第四話・中編・後
また、見知らない場所だった。私が私じゃなく歩いていた。今度は見知らない長い廊下の場所で……引っ張られるように私は歩いていた
痛みも頭痛も激しく、音がずっと周囲を響かせながら周りを囃し立て意識が朦朧とする
首も痛くなり、紋様の腕に握りしめられる痛み、心臓が痛く、全身が何かを支配してこようとしてくる感覚がずっと襲ってくる
気が付けば座り込み、目の前の人形の手が私の首に手をかけようとしていた時に……
何かに引っ張られる感じがして、その方向を向くと……綺麗な少女が居て
『彼女に手を出さないで……貴女はもう終わってるのだから。もう誰にも必要とされないから』
その言葉が音として響くと目の前の人形は私の腕を引き裂いて、そのまま人形の腕が私の中へと入り込まれ……
だけど人形の腕だけ切り落として人形を遠くの方へと投げ飛ばしたのを見て、私は意識が飛んでしまった
目が覚めて気が付くと人形の腕が外れていて、近くには受け取った西洋風の人形が落ちていた
広あげようとしたら痛みが走って紋様が刻まれた腕を見ると更に広がって僅かに人間ぽい感じのしない肌質になっていた
だけどもう片方の腕は何かしらの感覚があるのかまだ大丈夫と思える感じがして触れてみると痛みが強烈に走って尻餅を着いてしまう
その時に髪が前へと垂れ下がって気が付いた。髪が白髪に染まっていて、首の違和感もあり触れてみると髪の毛が絡まるように締まっていて、引き抜こうとしても抜けなかった
そのまま、息苦しさのまま住職に携帯を取ろうとした時に酷い耳鳴りがして震える手から携帯が落ちしてまい、掛かった時には声が出せなくなり、意識が朦朧とする中でようやく出せたのが
「助けて……」
それだけだった……
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目が覚めると人形達は元に戻っていて、何も無かった。本当に何も無く携帯を手に電話歴を確認しても電話を掛けた後が無かった
夢だったのか首に触れると何が引っかかる感じがして慌てて鏡の方へと向かうと、首には絡まる髪の毛、髪の一部は白くなっていて、紋様の刻まれた腕は夢と同じような感じになっていた
そのまま、恐怖よりも夢か現実か分からなくなった瞬間に、大きな物音が部屋中響いて、震えながら音のした方へと向かうと……
人形の腕が落ちて、人形の首が床に転がっていた
そして、私を守る西洋風の子はそれを庇うように倒れていて、反対の腕が落ちていた
流石にこれは駄目とかの部類じゃなく……危険と思って携帯を手に住職に電話をした。時間が深夜帯に関わらず、住職は電話を取ってくれて話をすると来てくれる事に
今のまま向かえば危険と判断しての事だった。私は住職を待つ事をしていた。やがて来た住職は私の姿を見て少し混乱しつつも異常事態と分かってかお祓いをしてくれたが……
「やはりと言うべきか……払えませんでした……ただ、あの子が守ったのか乗っ取られかけたのを、止めてくれたので……多分、本気であの子は守ってくれたのだと思います」
「……夢で……」
私は起きた夢を話すと
「……実害のある人形ですか。お預かりした日記を調べましたら……どうやら、書く日記には人形とあの子と書き換わっていたので……恐らくですが、同じ運命を辿ろうとしてるのだと思います
ただ……日記だけでは分からなく、端折られてるような書き方なので……すみませんが、危険なので……向かいましょうか。その旅館の方へ」
私は頷いた。これが続く様なら……本気で身の危険を感じるし、流石に彼女に文句を言わないと行けなくなりそうだから
だから共に向かう事にした
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車の中で揺れる中で意識が落ちそうになる。その時に車のブレーキ音が頭の中を響いて、何かにぶつかる音と共に衝撃が走った
何が起こったのか分からない……ただ、住職の姿が見えない。見えるのは着物を着た女性が悲しげな顔をして私を見ていた。その腕の中にはあの人形が抱えられており、私は逃げようとしても……動けない
ただ着物の女性が近づいてくる。私は動けない腕が自然と手を伸ばそうとすると
「彼女に触らないで。アナタはダメ。アナタはもう人形じゃない」
その言葉が響くと意識が遠のいていった
その時に目が覚めると車が走っていて私は住職の方を見ると
「見ていましたか?」
どういう意味で言ったのか分からない……でも……
「人形に助けられたと思います……」
それだけ答えると
「家の子達が貴女を心配してます。なので、その中でも心配していた上に助ける気でいた子達を連れてきてますので……多分暫くはもつとは思います
ただ、貴女に渡した子は離脱になりましたけど……最後に守りに来たんだと思います」
あの子……暫くすると車が止まって降りると旅館に着いた。調べるのを後回しにしてしまったが……有名な旅館だった
有名な人も来る程の旅館で……
「おお方道のりで予想してしましたが……なるほど。嫌な噂は流れてましたけどそうですか」
「嫌な噂……?」
「神社の方でですよ。普通に良い旅館です。ただ……まぁ、今は言葉選びを捨てるとしたら最悪ですけどね」
住職が言う言葉じゃない気がする……
とりあずは中へと入る為に鍵を開けて中へと入るとノイズみたいな音が聞こえると楽しむ声や賑やかな声が響いて、住職の声が聞こえると荒れ果てた玄関、フロントが広がった
「影響を受けてますね……ここなら……」
遠のいていく意識……気が付くとあの場所だけど、住職が居なく、代わりに西洋風の子が私の腕に居て
「……なるほど……私が欲しい。それに……」
この子に無性に殺意を湧いてしまうのに、近くのガラスの破片で手の甲を突き刺して何とか耐えた
ただそれよりも……あの人形の記憶と思えばしっくりと来た。だから、人形を見ると居なくなっていて、横には少女が立っていた
何回か守ってくれた子なのは分かったし……今なら分かる
「私を守ろうとする人形?」
「そう。大変な者に憑かれた哀れな人の為に
あのハゲ……私を使えないと家に置いていくけど、一番使えない子を連れてくるなんて……でも、本当に肝心な時しか役に立たない子を連れてきて
本当に最悪よ」
手には見た事もないナイフの様な物を手にしていた。幻想とかフィクションとか言われればしっくり来るほどに現実離れしていて
「これ……ファンタジー?」
「馬鹿?。それよりも行くよ。ここにアレの気配は無い。ただ……何か思い出は持っていくから……今混じってる貴女なら分かると思うから探して」
そう言われて私は言われた通りに探す事にした。その時にカメラ見たいなビデオカメラが落ちていて、彼女を見ると
「……こっちの物ね。これもあの子かしら?。本当に人形の役割を分かってるけど……あの子、普通の子なのに良く私の方に干渉して来るね……」
そう言ってビデオカメラを手にしていてなおしていた。私は探していた時にアクリルが割れた人形入れを地面に落ちていたのを見つけて
「これは……?」
「弱い。ただ……これは使える」
そう言って近くに落ちていた写真を手にしていた。そこには依頼者の叔母さんと人形が映し出された写真があり、私は彼女を見ると
「写真には魂を閉じ込める役割がある。今の貴女は私のも少し混じってるのか、私の考えが分かると思うけど……」
「うん。分かるけど……何時混じったの?。と言うよりか……どうして?」
「……夢の中で貴女が腕を取り込まれた時よ。その時に私の一部を貴女に取り込ませて無理矢理引き戻しただけ。アレは人を呪う最悪の人形
私は……人を呪い殺した特級呪物の人形。もう残念だけど、貴女は呪いの人形に好かれてしまったのよ。最悪の人形同様にね
ただ、あのハゲは私に役割を与えたから呪いから反転して人を幸運にして守る役割に
だから、こうして無理矢理貴女の為にやってる訳よ」
そう言って歩き始めた。私は慌てて行こうとした時に腕を掴まれた感覚がして見ると……
「本当に最悪の場所ね」
そう言ってナイフを使って私の腕を掴んでいた物を切り落としていた
それが落ちると消えていて
「御封よ。ただ、あの子の役割として働いてるだけで制限はある。だから……今の内に行くわよ」
そう言って私の手を引っ張って走って向かった




