまは顔に似合わないセリフを言うと、変幻神化で太陽神・ゴマーフと化した!!


ゴマーフ「不老不死になったくらいで神になれると思っているのか!?」


始皇帝「ぬっ!?お前が太陽神だったのか!ならば、貴様を倒して太陽神に成り代わり、エルフ族の娘とハーレムを築いてやる!!!」


ゴマーフ「なん・・・だと・・・?」


ゴマーフは始皇帝に殴り掛かった!すると始皇帝は片手でゴマーフのパンチを防いだ!


始皇帝「まぁ、そんなに邪険になるな!」


ゴマーフ「貴様・・・!って、お前本当に50歳で死んだのか!?爺にしか見えないぞ!!!」


始皇帝「わし、セクシーじゃろ?」


音速マン「俺から言わせると、50代から60代。あるいは70代から80代かな?」


始皇帝「貴様、46歳の分際で!!」


劉邦「陛下、早く太歳をお食べ下さい!なんだか、私の体温のせいか、熔けかかってますよ!?」


始皇帝「ドアホウ!ならば地面に置いておけばよいではないか!」


劉邦「ああ!最初からそうすればよかったんですね!食べたくなったら水で洗えばいいし」


劉邦はそういうと、太歳をポイと地面へ放り投げた!すると地震が発生した!


始皇帝「な、なんだ!!??」


劉邦「放り投げた太歳が消えてなくなった!?」


あわてた始皇帝は太歳が落ちた場所をくまなく調べた!しかし、太歳はなかった!!


始皇帝「くっ、こうなったら太歳をまた買うしかない!おい、太歳くれ!!」


ゴマーフ「すまねぇが、太歳は一日に一個しか出荷しねぇ!」


始皇帝「おい、劉邦!!何が項羽よりはマシだよ!?全然ダメじゃないか!」


音速マン「まさか、項羽よりマシって・・・。項羽よりステータスが低い→項羽より倒しやすい→項羽よりマシってことか!?」


始皇帝「お前、項羽はともかく、虞美人よりもヘボじゃないか!!」


劉邦「なにぃ!?虞美人など、ドッナルドッ♪じゃないですか!」


ドナルド「ドナルドは嬉しくなると、ついつい殺っちゃうんだ☆ドナルドマジーック!!」


劉邦は消滅した!


音速マン「一体、何があったんだ!?」


ゴマーフ「敵が減った。それだけのことだ」


音速マン「それにしてもどうしようもない努亜邦だった・・・」


始皇帝「太歳がないなら、モモラーをよこせ!」


それを聞いた音速マンが食いついた!


音速マン「モモラーは渡さん!モモラーは娘のものだ!!」


ゴマーフ「みんなのものだよ!」


音速マン「と、とりあえずお前の物ではない!」


始皇帝「渡さぬと言うのなら、この神社を吹き飛ばしてやる!!」


始皇帝はそういうと、ギラティナの触手みたいなやつで襲ってきた!


ゴマーフ「汚ねぇ触手で神聖な神社に触んじゃねぇ!!」


ゴマーフは始皇帝の触手を掴んで、地平線の彼方まで吹き飛ばした!


始皇帝「アアーーン!」


ごま「敵は去った。だから、これを持って行け!」


ごまちゃんはそういうと、モモラーを音速マンに手渡した!


音速マン「ごまちゃん、これ・・・いいのか!?」


ごま「僕にはわかるんだよ!君の娘がモモラーを食べられずに飢えているのが。だから、超特別サービスであげるよ!」


音速マン「ごまちゃん・・・。本当にありがとう!!」


音速マンは泣きながら自分の城へ帰った!すると、驚くべき光景が眼に映った!


ラムカル「あっ、帰ってきたんですか?驚くのも無理はないでしょうね。テーブルの上にモモラーが10瓶もあるんですから」


ガルドレ「オークションに出ていたモモラーを買い占めたんですよ!もちろん音速マン様のお金で。財布がなかったのは、それの支払いをするためですよ」


マリー「パパ、モモラー多すぎて食べる気失せた」


音速マン「やっぱりガルドレを極刑、ラムカルを打ち首にすりゃよかった!!!!!」


マリー「私、もうモモラーはいらない」


ブラック星人・ガルドレ「えぇっーーー!?」


※ブラック星人の「えぇっーーー!?」とは?:スノーゴンが倒された際にブラック星人が最期に叫んだ魂の篭った疑問形ツッコミ。単なる空耳だったとも、リアルに「えぇっーーー!?」だったという説がある。本当は自分の星にアベックの人間を連れ去って奴隷を産ませることが目的だという意味不明な思考を持つ日の丸弁当みたいな顔の宇宙人だったが、こんな形でネタキャラにされてるなんて知ったら確実に「えぇっーーー!?」と叫ぶだろうな!


マリー「大体、パパが買いにいくよりも通販で買ったほうがはるかに速かった!」


音速マン「なんなんだよ・・・!?」


ラムカル「要するに、はやとちりだから悪いんでしょ音速馬鹿!」


音速マン「そんな・・・。俺は・・・娘のために・・・!」



シェフ「ゲースゲスゲス!(笑」


このあと、音速マンが泣きながら鬱になったのは言うまでもない。

なぜ始皇帝がモモラーを知っていたかは聞かないで!ちなみに、ラムカルとガルドレの元ネタは言わなくてもわかるよね?実在する調味料を題材にしてしまうとは・・・。でも、本当に旨いぞ!辛そうで辛くない少しだけ辛いラー油!!

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