おっさん不思議体験記07話 人外パートその2
おっさん不思議体験記07話 人外パートその2
おっきい扉にゃこの先に閻魔大王がいるんだにゃ
コンコン
「閻魔大王、トキ様、黒猫様、ミィ様がおこしになっております」
「あぁわかったとおせ!」
閻魔大王の声、低音の渋い声…かっこいいにゃ
青鬼さんはガチャリと扉を開けてくれたにゃ
トキさん、僕、ミィちゃんの順に部屋に入ると
「青鬼はもうさがっても良いぞ、何かあれば声をかける」
「わかりました、では失礼いたします」
青鬼さんは部屋を出て行ったにゃ
「トキ、黒猫、ミィ、よく来たな事情聴取とはいえ苦労を掛けたな
ここでは敬語は不要だ
そのために青鬼もさげさせた
言葉は気にせず普段通りに話してくれ」
閻魔大王かっこいいにゃ
大柄の髭の生えた大きな笏のようなものを持ったおじさんが低声で話しかけてくるのにゃ
何度聞いても格好いい渋い声にゃ
「閻魔大王黒猫ちゃんがいるからって硬すぎよ、私相手に何そんなしゃべり方してるのよ
あんたのキャラじゃないでしょ
それに何姿変えてるのよ、いつもの方があなたらしくていいわよ」
???
「どういうことにゃ?閻魔大王はこの大きい髭の生えたおじさんじゃないのにゃ?」
「トキ様私にも黒猫と同じ人が見えていますがこの御方は閻魔大王でよろしいのですよね?」
「閻魔大王ではあるわね、でも本当の姿は違うわ
術を解きなさい閻魔大王!」
「あぁわかった、真の姿は極一部の獄卒しか知らぬというのにすぐにばらしおってこれでは我のメンツというものが…」
ふんっという掛け声とともに
閻魔大王の姿がトキさんぐらいの男の子になったにゃにゃぁ
僕とミィちゃんはびっくりしすぎて声も出なかったにゃ
「トキ様この子供様が閻魔大王でいらっしゃいますか?」
「トキさん閻魔大王って子供にゃ?」
「違うわね大きさは同じだけど年齢が違うわ閻魔大王いい加減あきらめていつもの姿に戻りなさい」
「あ~~もう、これでもいいだろう大きさは変わらないんだから本当の姿は見せるものじゃないぞ
そもそも見た目を変えるというのは……真の姿を……それにこの姿…」
閻魔大王はぶつぶつと言っているけどトキさんが止めさせて…
「あぁもういいわ
わかったわ、それで今日は勘弁してあげる、本題に入りましょう!
まったくくどいというかなんというか…」
トキさんもぶつぶつ何か言ってる…
仲が良いにゃ
その後に閻魔大王は僕をじっと見ているにゃ
それ見てトキさんが「今はダメよ、あとにしなさい」と言うと
「わかった…」としょぼんとした閻魔子供大王がいたにゃ…
しかし閻魔子供大王は小さくなっても声は変わらないのにゃ渋い声の子供ってすごく不思議にゃ
閻魔子供大王が事情聴取を始めると声をかけてきたのでみんなして話を始めるにゃ
「トキ、まずはどういった経緯でミィが化け猫になったか教えてくれ」
「そうねぇ大雑把に言えばミィが悪霊に取り付かれて憎悪を膨らませられて化け猫になったってことでしょうねぇ」
「ではミィに聞く、化け猫になる前に何があったか覚えているか?」
「あたしはトキ様に霊界に連れてきてもらったんです、その時は成仏しようと思っていました
しかしなぜか成仏したくない気持ちがあふれて気が付いたら悪霊に取り付かれ化け猫になっていました
化け猫になるときにひとつだけ感じていたことがありまして
友達だったハム君もいなくなってて…黒猫がすごく羨ましくてすごく憎く感じ全部黒猫のせいだって思ったら化け猫になって暴れてたって感じです…」
「ふむ、しかしハムはお前に憑いているようだがわからぬのか?それにおぬしただの化け猫ではなかろう
詳しく調べねばわからぬがお前は猫又ではないか?」
「え、ハム君がいる?それに猫又?閻魔大王それ本当なの?」
トキさんが慌てているにゃ
「なんだトキ、お前『魂』の痕跡は追えぬのか?ミィの中に他のものが見えるぞ
悪霊ではないきれいな魂だ」
「待って閻魔大王私がみたときはそんなもの…」
トキさんは親指と中指で輪をつくり、目に霊力を集中してるみたいにゃ
「確かにこれは…ハム君…それに化け猫にしては霊力が大きすぎる
もしかしてハム君を取り込んで猫又に…それなら…
ミィ、ハム君を呼び出しなさい、あなたがハム君を呼べばここに現れるわ」
「え、どうゆうことですトキ様?私が呼んだぐらいでハム君がきてくれるわけないと思いますが…」
「良いから呼びなさい、早く!」
「わかりました、ハム君会いたいよ、来てくれる?」
ぱぁと光ると光の中からハム君が現れたにゃ
どういう仕組みかにゃ?
「ハム君だ!ハム君あたし…あたし…また一緒にいられるんだね…」
「ハム君…ミィちゃん救えたよ…よかったね…」
ハム君とミィちゃんの再会がすむと閻魔大王が言うのにゃ
「やはり猫又になっているな、猫又は自分の従えた動物霊を使役できる
おまえはハムと深い絆で結ばれて使役してしまったんだな…」
「閻魔大王いつから気が付いていたの!」
「トキたちが部屋に入ってきたときには気が付いていたぞ…トキもまだまだだな」
「さすが閻魔大王ね…私が気が付けないものを…」
「我は閻魔大王だぞ、何でもお見通しだ
しかしわからぬことがひとつ…どうやってミィに悪霊が憑りついたかだ…」
「そうね前回の悪霊といい、私の結界内で2体も悪霊が生まれているなんておかしいわ
それも感知すらさせないなんて…」
「何か起きているな確実に…こちらも本格的に動くべきか…
すまぬトキおまえの力でミィを少し覗いてもらえぬか?」
「それは良いけど高いわよ」
「何を望むトキ?我ができることならかなえてやる」
「じゃ鬼さんを許してあげて、いまだに地獄に帰れないと泣いていたのよ」
「赤鬼がか?許すも何も勝手に帰ってくればいいではないか?奴はおまえの元を離れたくないのかと思っていたぞ」
「どういうことかしら?青鬼から聞いた話と少し違うわね、閻魔大王が赤鬼を地獄から追放したんじゃないの?」
「追放だと?ただ仕事でミスをして疲れているだろうから現世で休めと言って送り出しただけだが…
それから数100年おまえの元にいたので帰りたくないのかと思っていたが…違うのか?」
「ちっがーう!口足らずとにぶちんはこれだから…
もういいわ私が許しが出たと言って鬼さんを今度地獄に連れてくるわ
そのときちゃんと話しなさい
それと鬼さん用の通信機を頂戴
霊力結晶も何個か頂戴それで今回ミィを見てあげる」
「わかったそれでいい、ミィを見てくれ」
「ミィ、話は聞いていたわね少しあなたを覗かせてね
痛くもかゆくもないから安心してね」
「わかりましたトキ様」
そういうとトキさんはミィのおでこに自分のおでこを付けて目をつむっているにゃ
…
…
…
「なるほど、そういうことね
わかったわ、ミィは黒猫ちゃんの主の元で悪霊を付けられたようね
黒猫ちゃんの主の呪いに触ってしまったのが原因ね
小さな悪霊が魂にこびりついて少しずつ浸食されていたんでしょう」
「原因は主にゃ?僕どうしたらいいにゃ?」
「違うわ黒猫ちゃん、黒猫ちゃんの主も見ないとわからないけど原因になってるのはそこじゃなくもっと奥が深そうよ
魂が侵食されていたおかげで少し見えたけど本体の悪霊以外に親玉がいるみたいね
それ以上は見えなかったわ…」
「それでは例の悪霊を見ることはできるか?そいつを見れば何かわかるのではないか?」
「悪霊自体をみるのは無理ね、私の神気に当てられたら悪霊は消滅しちゃうわよ…
それに悪霊とおでこを付けるのなんて嫌よ」
「わかった、それでは黒猫ちゃんの主を覗いてみてくれ
その時は通信機で連絡をくれ
それだけで良い、後はこちらで何とかする…」
「それでミィの裁定はどうなのよ?」
「それは今はいえぬ、判定の場で裁かねば他の者に示しがつかぬからな
ただ今言えることは地獄の苦しみで浄化はないとだけ言っておこう」
「ありがとう閻魔大王これで黒猫ちゃんが安心できるわ」
「さて最後は黒猫だな
黒猫は今回のこと以外から話を聞く、おまえはなぜ守護霊になっている?
守護霊とはなろうと思ってなれるものではないのだ我の許可がないと守護霊にはなれぬ
トキの導きで今の主にあったと聞くがそれ以前の経緯がみえぬのだ」
「それは僕が生前主に会ったことがあるからにゃ
主は子猫の時に僕を毎回見つけては呼んでくれて話しかけてくれたのにゃ
だから主の守護霊になりたくて一緒にいたのにゃ
今では主の守護霊さんたちに仮の守護霊と認められてるにゃ」
「ふむ、わかったお前には生前の記憶があるのだな?ミィと同じように元から化け猫なのだな?
!!!
「僕化け猫なのにゃ?ミィちゃんもはじめから化け猫だったにゃ?」
「トキも勘違いしているようだな
死ぬと魂だけになる、記憶なんてそもそも持ってはいないのだ
記憶のある霊なんて物はそもそもいないのだよ」
「まって閻魔大王それはどういうこと?私は記憶もあったわよ」
「ふむ、記憶を持つ霊はすべて化け物なのだ、浄化し魂と呼べるものになるのに記憶はいらぬ
死んだ直後はあいまいな状態であるが死後数日で記憶はすべてなくなる
今もなお持っているというのは化け物そのものなのだ
トキは神格を得ていたからな、元々生きながらに地母神だっただろう
トキも自分でいっていなかったか?意志の強いもの以外とどまれないと…」
「確かに言っていたわ現世にいる守護霊や悪霊は形が違えど化け物なのね…」
「そうだ、輪廻から外れた物はすべて化け物なのだ…神格があろうとな
我だって化け物なのだ
ここ地獄に居る限り罰は受け続けておる
毎日煮えたぎる銅を飲むようにな…」
驚きすぎる真実にゃ僕化け猫だったなんて…
「閻魔大王それで黒猫ちゃんをどうしたいわけ?地獄に連れてきたってことは罰せるってことよね?」
「我は裁定を下すだけだ、黒猫は悪さをしたわけでもないからな
輪廻の環を外れたものなぞこの地獄には数え切れぬほどいる
苦痛を伴い浄化しているものは輪廻の環に戻れる可能性があるものだけなのだ
「……閻魔大王、黒猫ちゃんはどうなるのよ?」
「何もせん、そのまま現世に帰ってもかまわん
ただ守護霊として主を守りたいのであれば我が認定してやる
名実ともに守護霊になれるぞ」
「さすが閻魔大王ね
わたしと器が違いすぎるわ…
今回は私の完全敗北だわ…」
「何か言ったかトキ?」
「なんでもないわ、じゃ今日はこれで終わりで良い?疲れたわ」
「まってにゃ~僕まだ閻魔大王にお礼言ってないにゃ言わせてにゃ~」
「そうね黒猫ちゃんまだ首飾りのお礼を言っていなかったわね
今ちゃんと言ってあげなさいすごく喜ぶわよ…」
「閻魔大王首飾りの霊力器具をいただきありがとうございます
この霊力器具のおかげでミィちゃんを救うことができました
本当にありがとうございました…にゃ!」
無言で閻魔子供大王がこっち来いと合図しているにゃ
トキさんも行ってこいと言っているみたいなので閻魔子供大王に近づくにゃ
すると閻魔子供大王は「頭を撫でてもいいかい?」
と聞いてきたので「いいにゃ」というと
閻魔子供大王は顔をくしゃくしゃにゆるませて僕の頭を撫でてくれたのにゃ
「それでは明日判定の場で裁定を言い渡す、それまでは閻魔庁を見学するなり中央を見て回るなりしてくれ
今日泊まる場所も確保してある、青鬼に指示してあるからそこに泊まるように
地獄の中央を見てまわるなら案内に青鬼を付けるから何でも聞いてくれ
それでは我はまだ仕事があるのですまぬが部屋を出てもらえるか?」
「わかったわ閻魔大王色々と手配してくれてありがとう
またあしたね♡」
「ありがとにゃ閻魔大王またあしたにゃ」
「ありがとうございました閻魔大王」
僕たちは閻魔大王の執務室を後にしたにゃ
「さぁて黒猫ちゃんこれからどうする?閻魔庁の探索する?それとも中央に出歩いてみる?」
「にゃぁ~トキさん僕は疲れたにゃ、少し休みたいにゃ早くお部屋に行きたいかも…」
「そうね、青鬼さん部屋に案内してもらってもいいかしら?黒猫ちゃんがお疲れモードみたいなの…」
何処からか青鬼が現れ
「わかりました、ではご案内いたします
この閻魔庁内にお客様用の寝泊まりできる場所があるんですよ
ここから少し離れますがすぐ着きますよ」
青鬼さんが言うように少し離れた場所に案内されたにゃ
道中エレベーターに乗ったりしたけど現世にあるものはみんなあるように感じたにゃ
「こちらになります、この閻魔庁内で泥棒など犯すものはいませんが形式上トキ様に鍵をお渡しします」
「鍵は要らないわ、鍵をなくしてしまいそうで持ちたくないというのが本音よ」
「わかりました
では鍵は私がお預かりいたしますね
それと地獄にはここにしかない浴場もございます
もしよろしければご入浴されてみてはいかがでしょうか?
それではごゆるりとおくつろぎくださいませ
私をお呼びの時はこちらを鳴らしてくださいませ」
というと例の鬼の金棒型の鈴をトキさんに渡していたにゃ
ジャリンジャリン
「これで呼べばいいのね」
「はい、鳴らしていただければすぐに駆け付けますよ
それでは失礼いたします」
そういうとどこかに消えていったにゃ
何処に控えているのか気になるにゃ
さっきも気配がいきなり現れたもんにゃ…
「さて、黒猫ちゃん部屋に入って休みましょ
ミィも今日は色々あって疲れているでしょ
まずは部屋に入って落ち着いて状況を確認してみましょう」
「はいトキ様、ハム君もご一緒させてよろしいですか?」
「そりゃいいに決まってるわ、ミィとハム君は一心同体になったんですからね」
「行こハム君」
部屋の中はすごく広い…主の部屋の何倍もあるにゃ
主の部屋にない物ばかりで僕は少し戸惑うのにゃ…
「トキさんここ主の部屋と違いすぎてどうしたらいいかわからない…」
「大丈夫よ、普段通りに使ってあげればいいのよ
ベットとかソファとか見慣れないものがあるけど寝るものと座るものってのは同じよ
黒猫ちゃんがしたいようにすればそれでいいの」
トキさんにそう言われて僕は奥のベットというものの上に行くにゃ
ベットに乗り丸くなりいつものように寝ようとおもったら不思議とスッと眠ってしまった見たいにゃ
なんとなく主と一緒にいるときみたいに落ち着いたのにゃ…
「黒猫ちゃん寝てしまったわね、今日は色々あったものね…
ミィも疲れているでしょ?あなたも少し眠りなさい
私も少し眠るわ
明日は裁定の日、今日の様子ならおかしなことにはならないと思うけど力はためておかないとね…」
「はいトキ様、あたしはどんな裁定でも覚悟は決めていますから…
ハム君と一緒ならどんなことになろうとも怖くありません
あたしも少し眠らせていただきます…おやすみなさいませトキ様…」
おっさん不思議体験記07話 人外パートその2 終 その3につづく…
扉絵書いてもらうのに調整やなんかで二日以上かかっちゃった…キャラ数増えたりすると勝手にキャラの表情変えたり別人にしちゃったりするのね
生成AIマスターの道は遠いかも…
ちなみにGrokさんじゃなくGeminiさんに書いてもらったよ




