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真・クリミア戦争〜学習合宿・最終日〜

今さら最終章+笑劇のオチ

ついに真・クリミア戦争の幕はあがった!オメガは祝杯をあげた!


オメガ「ついに来た・・・。妖魔を殲滅する日が!ふふふ・・・ふはははは!!ぐわぁっはっはっは!!!」


フォーミュラー「・・・」


オメガ「なんだ?うれしくないのか??」


フォーミュラー「お父さん、怖い・・・。いつもの優しいお父さんじゃない」


オメガ「そうか・・・。それは悪かった。ちょっと来なさい」


フォーミュラーは言われた通りにオメガに近寄った。すると、オメガは飲んでいたドンペリをフォーミュラーの頭にかけた!


フォーミュラー「!?」


オメガ「貴様、幼いくせに興が過ぎるわ・・・」


フォーミュラー「う・・・うう(泣」


オメガの凶行を目の当たりにしたデルタは娘をかばった!


デルタ「あなた!娘にあたるのはやめて!」


オメガ「デルタ、愛妻とて今回は譲れない!」


オメガはそういうと、ショットガンを取り出した!


オメガ「馬鹿母娘が!勝手な真似は許さん・・・。次は酒ではなく、脳天から吹き出す己が血を浴びることになるぞ・・・?」


オメガは二人を脅すと、さっさと戦場へ行ってしまった!


フォーミュラー「う゛わ゛ぁぁぁん!!ごわいよ〜〜〜!!(大泣」


デルタ「今のお父さんは情緒不安定だけど、時間が経てば大丈夫よ!」


オメガがいなくなったあと、デスがやって来た!


デス「ごめん母さん。父さんが怖くてどうすることも出来なかった・・・」


デルタ「心配しなくて大丈夫よ。」


デス「でも、今の父さんは邪魔する者はたとえ幼女でも屠る勢いだよ。それほどまで憎しみが凄まじいということかな?」


オメガの家族は父親の変わりように戸惑いを隠せなかった・・・。その頃、ラグリアスの方ではEU勢が集まっていた。


そして、ラグリアスはダークラが死んだことを皆に伝えた。


アーサー「ダークラ・・・死んだか」


ルービック「魔王が死ねば世界は平和になる・・・。しかし、王を失った魔界の住人は路頭に迷うのでは・・・?」


ラグリアス「私がダークラを殺害したのは事実。オメガに恨まれても仕方ない。しかし・・・。今のオメガは復讐のためなら手段を選ばない男と化している。だが、私はオメガに負けるわけにはいかないんだ。妖魔皇帝である私が死ねば妖魔までもが路頭に迷う。そうすれば奴らは本来の生活・・・人間を食い殺す生活に戻ってしまうだろう」


ゼイロン「・・・(空気」


アクア「ということは・・・私の父も?」


ゼブラス「全ての妖魔が人を喰うようになるわけではない」


レイザン「我ら一族、人間の作り出したデータを食べて知能や肉体を向上させてきた。ただし、それは怪物型のみの特権だが」


アクア「怪物型?私の一族って何かの秘密があるんですか?」


レイザン「配偶者が怪物型ならば我らみたいな者が生まれる。つまり、お前でも白黒の赤ちゃんを産めるかもしれないということだ!」


アクア「え・・・?」


レイザン「配偶者が人間型の場合、人間型が生まれる。ゼブラスがいい例だ」


ゼブラス「まぁ、妻が人間型だったからお前らも人間みたいな姿なんだろうな・・・」


アクア「なんだかよく分からないわね」


ダーク・エンペラー「俺の子孫はディスティニーとかダークラなんだぞ」


音速マン「だったら、オメガ勢行けよ!」


ダーク・エンペラー「いや・・・。一族のケジメは一族の祖がつけねばならないと思ってな」


赤マント「そんなんどうでもいい」


ダーク・エンペラー「〔心の声:どうでもいいって・・・〕」


音速マン「それより、パウルはどうするんだ?」


ラグリアス「パウル・・・?パクトのことか?」


ピザマン「なんだそいつは?まさか、新種・・・?」


ヘルシング・マン「だるいから帰っていいか?」


ラグリアス「待てよ!オメガを倒さないとまずいんだ!奴をほったらかしにしたらマイナスエネルギーが無限に湧き出て地球を腐らせてしまう!」


それを聞いたEU勢は驚いた!


ゼイロン「嘘だろ!?」


アーサー「それは・・・初耳なんだが」


ルービック「何とかしないとマズイよね?」


ダーク・エンペラー「そうだな〜」


ヘルオオカミ「くぅ〜ん」


バナン「とりあえず、どうやって攻めます?」


ラグリアス「イギリスとノルウェーから敵が攻めてくるはずだ。だからオランダ・ベルギー勢はイギリスと戦え。ドイツ勢はノルウェーと戦え」


ゼブラス「ヘルクライム78柱のモラルとやらはイタリアのシラクサ出身らしいです。もしかすると、そこから襲撃という可能性もあります」


ラグリアス「ならば、イタリア勢はシラクサを攻めよ」


こうしてラグリアス軍は配置に着いた。すると案の定、敵がやって来た!


ギゼン「やはりいたか!EU勢!!」


アーサー「くるがいい、小娘」


アクイ「さぁ、こいよ!そこの姉ちゃん!!」


ルービック「ばか!お兄さんだ!!」


アクイ「お姉ちゃんなのにお兄さん??どういうことなの!?」


アクイは混乱した!


ギゼン「くっ・・・。アクイはニューハーフを知らなすぎたんだ!」


すると、ギゼンの目の前にアクアが現れた!


アクア「私たち、もう敵同士なんだね・・・」


ギゼン「そうだが、お前の情けなどいらん。正々堂々とむかってこい!」


するとアクアは水球の構えをとった!しかし、水球はナザランの力によってあっという間になくなった!


ナザラン「あなた、水の名前を持つくせに水の使い方がまるでなってないわ!」


アクア「知らない人・・・。一体何者!?」


その頃、ドイツには破壊王率いる海賊軍団が襲来していた!


子分「酒に合うソーセージがないなら、命頂くしかないな!」


赤マント「くっ、攻撃力が高い魔法使いなど・・・聞いたことがない!」


破壊王「魔法使いが攻撃力高くて悪いかよ?」


いやし姫「あの人ハゲだ!ハーゲハーゲ!」


赤マント「なんだよ、あの馬鹿娘は!?」


そんなことをしていると、巨大なおっさんが立ち塞がった!


デイン「こちらも負けるわけにはいきません。懸賞金欲しいですから」


デインはそういうと、巨大な剣を振りかざした!


赤マント「うわぁ!やめろ!!」


一方、シラクサでも激しい戦いが繰り広げられていた!モラルは戦艦日輪に取り付けられた反射鏡で敵を攻撃していた!


イタリア兵「うわぁぁ!!鏡に反射した光に焼かれる!」


モラル「太陽光という触ることのできぬ力によって、己が存在を忘却するがよいわ!」


ピザマン「おめぇ、ちょっとやり過ぎだぞ!」


モラル「ダークラの世は過ぎた・・・。今や我が意のままよ!」


ティボルト「無理して奴に近寄ろうものならことごとく焼かれるな・・・」


ダーク・エンペラー「ならば俺の出番だろ!いでよ!!暗黒雲!!!」


ダーク・エンペラーは暗黒雲で太陽を覆い隠した!


モラル「それで勝ったつもりか?笑止な」


モラルはナンバー31のウェザーを呼び出した!


モラル「日輪を呼び戻せ!」


ウェザー「お天気カード使えばちょろいものだ」


ウェザーはお天気カードを使って暗黒雲を消し去った!


ダーク・エンペラー「これはまずいな。おいヘルオオカミ!奴らをかみ砕け!」


しかしヘルオオカミは巨乳のバンパイアのひざ枕の上で寝てた。


ヘルオオカミ「くぅ〜ん!」


ダーク・エンペラー「こらぁ!なにバンパイアと一緒にいる!そいつらはお前の餌だろ!!ひざ枕うらやましい!!!」


ピザマン「大丈夫かよ、このエンペラーとやら」


その頃、ラグリアスは本陣にいた。


ラグリアス「奴はまっすぐここへ来るはずだ。あいつの仲間は全て当て馬にされている。やつは私を殺すためなら平気で残虐行為を行えるようになった・・・」


バナン「あなたの仲間になった者もまた・・・当て馬ですか」


ラグリアス「いや、当て馬にはせんさ。だが・・・」


バナン「ってか、今までのいきさつを覚えていますか?」


ラグリアス「・・・」


バナン「あなたがダークラを殺害したからこうなったんですよ」ラグリアス「とりあえず、オメガはまだか?」


すると、いきなりオメガがやって来た!


オメガ「私の望むもの・・・。貴様の切り身だ」


ラグリアス「唐突すぎるだろ!!」


オメガ「私は貴様に殺されたのだ・・・。ダークラ様と一緒にな!!!」


ラグリアス「お前は生きてるだろーが!」


オメガ「うるさい!貴様を殺してやる!!!」


オメガはそういうと、ラグリアスに切り掛かった!ラグリアスはすかさずせき止めた!


ラグリアス「オメガ!ダークラが死んだくらいでなぜキレる?魔王が死んでハッピーエンドだろ?」


オメガ「貴様は何もわかっちゃいない・・・!ダークラ様が培ってきた妖怪と人間の共存の夢をぶち壊したんだ!!!」


ラグリアス「簡単に死ぬほうが悪いんだろ。本音を言わせてもらうと、これからは妖魔の世が栄え・・・魔界は廃れるだろうね」


オメガ「・・・貴様はそういう奴だったのか。他の種族の行き先を踏みにじってでも妖魔安泰を願う存在だったというわけか・・・。ならば、私が貴様を殺して・・・魔界を守ってやる!!!」


ラグリアス「私も負ける訳にはいかん。私が死ねば凶暴化する妖魔が出てもおかしくないからな・・・」


ラグリアスはそういうと、オメガの右腕を殴り斬った!


オメガ「・・・?」


ラグリアス「なにボーッとしている。私が憎ければかかってこい!!」


ラグリアスはオメガの首元を狙った!オメガは全く動こうとしない!!ラグリアスは勝てると確信した!!!しかし!?


ザシュズバッグヂャ・・・


不可解な音がしたと同時にラグリアスは動きをとめた・・・。


ラグリアス「・・・ん?」


なんと、ラグリアスの腹部に巨大な鉄片が突き刺さっていた!


ラグリアス「な、なんじゃこりゃあ!?」


バナン「オメガが・・・オメガが指先から鉄片を放ったのだ!」


ラグリアス「なん・・・だと・・・??」


オメガ「知らなかったようだな。私のハンドブレードは体内の鉄を精製して手のひらから突き出していたのだ。だから鉄を弾丸のように連射することも可能。全身から放つことも・・・だ」


ラグリアス「てめぇ・・・!」


ラグリアスは体から鉄片を引き抜いた!そしてそれをオメガに向かって投げつけた!


オメガ「そんなもの・・・当たると思ったか?」


オメガはそういうと凄まじい速さで鉄片を叩き落とした!しかも失ったはずの右腕で・・・。


ラグリアス「何と言う再生能力だ・・・。こうなったら粉々に粉砕するしかねぇ!!」


ラグリアスは最大エネルギーキャノンを放った!


ラグリアス「これで!最後だーーー!!!」


オメガはラグリアスのエネルギーキャノンをまともに喰らった!


ラグリアス「ふっ・・・。所詮は・・・誰かの後を追わねば生きていけない存在であったな・・・」


しかし、土煙がおさまるとオメガが何食わぬ顔で立っていた!


オメガ「貴様、それが本気というわけではないだろうな!?」


オメガはそういうと、容赦なく攻撃を仕掛けてきた!


オメガ「ドは・・・毒で腐らせるのド・・・」


オメガは猛毒の針をラグリアスに刺しまくった!


ラグリアス「うげぉ!?」


オメガ「レは・・・連続斬りのレ・・・」


今度は剣でラグリアスを斬りまくった!


ラグリアス「うごっ、がっ、ぐはっ!!!」


オメガ「ミは・・・皆殺しのミ・・・!!!」


オメガはそういうと、広範囲に渡って闇の槍を降らせた!


バナン「ぐわぁぁっ!!」


ラグリアス「ば・・・バナン!」


オメガ「ファは・・・ファイナルエンドのファ・・・!!!」


オメガは地面から邪悪な黒い手を呼び出して生き物を惨殺しまくった!


ラグリアス「やめろ!・・・やめてくれ!!!(半泣き」


オメガ「ソは・・・即死のソ・・・!!」


オメガはそういうと、マスターデスを死にかけていたバナンに浴びせた!


バナン「げわぁぁぁぁっ!!!」


バナンは塵と化した!


ラグリアス「私は・・・取り返しのつかぬ事をしてしまったのか・・・!?」


オメガ「ラは・・・羅刹のラ・・・!!」


オメガは羅刹斬りを放った!羅刹斬りはラグリアスの肩からヘソの辺りまで深々と切り裂いた!


ラグリアス「貴様の中に渦巻いているのは、復讐心を超えた純粋な狂気だ・・・!」


オメガ「シは・・・屍のシだ!!」


オメガはそう叫ぶと、自分の家族を呼び出した!


デルタ「あ・・・あなた・・・。どうしたの?」


オメガは沈黙したまま家族三人を切り裂いた!


デス「え・・・?」


フォーミュラー「パ・・・パ・・・」


デルタ「ひどいわ・・・あなた・・・」


三人は地面に倒れ込むと、ピクリとも動かなくなってしまった・・・。


ラグリアス「オメガ・・・屍を体言するためだけに家族を・・・妻子を殺したのか!?」


オメガ「そうだ!ダークラ様を失った私に家族などいらぬ!」


ラグリアス「ほんのちょっとした冗談が・・・くだらないと思っていた物事が・・・数多くの命を奪い、傷つける闘いになるなんて!」


ラグリアスは涙ながらに震えた!


オメガ「最後のドは・・・慟哭する貴様の情けない姿を見て嘲笑するの・・・ドだ」


すると、ラグリアスは物凄い形相でオメガに向かった!


ラグリアス「オメガ!許さねぇーーー!!!」


ラグリアスはそう叫ぶと、オメガの左半身を吹き飛ばした!


オメガ「なん・・・だと・・・!?」


ラグリアス「てめぇは変わっちまった!!死んだ者の遺志を継いで生きることを否定するために復讐にかられた貴様は・・・ただの狂人と成り果てちまった!!!」


ラグリアスはオメガの右脚を吹き飛ばした!!


オメガ「ぐっ・・・!まさか、これが・・・ラグリアスの・・・妖魔本来の力か!?」


ラグリアス「てめぇはこの世にいちゃならねぇんだーーー!!!」


ラグリアスは力の限り叫び、オメガの腹部を容赦なく突き刺した!


オメガ「ぬぐぁっ・・・!!」


ラグリアス「貴様は・・・なぜ・・・なぜ・・・復讐鬼に変わったんだ」


オメガ「私は、ダークラ様の創る世の末を見てみたかった・・・。あの方は魔界と下界の者が手を取り合って一緒に生きる世を創った偉人だった・・・。私はあの方に到底及ばぬ存在だった・・・。だから、私はあの方のために生きてきた。あの人がいない世など認めたくなかった・・・。だから私は自分でも制御できないほどまでに暴走してしまった・・・」


ラグリアス「私はお前とは違って妖魔の頂点に立つ皇帝だ。家臣は私のために一生懸命に働いてくれている。私はそれを嬉しく思う。だが、私がいなくなった後に無駄な争いが起きたら・・・私は悲しく思う」


オメガ「そうか・・・。きっとダークラ様も悲しんで・・・」


ラグリアス「だから死んだ後、ダークラや家族にわびてこい。魔界の住民は私が出来る限り守ってやる」


オメガ「それはすまない。・・・だが、最後に私の話を聞いてくれ」


ラグリアス「ああ、聞くよ!どんな話だ?」


するとオメガは懐からペンダントを取り出した!


オメガ「これは魔界の者から慕われている者だけが貰える証だ。私にこれを持つ資格はない・・・。お前が持っていてくれ」


ラグリアス「ああ!お前の形見、確かに受けとった!」


オメガはそれを聞くと、満足したかのように息を引き取った!


ラグリアス「オメガ・・・」


すると、オメガが死ぬのを待っていたかのようにモラルがやって来た!


モラル「オメガは死んだか・・・。当然の結果だな」


ラグリアス「てめぇ!?どういうことだ!!」


モラル「笑ってはいけない学習合宿というのは我がプロデュースした企画。そしてドッキリよ」


ラグリアス「ドッキリだと!?」


モラル「そうだ!ダークラは死んでいない!!死んだというのはダークラの演技だ!」


ラグリアス「なんだって!?」


モラル「ダークラを殺されたオメガが復讐のためにラグリアスと死闘を繰り広げているところをダークラがネタばらしするというのが本来の目的だったのだ!」


ラグリアス「じゃ、じゃあ・・・。オメガ・・・オメガは・・・!?」


モラル「貴様は我の計略にまんまとはまり、手加減せずにオメガを殺した。・・・見事よ」


それを聞いたラグリアスは怒りに身を任せてモラルに切り掛かった!


ラグリアス「モラル、貴様を殺してやるーーー!!!」


ラグリアスの攻撃を、モラルは涼しい顔をしながらかわした!


モラル「ついに、妖魔としての本質を現したか・・・。醜い妖魔の頂点に立つ、もっとも汚れた者よ」


ラグリアスはがむしゃらに切り掛かったが、モラルはことごとくその攻撃を防いだ!


ラグリアス「貴様を殺して、オメガの墓にそなえる!でなきゃ、オメガ一家は報われねえ!!!」


モラル「物事の真偽をろくに理解せず、殺しあいを始めたのは貴様らのほうであろう・・・」


ラグリアス「ちくしょーーー!!!憎い奴は手当たり次第に殺してやるーーー!!!」


モラル「とうとう無差別殺戮に目覚めたか・・・。やはり、妖魔は妖魔。人にはなれんということだ・・・」


二人の会話を聞いていたアザミは憤慨した!


アザミ「ひどい!あの人ったらラグリアスとオメガの仲を踏みにじるなんて!こうなったら、ダークラさんに言いつけよう」


そういいながらアザミが振り返ると、なんとダークラが立っていた!


ダークラ?「生の世・・・か?」


よくみると、普段のダークラとは様子が違っていた。いつもは軽装なのだが、今いるダークラは重装備であった。さらに、軽くなるはずの空気がいつもより重々しかった。


アザミ「〔心の声:いつものダークラさんとは少し違う・・・。調子に乗って暴れ回ったから怒ってるのか?〕」


ダークラ?「貴様、なにジロジロと見ている?」


アザミ「あ・・・ああ、すいません!実は私の旦那がダークラさんにご迷惑をおかけして・・・」


ダークラ?「ダークラ・・・人間・・・。それはなんぞ?」


アザミ「いや、その・・・」


アザミは薄々感づいていた・・・目の前にいるダークラがダークラでないことに!


アザミ「〔心の声:きっと目の前にいるダークラさんはダークラさんの形をした“何か”に違いない!ただでさえおかしいダークラさんがここまでおかしいはずがないもの!早く夫に知らせないと!!〕」


アザミはそう考えると、モラルの前に立ちはだかった!


アザミ「ねぇ!ここから離れようよ!!」


モラル「邪魔だ、どけ」


ラグリアス「見たいのか?夫が切り刻まれる様を・・・」


アザミ「そうじゃないの!ダークラさんみたいな奴が・・・ここにくるの!!」


モラル「くっ、ダークラめ・・・」


ラグリアス「ダークラ・・・」


そんなことをしていると、ダークラ?が音もたてずに現れた!


ダークラ?「光・・・太陽があるのか?」


アザミ「ひいぃぃぃぃ!!」


モラル「ダークラ!貴様ぁ!!」


モラルはダークラ?歩み寄った!


モラル「なぜノコノコと現れた!?」


ダークラ?「貴様・・・日輪か・・・?」


モラル「ダークラ、何を言っている?」


モラルがそういった瞬間、ダークラ?はモラルを押し倒した!モラルは300メートル先まで吹き飛ばした!


アザミ「ええーっ!?」


アザミは驚愕しつつも、モラルの助けに向かった!一方ラグリアスはあまりの出来事に驚きを隠せなかった!


ラグリアス「ダークラ、ダークラなのか?なぜこんな馬鹿な企画にのったんだ!?」


ダークラ?「・・・知らんな」


ラグリアス「まさか・・・本当にダークラじゃないのか!?」


その頃、アザミはモラルを救出していた。モラルの体はさっきの衝撃で地面にめり込んでいた!


モラル「我をここまで翻弄するとは・・・」


アザミ「あなたが馬鹿な企画で人の心を踏みにじったから・・・。ダークラさんはあんなに怖い化け物に・・・」


モラル「我に恐怖を与えられる者は我のみ。我以外に恐怖を与えられる者は日輪のみよ」


アザミ「あなた、私の尻に敷かれておきながら・・・」


モラル「・・・」


一方、リヴァイアサンにさらわれた英次郎とガイロスはとある小島に連れてこられた。


英次郎「おい、どこだよここは!?」


リヴァイアサン「ここにはお前と同じ存在がやってくる。今日はちょうどそいつがやってくる日だ」


ガイロス「ところでこのムベンガを見てくれ。こいつをどう思う?」


リヴァイアサン「すごく・・・うまそうです」


英次郎「そいつも日本の川で採れたのか?」


ガイロス「コンゴで採れる。こいつが日本で採れる日が来るまで・・・わしは生きられるだろうか?」


リヴァイアサン「大丈夫だ、問題ない」


英次郎「まさか、リヴァイアサンがあのネタを披露する日がこようとは・・・」


なんだかんだ言っていると、謎の男が蜃気楼のように現れた!


?????「きさまら、なぜこんなところにいる・・・?」


英次郎「この奇妙な色の鰻に連れてこられたんだよ!」


?????「お前は・・・私と同じ存在が?」


英次郎「だからなんなんだよ!?俺とお前が同じ存在だって?」


?????「私には前世がいる。お前にもいるだろう。“生きている前世”が・・・」


英次郎「いるにはいる。お前にもいるのか?」


?????「私の前世は日本にいる。西の地にか興味がないらしい」


英次郎「西の地?」


?????「西の地には前世が求めている何かがある。私はその遺志を継ぐために生まれてきた。前世の体の傷もな」


彼はそういうと、右肩についた古傷を見せ付けてきた。その傷は深く、なにかで斬られたような傷だった。


?????「私の前世の命は長くはない。1940年に生まれたらしいからな・・・」


ガイロス「わしよりは年下じゃな」


?????「私が生まれたキッカケ・・・。前世が“人の情けがわかるような生き物”でなくなった時、“妖怪のような生命力”を手に入れ、私を生み出した・・・」


英次郎「何がなんだかわからない。お前と俺の共通点が理解できない」


?????「我らは、前世の遺志を継ぐために生まれてきた“魔人分離体”だ」


英次郎「魔人・・・分離?」



?????「魔人分離とは何らかの想いなどが最高潮に達した時、別の存在として生み出されることをいう」


英次郎「確か俺も前世・ディスティニーが死んだ時、とある女の導きによって生まれ変わった。お前が言っていたのはそれか?」


?????「そうだな。だが、一つだけ違いがある。私は人間から生じた悪魔だが、お前は悪魔から生じた人間だということだ。悪魔から人が生じたなんて聞いたことがないんだがな・・・」


?????はひととおり会話をすると、またもや蜃気楼のように消えはじめた!


英次郎「お前、名前は何て言うんだよ?」


?????「私はネームゼロ。本当の名前は忘れた。しかし、前世の名前は若干だが覚えている。たしかハタなんとかだったよ・・・」


ネームゼロはそういうと、消えてなくなった!


英次郎「ネームゼロ・・・。俺と同じように生まれた男・・・」


ガイロス「また会えるかの?」


リヴァイアサン「次に会う時は・・・敵だろうな」


こうして英次郎とガイロスはリヴァイアサンによって再び海をさ迷うことに。


英次郎「急げよ!戦いが終わる前に!」


リヴァイアサン「そういわれても、どこへ行けばいいんだかわからねえ」


いっぽう、ダークラ達はラグリアスの元へと向かっていた!


未幸「なんだか・・・。重々しい空気が漂っているような?」


ダークラ「そうかな?」


フェルゼン「(心の声:貴族やるの疲れたな〜。明日辞めよそうしよ)」


しばらく歩いていると、オメガ一家の屍が!


ダークラ「ラグリアスめ、まさか妻子にまで手を出すとは思わなかったな・・・」


そんなことを言っていると、ラグリアスがいきなり現れた!


ラグリアス「ちょうどいいところに来たな、ダークラ!ちょっとダークラの話を聞いてやってくれよ」


ダークラ「お前・・・。何を言っている!?」


見ると、前方に自分にそっくりな人がいた!


ダークラ?「過ぎ去りし時のダークラ・・・か」


ダークラ「なんなんだよ、お前!?」


ダークラ?「今の貴様ではたりぬ・・・。今の貴様では理解できない」


ダークラ「だから、何が言いたいんだよ!?」


ダークラ?「己が因縁を断ち切った時に、また現れよう。さらばだ・・・」


ダークラ?はそういうと、何処へと行ってしまった・・・。


フェルゼン「これって・・・元々は学習合宿の話だったはず。なのに、本編から一年目になろうとしているという・・・」


ダークラ「なんだかんだでグダグダした結果が謎のキャラ登場フラグだよ!」


出演者一同「え?これで終わり!?」




三時間後・・・。


リヴァイアサン「もうおしまいになってる・・・」


英次郎「結局、何がしたかったんだろう?」

こういうのは、ほったらかしにしておくと話の進展がおかしくなる。どっかの漫画家もそうだったような・・・。夏に始まった企画だったのに、終わるのがクリスマスに浮かれる時期か。クリスマス・・・クリスマス・・・。

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