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おっさん不思議体験記 黒猫守護霊になる  作者: 元乃 狡六


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おっさん不思議体験記07話 人外パートその4『見物、変貌、緊急事態?』


   おっさん不思議体験記07話 人外パートその4



「すっごいトゲトゲにゃ

こんなとこ歩けないにゃ…」


「黒猫…歩こうと思っていたの?見るだけじゃなく…あたしはこんな場所見るのも嫌…」


「黒猫ちゃん、この場所はかなり罪の重い人用の場所よ

歩こうだなんて思わないほうが良いわよ…」


 僕たちは今、昔の地獄を感じられる場所にきているにゃ

青鬼さんの案内で地獄の有名な場所を見せてもらっているのにゃ


トキさんはノリノリなんだけどミィちゃんは地獄見物はあまり好きじゃないみたい…


「黒猫様、ここは殺生を行った者に苦痛を与える場所でございます…殺生は一番罪が重く地獄では死ぬことがないため何度でも苦痛に耐えなければいけません

自分のおこなったことを親身に受け止めない限り苦痛が癒えることがない場所です

ただ、今この場所はあまり使われることがありません」


「青鬼さん、なんで今はあまり使われないのにゃ?」


「殺人自体減ったというのがありますが…ここに来る前に浄化されることが多いのです

軽度の罪の者は舌を引き抜かれる程度で浄化され輪廻の環に戻られるものも少なくないですから…」


 血の池地獄や釜茹で地獄の大きな釜とかもみたあとこの針山地獄に来たんだけど…どこも今はあまり使われていないみたいだったにゃ


「青鬼さん、今の地獄と昔の地獄の違いって何にゃ?」


「黒猫様、それは現代の人の暮らしが変わったからでございます

昔の人は戦ばかりしていました…人の命も今と違い簡単に亡くなっていたのでございます…

今はこの国は争いをしていません、殺人などはありますが昔に比べるとものすごく減ったのです

ですから地獄も変わってきたのです」


「時代とともに変わるのは地獄も一緒ってことにゃ?」


「そうですね…ここ数十年で変わりすぎです…今は人の霊や動物霊より悪霊の監視や妖怪の監視の方が多いくらいです

悪霊ならエネルギーになるのですが妖怪は…まぁそこは私の口に出すものではないですね…

それと地獄は悪人ばかりが来るものではないのですよ」


「そうよね、私も閻魔大王に裁かれたもの…

そこで私は極楽行きだったけど…あえて真の神になると言って極楽行きを拒否したのよ」


!!!


「トキさん極楽に行かなかったにゃ?」


「そりゃねぇ極楽浄土なんて響きは良いけど生まれ変わるまでの魂の安らぎの場ってだけだもの…修行して仏になることもできるらしいけど

私には現世にかかわる方がおもしろそうだったから…」

トキさんは少し遠い場所を見てる気がした…


「トキ様…極楽浄土は一応魂には最上級の誉れなんですが…私ども鬼にはあまり関係のない物ですが…」


「そうね…鬼さん達にはあまり関係のない場所よね…もう私にも関係ない場所になったわ、現世が一番よ!」

いつものトキさんにゃ


「僕も主の近くが一番にゃ、主に会いたくなったにゃ」


「そうね、じゃそろそろ戻りましょうか黒猫ちゃん」


「はいにゃ!」


「やっと戻れる…もうあたしはここに来ないと誓う…」


ミィちゃんだけ少し違う理由だったけどみんなして現世に帰るのにゃ!




 現世に帰るとなるとトキさんの行動は早かった…

閻魔大王に『帰るわ』と言うと現世に戻る準備を始めた…ただ少し問題が起きたみたいだけど…


「待てトキ、赤鬼から連絡と言うかメッセージが…これを見てくれ…」


閻魔大王が見せてくれた、TVみたいなものの中に『トキよ至急帰られたし…赤鬼』と映し出された映像を…


「青鬼さん急いで霊動車を用意して…

閻魔大王、通信機と霊力結晶を頂戴

黒猫ちゃん、ミィ急いで帰るわよ!」


「すまん、トキよ

赤鬼のことよろしく頼む」


トキさんはコクリと頭だけ下げ速足で閻魔大王の部屋を出る…

僕とミィちゃんも次いで閻魔大王の部屋を後にしたのにゃ…




   おっさん不思議体験記07話 人外パートその4 終 08話につづく…


07話の地獄編これにて終わりになります…08話の完結話も鋭意執筆中です

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