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おっさん不思議体験記 黒猫守護霊になる  作者: 元乃 狡六


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おっさん不思議体験記08話 統合パートその2『祠の鏡、守護霊さん、真っ黒黒い女の子』


   おっさん不思議体験記08話 統合パートその2




 主の配信部屋


 トキさんがパソコン?を見ている…


「まずいわ…配信のコメント見ると黒猫ちゃんの主さん精神を汚染され始めているわね…」


!!!


どういうことか聞こうとトキさんに近づくと…


コメ[猫ちゃんだ!黒猫ちゃんかわいい!おっさん猫ちゃん飼ってるんだ]


コメ[猫?そんなの見えない…]


コメ[俺には変わらず黒い靄が動いて見えてる]


とかそんな声がパソコン?の無機質な声?で聞こえてきたにゃ…


「黒猫ちゃん、もしかして配信に映ってる?見えないようにして、大騒ぎになるわ」


!!!


見えにゃくなれ~見えにゃくなれ~僕は首飾りの霊力器具にお願いするのにゃ…


「僕ネットに配信されちゃったにゃ?主はどうなるにゃ?」


「ネットはこのまま放置しましょ…映ったら映ったでそれはそれで面白いかも…」


トキさん…面白がっていませんか…


「主さんはまずいわね…悪霊に汚染されて…このままじゃミィの二の舞よ…


何処にいるのかしら…奥にいるのかしらね?」


「見てくるにゃ」


僕はそういうと奥の部屋に行くのにゃ、配信部屋の奥には寝るだけの小さい部屋があるのにゃ


………

………

………


 いたのにゃいたけどこれは主なのか?真っ黒い靄に包まれた黒い物体が横たわっているのにゃ…僕にはわからない…

トキさんが後から部屋に入ってきて…


「これは…ミィの時よりまずいかも…」


僕とトキさんが主の状況を見たと同時に玄関の方でドンドンと音がするのにゃ


「おぉ~赤鬼やっと見つけた…今までどこにいた?」

と青鬼さんの声がしたにゃ


「あ~青鬼かお前も現世に来たのか?お前も追放でもされたか?…今はそんなことを言ってる場合ではないな…

トキもいるんだろ?トキに合わせてくれ」


「トキ様なら奥の部屋にいます…黒猫の主もいるみたいですが…」


「あぁわかってる…悪霊だろ?トキの祠から良い物を持ってきたところだ

すまんが通してくれ」


青鬼さんとミィちゃんの声の中に…鬼さんにゃ鬼さんの声にゃ…鬼さん無事だったにゃ


「鬼さん、主が…主が真っ黒にゃ…どうしたらいいかわからないにゃ…」


僕がおろおろしていると鬼さんは何か出してこう言ったにゃ


「あぁやはり悪霊が育ってしまったか…ミィの時も小さかったが急に成長したからな…悪霊払いの道具がいると思ってトキの祠から借りてきたんだ」


そういうと鬼さんは祠で見かけた鏡を出したにゃ


「あ、それ…その鏡…祠のギミックに使ってたやつ…鬼さん良く持ってきたわね…でかしたわ」


トキさんは鏡を奪うと主に鏡を向けて鏡に霊力を流し込むように何かしたにゃ

淡い光が鏡から出ると主を包み込んでいく…


「この鏡はね、浄化の光を出すことができるの…私は神力で払うことができるけど人にあてるとどうなるかわからないから…困っていたのよね」


トキさん…神力大きすぎるんにゃ…悪霊吹き飛ばして消滅させちゃうぐらいだもんなぁ…




 浄化の光をあてられた主の様子を見ていると小さくうごめくものが現れたにゃ

何かと思ってみていると…主の守護霊さん達だったにゃ…


守護霊さん達トキさんと何か話がしたいらしく近づいてきてるにゃ


「あなたたち守護霊のわりに主さん守れなかったのね…話を聞かせなさい」

トキさんは少し声を荒げて守護霊さんたちと話を始めたにゃ

守護霊さんたちの話はこうらしいにゃ


 守護霊さんは主のおばあちゃんと実の父親らしいのにゃ

今日の朝、主がお散歩するとか言うので守護霊さん達も一緒についていったそうにゃ

気まぐれでトキさんの祠に寄ったらしいけどそこで例のまことさんの生霊に会ったらしいのにゃ

その後トキさんの祠の写真を撮っているときに守護霊さんたちは、悪霊に襲われ主を守れず吸収されてたそうなのにゃ

さらに今度は鬼さんのいる廃寺で、でかいお坊さん…つまり鬼さんと話していた時

何かの拍子に悪霊の気配が強くなり力を奪われて今に至るらしいのにゃ


「何かの拍子って何にゃ?思い浮かばないのかにゃ?例えばびっくりしたとか怖い思いをしたとか…そんなことはないのかにゃ?」


「そういえば…わしと話していた時に怖い話は苦手とか何とか…わし黒猫の主のことびっくりさせたかもしれん…」


「鬼さん僕の主と会っていたのにゃ?」


「あぁ、その時に黒猫の主の違和感に気が付いてな…例のメモを宝玉の前に置いておいたんだ」


「え?そういえば信と話していた時も怖い話が苦手とか言っていたって?守護霊さんありがと…思い出してくれて…

つまり霊体の信と鬼さんが直接主の苦手な話をしたときに悪霊が力を増したってことなのかしら?」

トキさんが守護霊さんたちと話しているにゃ


「怖い話を聞いてびびって魂にスキができたところを魂を侵食された?と思ったら良いんじゃないですかい?」

青鬼さんが話に入ってきたにゃ


「きっかけなんて些細なことなんですよ、地獄でも良くあることです…しかしそういったものは悪霊より妖怪が得意なはずなんですがね…」


妖怪と聞いてトキさんが何か思い出しているみたいにゃ…


「妖怪…もしかして妖怪のミサキ…そうか…七人ミサキ!」


「七人ミサキ、大妖怪ですね…死をつかさどる妖怪です…憑かれたものは高熱や精神を犯され死に至ると言われていますね…

しかしミサキは一ヶ所にとどまる妖怪ではありませんが…」


「妖怪か…私の結界は妖怪を想定していないわ…妖怪が悪霊を作り出しているとしたら…黒猫ちゃんの主の呪いもミサキが関係している?

ミィに悪霊がついたのも主さんから…もしかして…呪いが本体!」

そういうとトキさんは主の右足に鏡の光を当て続けたにゃ

右足がなんか不気味に動き始め静まるとなんか出てきたにゃ!


「あははははははっバレちゃった、もう少しだったのにぃ

あぁ怒られちゃうなぁマスターにぃ

まぁいっか、あーしもこれで解放されるわぁ」


黒い…とても黒い人間みたいな女の子が主の右足から出てきたにゃ…

悪霊とかと違う霊気の感じ…トキさんとも違う質の霊気…どちらかというとミィちゃんみたいな変な感じの霊気の人…


「あなた何?ミサキよね?土地神が命じるわ話なさい!」


「あはははは、何いっちゃってんの?土地神風情があたしらミサキに威張ってるんじゃないわよ!」


「逆に言ってやるわ、ミサキ風情が神に勝てるとでも思ってるの?」


「勝てるわよ、あんたみたいな小さいガキの土地神なんかに負けるほど弱くないわ!このミサキのサキさんはね!」


「今、なんて?ミサキのサキさんとか言った?何と言う短絡的な名前…あなたも苦労してるわね…おほほっ」


トキさんいつもと違うしゃべり方でなんか煽ってる感じにゃ…

そして話してる途中にトキさん僕を近くに来いと手招きしてるにゃ

僕は気付かれないようにトキさんに近づくにゃ


「苦労なんてしてねーわ、あーしはこいつに憑いて呪いかけてただけだわ!別にマスターに逆らえないわけでもねーわ

それにサキはあーしの生前の名前だ!馬鹿にするな!」


ミサキのサキが攻撃してきた…しかし直後に


「あらそっ、じゃさようなら…」


トキさんはそういうと僕を抱えサキに攻撃する…僕の首飾りの力で霊力が変換され霊糸になりサキにまとわりつく

トキさん…いつの間にか霊力結晶も使って力をパワーアップしている

サキを霊糸でぐるぐる巻きにしてさらに霊力の檻のようなものに閉じ込めた…


「な、なによこれ…出られない…動けない…あぁぁあぁぁ…」


そのまま圧縮し小さくすると「鬼さん、持ってきてるんでしょ例の物を…」というと鬼さんが出した壺の中にその圧縮したものを入れたにゃ


「小者ね…あんな単純な挑発で簡単に心乱して…周りが見えていない証拠…」


トキさんマジ強いにゃ…僕何もできなかったにゃ…


ミィちゃんと青鬼さんもトキさんの戦闘を見てポカーンとしてるにゃ


「トキ様すごい!一瞬でした…」「トキさんの力はこれほどまでとは…閻魔大王が評価するわけだ…」




「さて主さんの状態を確認しましょう…精神を病んでいなければいいけど…」


 主から出ていた黒い靄は鏡で浄化され今はなく主が貰っていた呪いもトキさんが本体ごと払ってくれた…

でも死んだように動かない…死んではいないけど…どうすればいいにゃ…




   おっさん不思議体験記08話 統合パートその2 終 つづく





あと2パートで完結です…

完結まで読んでくれるとうれしいです

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