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20 類と呼ばないで


 しかしホネオかぁ。

 

しまったなぁ。こうなるんだったらスラマサもスラえもんにするべきだったかな。


 そしたら私はし○かちゃんポジションで…

 

 だぁれ?ゴブ(のび)太だなんて言ったのは?



 スラマサ達にそれとなく打診してみよっか。



「ねぇスラマサ?ちょっと改名してみない?」


「改名?なんでまた?」


「いやね、ちょっと思い付いたんだけどさ、今日ホネオと知り合った訳じゃん?

で…ね、スラマサの名前をスラえもんにしたらキャラ的に揃わない?

そしたら私も…」


「「あ~、ジャ○アン!」」



 待てコラ!なんでそこ、二人ハモってジャイ○ンなのよ?

 しず○ちゃんでしょうが、どう考えても!

 

「もういいわよ!さっきの話は無し!今まで通りスラマサでいきましょ!

ところでホネオ。あなたこっちの世界に来たって事は、やっぱり向こうで死んだの?」


「そやねん。いや、めっちゃ恥ずかしねんけど、ちょっとミスってん」


「ふぅん。どんなシチュだったか聞いても?」


「聞いてもおもろない思うし話せばめっちゃ長なるけど、どうしてもいうんやったら話しよか」


「うん!」


「あんな、俺、マンションから落ちて死んでもうてん」


「短っ!めっちゃ短っ!」


「えっと、スラマサみたく突っ込んだ方がいいのかな?

因みに続きはないの?」


 なんか面倒になってきたよ。



「一応あるけど、ほんまに聞きたい?

ほな洗いざらい話そか。

まず知っといて欲しいんは、俺がこの世で一番好きな物がJKの下着やいう事やねん。

それも脱ぎたてのヤツやで。

まぁ年齢は多少前後しててもええんやけど…」


 はい~?いきなり何を言い出すんだコイツ?



「ブラもパンツも靴下も、匂いがキツければキツい程ええねん。

あの日は足からめっちゃ好みの匂いがする子を見つけて自宅マンションまで付いて行ったんやけど、エントランスロックが掛かる物件やってん。

表からは入られへんし、しゃあないから少し離れた場所からどの部屋に帰るか確認して、夜中にベランダ側の外壁登って下着貰おうとしたんやわ。」


駄目だわコイツ、ガチの変質者で犯罪者だよ。



「何とか洗濯する前のお宝を手に入れたろ思て必死こいて8階まで壁登ってんけど、あと1階いう所で足滑らしてビュー落ちてん。

で、気がついたらホネやし、見た事ない森ん中に居てるしでパニクってた訳。

後は知っての通りや。」


 インチキ関西弁、違和感半端ないわー

 まぁいいけど。


「あんたが女の敵で、とんでもなく危ないやつだって事はよく分かったわ。

ていうか、危険人物とりあえずどっか行け~!」


「いやいや、自分下着履いてないやん?

パンツも履いてない女なんか全っ然興味ないっちゅうねん!

仮にめっちゃええ匂いさせてるパンツ履いてたとしても、ええとこ頂いたパンツをクンカクンカするくらいやし!

しかも今の俺のボディ骨だけやから、抜く事もできひんやんか!」



 頭が痛くなってきた。

 だいたい「ええ匂いのパンツ」って、どんな匂いなのよ…

 そして何を抜くの?

 ただまぁ確かにホネだし、私の処女を脅かされる事もないのかな…



 それにしても周りになんて変態の多い事よ…


 嫌だわ~、類は友を呼ぶなんて言うけど、私は変態は変態でも昆虫とかの「完全変態」「不完全変態」の変態だからねっ!ふんっ!



「それでホネオ、あんたこれからどうするつもり?」


 一応聞いとくべきよね。



「そんなん決まってますやん!

お供しますよ、名前もつけて貰たし!」


 あらら、吉備団子もやってないのにお供が増えた!?




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