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おっさん不思議体験記 黒猫守護霊になる  作者: 元乃 狡六


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おっさん不思議体験記07話 おっさんパートその2『お通夜』

挿絵(By みてみん)

   おっさん不思議体験記07話 おっさんパートその2




  俺は今お通夜にきている

どうしても確かめたいことがあってきてしまった…昼間あったおじさんは何者だったのか確かめたくて来てしまったのだ…


お通夜は19時からだと言っていたが少し早めに行くことにした、息子さん達とも話したかったからね

同じことを考えている人は多いらしく30分も前だというのにもうたくさんの人が参列に訪れていた…

これでは確かめられないかもしれないと思っていた矢先に…


「おぉ、○○ちゃん来てくれたんだありがとね、父ちゃんも喜ぶと思うよ」

と長男のさとるが話しかけてきた


「おぉ悟かお前も頭真っ白だなぁ、親父さんに似たのかね?」


「ははは、父ちゃんも真っ白だもんなぁ

そうだ、最後に父ちゃんの顔でも見てってくれよ

俺は親戚縁者にあいさつあるからゆっくりしてられないけど弟のまさるなら中にいるからさ」

そういうと忙しそうに他に人のところにあいさつしに行ってしまった…


俺は奥に通され勝がいたので声をかけた

悟より2歳年下で俺の弟分という感じだったが今はすっかりそんな感じはなくなり良いお父さんの顔をしていた


「この度はご愁傷様です、心よりお悔やみ申し上げます」

と言い俺は一礼した…


「そんなかしこまらないで良いよ○○ちゃん、もう結構長く入院してたから覚悟もしてたからさ」


「そうなんだ、俺全く知らなかったから…お見舞いも行けなくてごめんな

おじさんには色々世話になってたのにさ…」


「いいっていいって、そんなこと言わないでよ、俺たちも連絡入れてなかったんだしさ…

でもさ、昨日から危ないと言われてて俺ずっと親父おやじのそばにいたんだけどさ

今日少し意識取り戻したと思ったら○○ちゃんとトキ様のこと口にしたんだよ…

なんか楽しいことでも話してたみたいにニコニコしていたんだよね…」


!!!


「少し勝に聞いても良いかな?俺さ今日昼間ここにきているんだよ…

その時おじさんに会っているんだ…その後会長さんに訃報聞いてここに来たんだよ…」


「へぇそうなんだ…まぁ不思議なことじゃないかもなぁ、俺もよく亡くなったはずのおじいさんとかこの屋敷で見てたからなぁ

祠の中に女の子とかもよく見たしなぁ

○○ちゃん見える人だったんだね

俺はそんなに見えないけどトキ様の家系だから見える人はいるらしくてさ…

白いたぬきとか大きいお坊さんみたいな人とかも見えたりするんだよ」


「勝、お前見える人なのか?それにでかいお坊さんと今言ったか?それってここにもいるのか?」


「たまにいるね~女の子と一緒に祠に入っていくのを見かけたよ…みんなに話しても嘘だって言われるから言わなかったけどね」


 

 

 衝撃だった…霊感があって見える人がこんな近くにいるとは…それにでかいお坊さんって…


「なぁ勝、小学校の近くの廃寺を知ってるか?今日そこ行ったらさでかいお坊さんがいたんだよ…

そして本堂に鬼の絵とトキ様の絵があって…そのトキ様の絵が昔よく遊んでいた女の子とそっくりで、でかいお坊さんが鬼にそっくりだったんだ…

勝は見たことある?」


「あ~あそこの廃寺行ったんだ…確かに絵があるよなぁ

あそこは出るってよく言われてたから俺は行かないようにしてたなぁ

大きいお坊さんの話は聞かないけど、夜になんか音がするとか色々いわれてるよね」


「そうなのか…俺、実は霊能力あるのかもしれない…女の子とすごく遊んだ記憶もあるし…」


「そうだね、なんか一人でよく話してたよね…誰と話してるんだろうと思ってたよ」


!!!


「マジか!あれやっぱトキ様なのか…」


「いいなぁ、うちの家系は遊んでもらったことないんだよ…生贄に出されたらしいから恨んでいるのかもなぁ…」

そういうと勝は少し悲しげにうつむいた


「ん~~~でも恨んではいないと思うぞ、一緒に遊んでた時すごく楽しそうだったし…悟と勝がいるときはいつもより楽しそうだったからなぁ」


「よかった…恨まれてはいないのか…少し安心したよ…

祭ってはいるけど昔のこと考えるとひどいことしたんだなぁと思っていたからさ…」


俺は何も言えなかった…俺がみた女の子はいつも楽しそうに遊んでくれていたから…




「そうだ、俺確かめたいことがあったんだ…すまないけど…おじさんの顔見せてくれないかな?」


「あぁかまわないよ、むしろ見ていってくれよ、その方が親父も喜ぶ」

そういうと勝はおじさんの眠る部屋へ案内してくれた


 おじさんは棺にはいれらていなく普通に布団に寝かせられていた

一つ違うことは布団の上に短刀が置いてあることぐらいだった

白い布もかぶされてはいなく顔はそのまま見ることができた…

やはり俺が昼間見たおじさんだった…

俺がみたものはおじさんの霊体だったのだろう…あんなはっきり人と変わらないように見えるなんて…


「おじさん昼間はありがとな、トキ様のこと聞けてうれしかったぜ…」

そう言葉をかけるとなんとなくおじさんが笑った気がした…




「勝、ありがとな、確かめられたよ

やっぱ俺が昼間見たのはおじさんだった…」


「そっか、死ぬ間際に家に戻ってたんだなぁ

親父らしいや…」


そういうと勝の目に少し涙が見えた…




 お通夜から帰り俺は自宅に戻っていた

帰る途中一瞬なつかしい感じがした

おじさんが分かれ際に声かけてくれたのかもしれないなぁとか思いつつ家路についた


 家についてもやっぱりいつもの誰かがいる感覚はなかった…

あの感覚がないのは少し寂しいと思い始めてきた…


 さて今日の体験したことを早速配信しようかなぁ

事前告知はしていなかったから誰も来ないかもしれないけど、俺はなぜか配信したくてたまらなかった

誰も来なかったらアーカイブ化して置いておけばいいしな…


 今日は色々ありすぎた配信終ったらぐっすり寝てしまおう…




   おっさん不思議体験記07話 おっさんパートその2 終 08話につづく…




08話で完結させる予定です

もう少しだけお付き合いお願いします

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