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おっさん不思議体験記 黒猫守護霊になる  作者: やまのもとのねこ


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おっさん不思議体験記06話 番外編 白たぬきのいたずら…

挿絵(By みてみん)

 おっさん不思議体験記06話 番外編 白たぬきの悪さ




 昔から狐狸の類は人を化かすと言います

これは人を化かすことで生きてきた白いたぬきのお話


 白いたぬきは普通のたぬきに比べ人や天敵に見つかりやすく幼いころに捕まえられたり食べられたりしてしまい成体になることが難しいのです

成体になるために白たぬきは力を付けました

その力とは『人に幻を見せる力』その力を使い今日も精一杯生き抜きます


 白たぬきの生息場所は林の中、近くに高校とか言う人間の通う学校とか言うものがあります

今は夏休みとか言うものらしく人もあまり来ません


 でも夏休みは高校には人は来ませんが白たぬきのなわばりに人の子が入ってくることがありました

昼間は白たぬきも眠っていて人が入ってきても感知しませんが

どういうことか夜中に人の子がなわばりに入ってくることが増え、白たぬきは食料を取りに行くことができないことがありました


 昼間に白たぬきは食料をとりに出ることができません

白い色というのは目立ちすぎるからです

小さい頃白たぬきは昼間に外へ出てカラスに襲われました

その時は何とか巣穴に逃げることができ事なきを得ましたがそれいらい昼間に外に出ることを極端にしなくなりました


 白たぬきは考えます

どうしたら夜中に人が来ないようにできるのか

白たぬきは人の子の観察を始めました


 人の子はなにやら採っているようでした

光を放つものを手に持ち木の上や木の根元を照らして黒いものを見つけていました


 木の上にそれがあるときは木を蹴飛ばしたり揺らしたりして落とし、それらを捕まえ小さなかごに入れていました

根元を見ているときは小さい穴を見つけるとそこらに落ちている枝で穴を掘って黒いものをとってはかごに入れていきます


あぁなるほど人の子はわたしの好物を採っているんだ

わたしの食べるものがなくなっちゃうじゃないかと思いました

これは早く対処しないと飢えて死んじゃう


 白たぬきはさらに観察します

人の子はものすごく音とかに敏感なようです

どこかでガサッと音がするとそちらを振りむき

同じ人の子が持ってる明りに反応したりするのが分かりました


 白たぬきは思いました

『まずは人が来たら音を出そう』そうすれば逃げてくれるかも…


 実践してみます

人の子がきたのを確認すると白たぬきは小さい木をゆすったり蹴とばしたりして音を出します

反応はしますが逃げることはしません


また考えます


 『音と光を両方出してみる?

音はさっきのように出して光は~

疲れるからあまりしたくないんだよな~』

というと子供たちに向かって視線を向けます

白たぬきは人をじっと見ることで化かすことができるようです


すると人の子たちは何かに気が付いたらしく音の方を見ると後ずさりしながら逃げていきます

『あ~やっぱり音と光なんだな~両方そろうと逃げてくれるんだ~

もっと簡単に逃げてくれる方法ないかなぁ』


白たぬきが何回か繰り返し化かしていると人の子の間でこんなうわさが流れ始めました


『高校の裏の林はお化けが出るよ、行くなら気をつけて

もし追いかけられてつかまったらどこかに連れて行かれちゃうよ』


うわさが流れると人の子たちが夜中にくることは減りました

しかし今度は人の大人が来るようになりました

『人間はなんでこうもわたしのなわばりを荒らしに来るんだ~』


白たぬきはまた観察します

観察していると人の大人は何か話しています


「ここ霊が出るらしいぜ、肝試しにちょうどいいよな

みんな呼んでここで肝試ししようぜ」


「良いね、でも本当に出たらどうする?

青白い着物着た黒髪の長い女の霊が出たとか頭だけのふわふわするやつがいたとかいろいろうわさされてるぞこの場所…」


「でたらでたで良いじゃん本当に出たってみんなに言えるじゃん」


「そうだけどさ、呪われたらどうするんだよ

お払いとか金かかるんじゃね?」


「そんなの呪われたら考えればいいんだよ、決定な今度の土曜にでもやろうぜ」


「わかった、みんなに話しておくよ

数人しか来なくても怒るなよ」


 白たぬきは考えます


今度の土曜っていつだろ?数日以内ってことしかわからないな~

わたしのなわばりを荒らすなら容赦しないぞ

きた瞬間から化かしてやる





 ここからは白たぬき視点でお送りします


 数日後3人の人の大人がやってきた~

来た瞬間から幻術をかけで化かす~人の大人3人の脳波とリンクさせるんだよ~わたしを人の姿に見えるようにして仲間に成りすます~


「お、10人に声かけて4人集まってくれたか、4人ならみんな一緒に行動で良いな?」


「あぁそれで良いじゃね?とりあえず林の中にある朽ちた祠でよく霊を見るっていうからそこ行こうぜ」


「了解~じゃこれもってな、一応呪われるの嫌だろ?地元の神社のお守りだよ」


(祠か~ちょうどいいやそこで幻術使って脅しちゃえ)


「なぁここって青白い女の霊と首だけのふわふわした霊以外に何か出るのか?」


「いやそれ以外は聞かないね、とにかく首だけの霊が飛び交って黒髪の女がすごい勢いで追いかけてくるって聞いたよ

追いかけられてつかまったらどこかに連れていかれるって話だな」


「ふーん良くある話だね、どうせ子供たちのうわさでしょ嘘に決まってるよ」


「かもなぁとりあえず言ってみようぜその祠までさ」


そういうと移動し始めた~


祠まで15分ぐらいかな?そこで化かすよ~


大人3人を更にじっと見つめて~脳波のリンクをさらに強くさせる~こうすると人に自分の考えてることを送ることができて化かせるんだよ~


まずは朽ちた祠に首だけの幽霊を3匹ほど見せるよ~


「おい、あれ見ろよ!なんか光ってるものが3個浮いてないか?なぁあれヤバくないか?」


「ただのホタルかなんかだろう?そんなの見えるわけない」


あ~ちょっと効きにくい人がいるみたいですね~じゃもっと強く念じてはっきり見えるようにしましょう

ついでに自分も併せて見えてるふりしますね~


「なぁなぁ、あれ、なんだ?そこに首だけの幽霊とんでるぞ!」


こうすると数人見えてるのに自分だけ見えていないと考える人が人に合わせて見えると感じるんです~

集団効果というやつですね~


「うわ!マジだやべ~逃げるぞ!」


首だけの霊に追いかけさせるね~そして追いかけてる最中に髪の長い女の霊も参戦させるよ~


「うわ、女の霊も出てきた~速い捕まっちゃう」


ここで自分がつかまっていなくなるよ~


「あ、うわ~誰か助けて~逃げないで助けて~」


捕まったらお化けたち消すよ~脳波リンクで一人いたって記憶を植え付けるよ~


「うわ~ごめんなさい呪わないで~」

「もうここには来ませんから~勘弁してくださいぃぃぃ」

「こんなことしなければよかったぁ」


はい仕上げおわり~

人化かすのなんて簡単だけど疲れる~もう来ないでくれるといいなぁ


そんなこんなで本当に出るってうわさと一人戻っていないといううわさが流れちゃた~

この林はやばい、本当に出て神隠しも起きるとご近所どころか他の町まで流れちゃった~

興味本位で来る人の大人は増えちゃったけどまた化かしておい返す~


 でも少しやりすぎちゃったみたい

この地を守る地母神様が出張って来るなんて思わないじゃないですか~

どうしよう…





 おっさん不思議体験記06話 番外編 白たぬきの悪さ 終



白たぬきちゃんの悪さを番外編で書いてみました

どうだったでしょうか?

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