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おっさん不思議体験記 黒猫守護霊になる  作者: やまのもとのねこ


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おっさん不思議体験記06話 人外パートその3

挿絵(By みてみん)

おっさん不思議体験記06話 黒猫守護霊になる 人外パートその3




「黒猫よ閻魔大王と話はできた

ミィをわしたちが捕まえて地獄に連れてこいとのことだ

そこで事情を考慮した判決をしてくださるそうだ

なんとしてもミィを無傷で地獄に連れて行くぞ」


鬼さんは戻って来るなりなんか言ってる…

地獄行になっちゃってるのになんか安心してる…


「僕はミィちゃんを地獄になんか行かせる気はないにゃ

ハム君が言ってるにゃ悪霊を退治してって…

黒いオーラみたいのをなくせば元に戻るにゃ」


「黒猫ちゃんいうわね

じゃお手並み拝見させてもらうわよ」


トキさんにゃ

トキさんが来ちゃったにゃ手を出されたらミィちゃんは地獄行確定にゃ


「トキさん手を出しちゃ駄目にゃ僕がミィちゃんを元に戻すからそれまで見ててにゃ」


 ミィちゃんは僕を見るとむやみやたらに爪と尻尾で攻撃してくる

 ミィちゃんの攻撃をかわすのは簡単なんだけどどうすれば元に戻せるかはわからないんだ…


「黒猫ちゃんよけてるだけじゃ何も変わらないわよ

まずはミィの体勢を崩しなさい

崩したらスキが生まれるわ、そこを狙えばいいのよ」


「それはわかるにゃでも元に戻す方法が分からないにゃ

ハム君が悪霊を退治してってさっきから僕に言ってくるにゃ

悪霊はどこにいるにゃ」


「鬼さん少しの間ミィの相手してて黒猫ちゃんに少し助言をしたいの」


「わかった、ミィはわしがひきつけておく

黒猫行ってこい」

そういうと鬼さんはガシッとミィちゃんを押さえ込むのにゃ


「さて黒猫ちゃん、悪霊がどこにいるのか?ってことよね

表面上私にも見えないわ…でもね

こうやって親指と中指を輪にして霊力を流すと見えないものが見えてくるの

ちょっと覗いてみて」


トキさんの作った輪っかからミィちゃんをのぞいてみると黒いオーラがはっきり見える


「さらに自分の目にも霊力を集めてみて…」


自分の目に霊力を込めるとオーラとは違い黒い靄のようなものが強くかたまってる部分がある


「見えた?黒い塊が見えるでしょ?それが悪霊だと思うわ

私がみるとミィの魂に絡みついてるように見えるわね

これを引きはがせばミィは正気を取り戻すかもしれないわ」


「見えたけど僕の前足じゃ輪っかは作れないにゃ…」


「そうね、猫の前足じゃ作れない…でもね隙間なら作れるでしょ?

爪と爪の隙間でも前足どうしをくっつけて輪を作ることも可能だわ

そこに霊力を流せばいいのよ

やってみて」


僕は両前足の爪を出しくっつけて輪っかではないけど輪のようなものを作るにゃ

そこに霊力を流してみると…


「みえるにゃ

オーラが強く見えるにゃ」


「じゃあ一緒に目の方にも霊力を流してみて

この間の瞬時に霊力を切り替える修業をした黒猫ちゃんなら霊力を二ヶ所にわけることもできるでしょ

出来ないときは私に任せてね

その時はミィには悪いけど…」


「それは嫌にゃ

ハム君にも救ってあげてと言われてるし僕はミィちゃんを救ってあげたいにゃ」


「わかったわ

それじゃもう一つ助言をあげる

黒猫ちゃんのその首飾りの霊力器具、霊力の増幅だけじゃなく霊力の形を変えることもできるらしいわ

今の黒猫ちゃんじゃ無理だろうけど…はいこれ」


トキさんがなんか丸い白い石?を渡してきたにゃ


「これはね、通信機に使う霊力結晶なの

持ってると霊力を分け与えてくれるわ

このままじゃ前足が使えないわね

まってね」


そういうと袖のたもとから白いハンカチ?を出して霊力結晶を真ん中に入れ折りたたみ紐状にすると僕の首に結んでくれたにゃ


「はい、これで前足も使えるわね

悪霊は純粋な霊力を嫌うわ

黒猫ちゃんのミィちゃんを救いたいという気持ちを霊力にのせてみなさい

あとはあなたの戦い方次第よ

ミィちゃんを救ってきなさい」


「いってくるにゃ!」



 僕が戻ると鬼さんはまだミィちゃんを押さえつけていたんにゃ


「鬼さん戻ったにゃ

ミィちゃんを戻せるかもしれないにゃ」


僕はトキさんのはなしたことを鬼さんに伝えるにゃ


「つまり魂に絡んでいる黒い靄が悪霊だと?

それを引きはがすのだな?」


「そうにゃ

だから鬼さん少しそのままでミィちゃんをおさえていてにゃ

魂の場所と悪霊の場所を確認するにゃ」


僕は両手の爪を合わせて輪っかになるように隙間を作り目と輪っかに霊力を流すように思いえがいたにゃ


「ほう、キツネの窓か?それと目にも霊力を集中してるな

そんなことまでできるようになったか…」


「みえたにゃ、体の真ん中に黒い塊があるにゃ

鬼さんミィちゃんを羽交い絞めできる?

直接殴ってみるにゃ」


 僕はミィちゃんにダメージがいかないように加減しながら霊力を前足にのせ魂のある部分に猫パンチにゃ

人(化け猫)を殴るのはあまり良い感じはしないにゃ…


もう一度輪っかを作ってミィちゃんを確認してみたけど変わっていないにゃ


「ダメにゃ引きはがせてないにゃ

少し考えるにゃ鬼さんそのままおさえていられる?」


「あぁ問題ない、ただ『しっぽ』がかなり痛いがな…」


 鬼さんはあの攻撃が痛いぐらいで済むんだ…僕なら吹き飛ばされちゃうにゃ…


 確かトキさんが『その首飾り…霊力の増幅だけじゃなく霊力の形を変えることもできるらしい…』と言っていたにゃ

人の手のようにして悪霊を引き離せないかにゃ?

試してみるにゃ


首飾りさん力を貸して…


「鬼さんしっかり押さえててにゃ

少し試してみたいことがあるにゃ」


「おう、何でもやってみてくれ」


僕はイメージするにゃ

僕の前足が人の手のようになりミィちゃんの魂に絡みついた黒い靄をきれいにはがす…


 良く見えないにゃ

輪っかも欲しいにゃ

目の前に小さくても良いから輪っかが欲しいとイメージする…


 目の前に霊力の輪が出て魂に絡む黒い靄もきれいに見える…

これなら引きはがせる…


僕は前足をスッと前に突き出しミィちゃんの魂をきれいにするように霊力で人の手を作り出して黒い靄をとっていくにゃ


黒い靄は伸び少しづつはがれていくけどしつこく魂にこびりついている…


「これはすごいな…」

「黒猫ちゃんなんかすごいことしてるわね…」


「ミィちゃんからはがれろ!悪霊!」


ずわっずわわわ…引っ張るようにはがしていく…


「黒猫ちゃん、ひっぱれ~もっとひっぱれ~そのままはがしちゃえ」


ずぱん…何とかはがしきれたみたい…にゃ


「でかした黒猫後は任せろ…

悪霊はわしが…」


遠くで鬼さんの声が聞こえる…


「黒猫ちゃん、霊力操作すごかったわよ…

ミィもこれで…」


トキさんの声も遠くで聞こえる…


「黒猫…救っ…ありがとう…」


ハムく…ん…


みんなの声が遠くに聞こえる…

僕は霊力が底をつき意識が…目の前が闇に沈んで気を失ったにゃ…




 目が覚めると変な場所にいたにゃ

広い草原のような場所にぽつんとすごく大きい門があるんだけど…


霊界のきれいというイメージではなくこの奥には行きたくない行ってはいけないと思うほど威圧された装飾を施されていて

触れただけで魂を吸い取られてしまうんじゃないかと思うほど苦痛に満ちた顔がそこら中にある黒い門

血のように赤い色に塗られた亡者がうごめくように描かれた門柱


「こわいにゃ…ここはどこにゃ…トキさん、鬼さんどこにゃ~」


「あ、黒猫ちゃん目覚めたわね」


「トキさん…ここはどこにゃ?

その門は怖いにゃここに居たくないにゃ」


「さっきミィを救った黒猫ちゃんとは大違いね…

ここは地獄の門よ

少し落ち着きなさい黒猫ちゃん」


「そんなこと言っても落ち着けないにゃ

そうにゃミィちゃんは?悪霊はどうなったにゃ?」


「そこにいるわよ…そこの大きい白い猫ちゃんがミィよ…

化け猫の変化の影響ね…」


「え?悪霊をはがしたのに…元には戻らなかった…にゃ?」


「悪霊と化け猫への変化は関係なかったの…

悪霊はあくまでもきっかけ…変化はミィの意思ね」


「そ、そんな…」


「うん、仕方ないの理由はどうであれ一度化け猫になったものは輪廻の環には戻れないのよ…

これから閻魔大王の元に連れて行くわ…黒猫ちゃんも一緒に行くのよ」


「なんでにゃ、トキさんの手は借りてないにゃ

地獄行はおかしいにゃ

地獄は浄化されるまで毎日毎日苦しめられるって言ってたにゃ」


僕とトキさんが話しているとミィちゃんが


「にゃあにゃあにゃあにゃあうるさいわよ!あたしはそれだけのことをしたの

黒猫にも悪いことしたわね、あたしは地獄でおとなしく裁かれるわ

念願の化け猫にもなれたし悔いも何もない…

でもありがとね

黒猫があたしのこと救ってくれたんでしょ?

あたしはどんな裁きの結果でも受けるわ…」


「そ、そんなぁ…僕は何のために…」


悲しくて涙が出てきた…


「トキよ、向かいが来たぞ!さぁ行こう久しぶりの地獄だ!閻魔大王も待っているぞ!」


なんでにゃ鬼さんはなんか楽し気にゃ

なんで地獄行くのに楽しげなのにゃ!


「黒猫ちゃんなんで泣いてるの?これから楽しいかはわからないけど地獄めぐりよ

初めての地獄めぐりで涙出てきちゃった?」


「どういうことにゃ?地獄で浄化されるんじゃないにゃ?」


「地獄と言っても犯罪者とか罪人とかとは違うのよ

私たちは閻魔大王に事情聴取で呼ばれて行くだけ…

ミィは一応化け猫に変化しちゃったから閻魔大王の裁きがあるけど…

たぶん大したお咎めはないと思うわ」


「そうなのにゃ?ミィちゃんは苦しめられないにゃ?」


「そうね、軽い罰は受けると思うけど苦しめられて浄化はないと思うわよ

人を食った化け猫とかではないし…

そこは閻魔大王に任せましょ

私たちはこれから行く地獄を楽しみましょう」




 なんなのにゃ霊界きたと思ったらミィちゃんとバトルして次は地獄めぐり?

僕はもう疲れた…主のそばに戻りたい…にゃぁぁぁ


 でもミィちゃんの裁きの結果とか地獄がどういう場所なのか閻魔大王はどんな人なのか気になることばかりにゃ

疲れてはいるけど、ちょっと楽しみ…にゃ




おっさん不思議体験記06話 黒猫守護霊になる 人外パートその3 終


黒猫ちゃんとミィのバトルの結果どうでしたか?

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