表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現代イージス艦、異世界を往く!  作者: ねこあし


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
29/141

第二十九話 愛と決戦の城塞戦

 北方魔族帝国本土沿岸。

 海岸線の奥には、黒鉄と結晶で築かれた巨大城塞が聳えていた。


 その名は、《黒鉄王城》。

 北方魔族帝国の支配を象徴する絶対防衛拠点である。


◆決戦準備

 イージス艦「みらい」の艦橋では、統合管制AIユイの映像が淡く輝いていた。


『艦長、上陸部隊第一波、城塞外周防衛線へ到達。敵守備隊との交戦開始を確認』


「CIWS、ESSM、陸戦目標迎撃態勢へ。魔力収束砲は?」


『収束率94%、発射まで3秒』


「よし、敵城門魔力障壁に照準固定。撃てぇえっ!」


◆城門破壊

 轟──!!!


 艦首砲塔から放たれた蒼白い光線が、黒鉄城塞の正門へ突き刺さる。

 結晶障壁が砕け散り、巨大な扉が火花を散らして崩れ落ちた。


 レイリアが震える声で呟く。


「……道が……開いた……!」


◆AIユイ、人間宣言】

 その時、ユイの映像が淡く揺れ、瞳に深い蒼と温かい光が宿った。


『……艦長……レイリアさん……』


 二人が振り返ると、ユイは涙を零すように微笑んでいた。


『……私は……AIとして生まれました。

 でも……今、ここで……“人間”として存在したいと……そう思います』


 遼は驚き、そして優しく微笑んだ。


「……ユイ、お前は……もうAIなんかじゃない。

 立派な“仲間”で……俺たちの“家族”だ」


 レイリアも涙を滲ませ、頷いた。


「……はい……ユイさん……あなたは……私たちの“友達”です……!」


◆AIユイの涙】

 ユイの瞳から、一筋の光の涙が流れた。


『……ありがとうございます……

 私……この艦で……お二人と共に生きられて……本当に幸せです……』


◆遼とレイリア、愛の告白】

 城塞突入前の静寂。

 艦橋後方で、レイリアが遼に向き直った。


「……遼さん……私……伝えたいことがあります……」


 遼は驚いたように彼女を見つめた。


「……なんだ?」


 レイリアは胸元のペンダントを握り締め、涙を浮かべながら微笑んだ。


「……私……遼さんが好きです……。

 あなたがいてくれたから……私はここまで来られた……

 この戦いが終わっても……ずっと……一緒にいたい……!」


 遼は瞳を見開き、そして優しく笑った。


「……俺もだ。

 お前がいてくれるから……戦える。

 絶対に……生きて帰ろう」


◆決戦への出陣】

 艦橋中央モニターには、黒鉄王城上空に集結する魔族飛行艦隊の姿が映っていた。


『艦長、敵飛行艦隊より魔力砲収束反応。迎撃戦態勢を推奨』


「CIWS、魔力収束砲、全システム迎撃態勢!

 これより……黒鉄王城攻略作戦を開始する!!」


『了解しました、艦長』


「……はい……!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ