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おっさん不思議体験記 黒猫守護霊になる  作者: やまのもとのねこ


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おっさん不思議体験記07話 人外パートその3

挿絵(By みてみん)

おっさん不思議体験記07話 人外パートその3




 僕は眠ったはず…ここはどこにゃ…


 ベットに乗り丸くなって眠ったと思ったのに僕は真っ暗な中にいたにゃ…

何も感じない…周りを見回しても何もない…でも不思議と歩く方角がわかるそんな奇妙な闇…

しばらくてくてくと歩いていると光が見えてきて…そこには奇妙な扉が3つあったのにゃ


 扉の前には壺がありなぜかのぞき込まないといけない感覚にとらわれ僕はのぞくのにゃ

底には水のようなものが少し入ってる…

ジーと見ていると小さい頃の僕?と子供の時の主が遊んでる姿が見えたのにゃ


 あ~~昔の主だ~ここは夢なのかなぁ

楽しかったなぁ

楽しかった思い出…久しぶりに思い出したにゃ

でも今の主に会いたいなぁ

他の壺には何が映るのかなぁ

他の壺も見てみようかなぁ


 これはどうかなぁ?

あれ?猫にゃ…僕は…あれ?黒くない生まれ変わってる…

おかぁさん猫に他の猫もいるにゃ…でも知らない猫さんにゃ…

輪廻の環に戻れるのにゃ?

生まれかわりかぁそれも良いのかもにゃ

でも今はそんなこと考えたくない…主のそばにいたいにゃ


 最後の壺は何が映ってるのかにゃ…

あ、トキさん…がいるにゃ

あ、ミィちゃん…寝てるにゃ

あ、鬼さんが走ってる

あ、主にゃ配信してるにゃ

僕は…確か地獄にきて閻魔大王にあって…明日裁定されて守護霊に…そうにゃ明日が楽しみなのにゃ!


 そう思うと扉が光りだし…


「ふむ、やはりそこを選ぶか…」


あれ?閻魔大王…にゃ?




 パチッと目を開け爪を出し精一杯伸びをしてくるりと回転して起きる…なんか不思議な夢を見たにゃ

目が覚め部屋を見回しているとトキさんが部屋のバルコニーの椅子に座って?空?下界?を見ていたにゃ

なんかすごく遠くを見ている…物思いにふけっているのかにゃ…?

僕が目を覚ましたのに気が付くとトキさんから話しかけてきたにゃ


「あら、起きたのね…

少しは疲れとれたかしら?どうしたの?何かあった?」


「にゃん、トキさん僕変な夢を見たにゃなんか昔の夢…今の僕じゃない僕に生まれ変わった夢とか…」


「あらそう、よかったわね、楽しめた?」


「楽しかったというかなんか変な気分にゃ

何か試されたのかにゃ?最後に閻魔大王の声が聞こえたような気もするのにゃ」


「間違いなく閻魔大王ね、試しの儀とか言っていたわね…まぁ黒猫ちゃんは気にすることもないわ…」


「トキさんは何をしていたのにゃ?何かみていたようだけど…」


「え、私…特に何もしてないわよ…

ただね、昔はこんなに高い建物とかこんな現世みたいな建物は地獄にはなかったのよ

変われば変わるものだなぁと思ってみていただけよ…」


「そうなのにゃ?昔の地獄ってどんな感じだったのか少し気になっちゃうにゃ…」


「昔の地獄が気になる?今から青鬼に案内させちゃう?それとも明日朝早くに見に行く?

黒猫ちゃんが好きな時間に地獄を案内してもらいましょうよ」


なんか急に目をキラキラさせてトキさんがグイグイ来るにゃ…地獄の見学行きたかったのかにゃ…


「そ、それなら…朝が良いにゃ、裁定もあるし早い時間に見学したほうが良いと思うにゃ…」


「そうね…裁定があるのよね…ちょっと閻魔大王に相談してくるわ」


そういうとバタンとドアを勢いよく開けて部屋を出て行ったにゃ…トキさん元気にゃ…




「何してるのよ黒猫!うるさくて目が覚めちゃったじゃない!」

とミィちゃんが怒鳴ってきたにゃ


「僕じゃなくトキさんにゃ…なんか閻魔大王に相談してくるとか言って出て行ったにゃ…ミィちゃんはまたすぐ寝るにゃ?」


「あんたのせいでもう眠くなんてなくなったわ!トキ様もいないみたいだし…暇よ…あんた、なんか相手しなさいよ!」


「だから僕じゃなくトキさん…まぁいいや…相手するって何にゃ?僕と戦うにゃ?今のミィちゃんじゃ僕に一撃も当てられないにゃ」


「なんであんたと戦うのよ!あんたも戦闘大好き脳筋バトラーなの?

もう黒猫とは戦わないわよ…

そういえば…あの時黒猫がやってた人の手みたいな霊力の塊は何?教えなさいよ」


「あれ、覚えてるのにゃ?」


「多少の記憶はあるわよ、赤鬼に羽交い絞めされてあんたに殴られたこともね!」


根に持つタイプなのにゃ?やっぱ猫又なのにゃ…あまりちょっかいかけないほうが良いかもにゃ…まぁ良いにゃ少しお話してあげよ


「あれはにゃ…この首飾りの能力らしいにゃ霊力を増幅してイメージしたものを作れるらしいのにゃ

トキさんが持ってた霊力結晶と合わせて使って霊力を補填して形にしていたんにゃ

だから今やってみてと言われてもできないと思うにゃ…」


「へ~じゃやってみてよ!」


「話聞いてた?今はできないと言ったにゃ」


「良いからやって、見たいのよどうやって救ってくれたのか…」


ミィちゃん無茶をいうにゃ…


「わかったにゃやってみるにゃ出来なくても笑わないでにゃ…」


首飾りさん…力を貸してにゃ…

僕は座り立ちして前足をミィちゃんの方に突き出す…


「いくにゃ!」


イメージにゃ前足に人の手を生やすイメージを…そしてミィちゃんの頭をなでるイメージを…

霊力がゴリゴリ削られる感覚…白い靄が出てミィちゃんに届く…前に消えてしまった…にゃぁ


「あぁ~やっぱり無理にゃ…霊力すっからっかんにゃ、これきついにゃ」


「でもあたしの方に何か伸びてきていたわよね…

あたしもそれやってみようかしら…確かイメージが大事なのよね…」


ミィちゃん僕の真似をして座り立ちして前足を突き出してるにゃ

前足に霊力が集まってるようには見えるけど…僕のように伸びるまではいかなかったようにゃ


「確かに…これすごくきついわね…あたしも霊力すっからかんよ…」


「だから言ったにゃ僕たちの今の霊力じゃ無理なのにゃ…あとは鍛えるだけにゃ」


「鍛えるってどうやって?知ってるならそれも教えなさいよ」


「僕も鍛え方は知らないにゃ…ただ霊力をすばやく動かす修行はトキさんに教えてもらってるにゃ

あとでトキさんに鍛え方を教えてもらうと良いにゃ」




 そうこうしているとトキさんが鼻歌まじりで戻ってきたにゃ


「ふふふんふふ~ん、ふ~ふふんふふ~ん、ふふふんふふっふ~ん」


めちゃご機嫌にゃ

閻魔大王と相談って何してきたのか気になるにゃ…


 僕とミィちゃんはさっき試していたことと霊力鍛錬の話をトキさんに話したにゃ


「…つまり私に霊力を伸ばす方法を教えてほしいと?」


「そうなんですトキ様、お教え願えませんか?今からでも鍛えられる方法が良いのですが…」


「そうね~黒猫ちゃんは今までの霊力移動をもっと素早くするだけでいいわ、それが霊力修行になるわ

ミィはまずその大きくなった体と霊力をなじませることを考えなさい

その後に黒猫ちゃんと同じように霊力をすばやく動かせるようになることね」


「わかりましたトキ様」

「わかったにゃ」


「でも今日は鍛錬はやめて寝なさい、明日朝早いわよ~閻魔大王に頼んで裁定を早めてもらってきたわ

寝れないなら仕方ないけど…

そうね…さっき言った鍛錬をしてみるといいわ

ミィのその体でも霊力を動かすことはできるから…でも急がないでゆっくりやるのよ

まだなじんでいないんですからね」


そういうとトキさんは奥のベットに眠りに行ったにゃ




 僕はというと眠れないので眠くなるまで霊力の鍛錬をするつもり…

ミィちゃんも同じこと考えているみたいで僕の前にきてマネしてる…

ミィちゃんは30分もしないで『寝る』っといってトキさんのベットの隣に行き丸くなって寝てしまったにゃ

僕はもう少しだけと思って頑張っていたけど10分もしないでその場で寝てしまったにゃ……




 「はーい、ふたり(匹)とも起きて!地獄の朝が来たわよ!

裁定を早めてもらったんだから!起きて起きて!起きなさーい!」


 僕は急にトキさんの声がしたから飛び起きたにゃ

ミィちゃんはもそもそしながら何もなかったようにまた眠りにつきそうになったところを

『ミィ起きろー!』とトキさんに言われびくっとしながら起きたにゃ

朝からトキさんテンション高すぎにゃ…


「閻魔大王に頼んでふたり一緒に裁定してもらうことにしたわ

その方が早いし結果もふたりとも聞けるでしょ?

私も付き添いするから安心してね」


「あの…トキ様急すぎて…このまますぐでしょうか?」


「そう、すぐ」


「何の前置きもなくですか?」


「うん、そう

良いから行け!

こういうのは早いほうが良いの!だらだらしていたらどんどん気がめいっていくから

さっさといけ!」


僕とミィちゃんはトキさんに連れられ裁定の場の扉の前にいるにゃ

大きい扉で扉の両脇には馬面の鬼さんと牛面の鬼さんがいるにゃ


牛頭ごず馬頭めず扉を開けて!」


「はい、トキ様少々お待ちを…」


というと大きい扉を二人で引っ張り開け始めたにゃ

ゴゴゴゴゴゴゴ…鈍く重い音の先に見た光景は…

おっきい閻魔大王がいたにゃ


 昨日見たどの閻魔大王ではなくもっと大きく顔は赤く髭面でまゆは鋭く上がりきらびやかな王と書かれた帽子をかぶり

金であつらえた襟と袖のある紫色の着物を羽織っているにゃ

手にはかなり大きいしゃくを持ち貫禄のあるがたいで胡坐あぐらをかいて座っていた…

全く別人にゃ


 トキさんが閻魔大王の前に早く行けというので行くことにするにゃ…

目の前まで行くと閻魔大王は言うにゃ


「早速だがミィに判決を言い渡す


 ミィは化け猫として現世に現れハムを引き連れ人間社会を騒がせた

しかし人間側に実害はなく、周辺の守護霊の過剰反応が事を大きくしたと感じる

よって当該守護霊たちへの謝罪、その地を治める土地神の判断に任せ当庁ではこの件は不問とする


 霊界での騒動は悪霊により魂を侵食され理性を失い、霊界の秩序を乱した

しかしこれは不可抗力による悪霊化であり猫又へと至ってしまったが土地神により悪霊を祓われ正気にもどり被害もなかった

故にこれも情状酌量の余地ありと判断しこれも当庁では不問とする


 しかし猫又は妖怪、輪廻の環からは外れる

しかるべき観察を要するものとし土地神の監視下に置き現世、霊界の調和を乱さぬよう生活することを命ずる

ミィに関しては以上だ」


「寛大なお裁きありがとうございます

人に迷惑をかけずトキ様の元、過ごさせていただきます…」


ミィちゃんは目に涙を浮かべて閻魔大王に感謝の言葉を述べていたにゃ…




「さて次は黒猫だな

おまえの場合は少し特殊でな…昨日夢を見させた…わかったか?


「あれはやっぱり閻魔大王の声だったにゃ?なんか変な夢を見たあと声がしたんにゃ…」


「おまえは自分で選んだな…主の守護霊になると…

あの扉は心の中の深層にあるものを確かめるものなのだ

過去にとらわれている場合守護霊にはなれん

生まれ変わりたいと思うものにも守護霊は務まらん

守護霊はそのものを守りたいと思わなければ絶対になれんのだ…」


「僕は主の守護霊になるにゃそれは誰も否定させないのにゃ」


「よろしい、この閻魔大王が認めよう

黒猫よお前はお前の守りたいものを守護せよ

守護するものが死せるときまで守り切ることを命ずる」


「はいにゃ、僕は主を守り切ります

どんなことがあろうと主に害をなすものは近づかせません

閻魔大王に誓います…にゃ」


「ははは、よいよい、我に誓うことはせんでもな…主のために頑張るのだぞ」


「はいにゃ、閻魔大王ありがとうございました」


「これにてミィと黒猫の裁定を終える

ふたりともトキの元へ下がってよいぞ

あとはトキに任せる…」


閻魔大王が言うと周りの鬼さんたちが部屋を出るように促すにゃ


僕とミィちゃんは扉の前で一礼し部屋を後にしたにゃ




「晴れて僕は主の守護霊にゃ主を守るのにゃ!」


「トキ様これから私の飼い主としてハムちゃんともどもよろしくお願いいたします」


「はいはい、二人ともおめでとう、私は少し仕事が増えちゃったわね…でもそれもまた良いわね」

言葉とは裏腹に表情はすごくうれしそうにゃ




「さて裁定も終わったし地獄を見に行くわよぉ

黒猫ちゃんが昔の地獄がみれる場所がみたいと言っていたからまずはそこから行くわ!」


ミィちゃんがあんたのせいかって感じで僕を見ているにゃ…トキさんの行動力…やばすぎにゃ…


「さぁ青鬼さん案内よろしくね!」


トキさんに振り回されてるにゃぁ


でも地獄を見て回れるのは少しうれしいかもにゃ…




おっさん不思議体験記07話 人外パートその3 終 その4へ続く…




コメント全くないのでモチベなくなりかけてます…

おもしろい・おもしろくない・だけでも良いからコメントほしいです…

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