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魔導忍者忍法帖  作者: ゴブリン坊主
75/119

魔導忍者は魔王に会いに行く 2

謝罪はさておき、同盟の話は何故か語り合いと言う名の殴り合いに発展!


果たしてその行方はどうなってしまうのか?


その前に『漢は拳で語り合う!』何てどこの情報!?(-_-;)


「ジンライ 解除」


雷蔵は『魔導外骨格』を脱ぎ捨てる


「マスターそれでは、防御力が大幅にダウンしてしまいます」


主人の身を案じて、イブがそう警告する


「これは殺し合いではない、殴り合い(語り合い)だ」


「防具や武器は必要ない」


『あとリミッターで魔王の戦闘力と同じになるまで制限をかけてくれ』


『・・・言っても無駄の様ですね 了解いたしました』


『リミッター作動 身体能力を20%に制限いたしました』


仲間である女子たちも、利かん坊を見るような目で雷蔵を見守っている


だが、その暖かな眼差しに、不安の色は一片もなかった




『何あの鎧!? 一瞬で脱着できるのかよ! カッケー!』


魔王バルバールは『魔導外骨格』の瞬時に脱着できる機能がお気に召したようだ


「いいのか俺の拳は軽くないぞ?」


そう言いながら自身も鎧を脱ぎ始める


「魔王様 万が一のことがあっては困ります」


『魔王』の家臣たちもバルバールの身を案じて止めようとするが


「脆弱な人が、その命綱である鎧を脱いだのだぞ?」


「この俺が鎧を着て殴り合い(語り合い)に挑むなど、恥でしかない!」




「では行くぞ!」


『まぁ一発目はもらってやるか?』


魔王バルバールは雷蔵の拳をなめていた、思いっきりなめ切っていた!(゜д゜)!


雷蔵は距離を一瞬で詰める、忍術を使わず身体能力のみで


「っ! ぐはっ!」


魔王の右頬に雷蔵の拳がめり込む、そのまま勢いは止まらず壁に吹き飛びめり込んだ




『やっべ! 俺様今一瞬記憶飛んだぞ? 何こいつの拳・・・マジで人間かよ!?』(゜Д゜;)


今の一撃で、魔王バルバールの中で雷蔵の脅威レベルが一気に上がる


「なかなかいい拳を持ってるじゃないか!」


「ふふふ 俺様を本気にさせてしまったようだな!」


正直かなり効いているが、強きの姿勢は絶対に崩さない


自分は魔王なのだから!( ・`ー・´) + キリッ




「今度は俺様の番だな!」


魔王も瞬時に雷蔵との距離を詰め、おのれの拳に全力を込めて放つ


雷蔵はそれを避けようともしない


魔王の拳は雷蔵の右頬にめり込み、その体を壁まで吹き飛ばす


激突した壁は轟音を立て崩れ落ち雷蔵の身体へと降り注ぐ


『やっべ! つい良いのを貰って力が入っちまった! こりゃ死んだか? 汗』


その心配は無用であったと、すっくと立ちあがった雷蔵を見て思い知る




殴り合いが始まってから、一体どのくらいの時間が立ったのであろう


「魔王パ~ンチ!」


「魔王キ~ック!」


魔王パンチ:魔王が放つ必殺のパンチ アイアンゴーレムですら粉砕するパンチ力


魔王キック:魔王が放つ必殺のキック 超ヘビー級の魔物を瞬殺する破壊力


時折蹴りも織り交ぜた、殴り合いは果てもなく続くが、お互いの耐久力の高さ故に、お互いが決定的な一撃を決められずにいた


一発一発が必殺の一撃、油断は命取りになるはずの拳の応酬のはずだが


魔王と雷蔵


両者の顔には笑みが浮かんでいた


『魔王』にとって自分が全力を出せる相手


しかも殺し合いではなく、相手と分かり合うための殴り合い(語り合い)など今まで経験したことが無かった




『魔王』が『魔王』たる所以


それは、先住民たちの中で最強である事だけではない


確かに『魔王』となるためには、『魔王選定の儀式』と言う名の力試しで、勝ち残らなければならない


『魔王選定の儀』に最後まで勝ち残った者が『戴冠の儀』を経て『魔王』となる


『魔王』は『戴冠の儀』でその体に、歴代の魔王たちの『英霊』を宿す


『英霊』の力は、魔王に尋常では無い身体能力と魔力を与える


その『魔王』が本気の攻撃を放てば、身体能力の高い先住民たちですら受け切ることは出来ない


受ければ、その衝撃で身体が無残に弾け飛んでしまうだろう


彼は『魔王』となってから、全力を出したことが無かった




魔王バルバールが本気を出すとき


それは、勇者が軍隊を率いて『魔族の大地』まで攻め込んできたときだろう


そしてそれはバルバールの『魔王』としての生涯の終わりを意味する


だが、彼は知る由もなかった




勇者は、はっきり言ってクズ野郎であった


そんな彼がレストラガの町で、イェニーナと言う名の受付嬢に手を出そうとた


だが、それを阻止したリュウセンなる冒険者に、自慢の聖剣と共に心をボッキリと折られ


「カカカ! お主の根性、わしが叩き直してやる!」


そう言われ、無理やり修行と言う名の暇つぶしに連れまわされている事を


彼が『魔族の大地』に来ることは当分無いだろう


いや一生無いかもしれない・・・(-人-;) ご愁傷様~




だが今自分が拳を交わしている相手は、全力の『魔王』の一撃を受けて、なお立ち上がってくる


「俺様の拳を何度も食らって立ち上がってくるとは・・・」


「お前、本当にあの脆弱な人族なのか?」


目の前の人族は、そう思わず疑ってしまうほどの戦闘力を秘めていた


武装し、大軍を率いて攻めてくる人族は、確かに侮りがたいものがある


だが、個体として見た場合、その身体能力、耐久力、魔力は決して高くはない




「普通なら、一撃でやられていただろうな」


「だが、俺の身体は特別製でな」


「俺の友と、その仲間たちの最高傑作で出来ているからな」


「興味深いな! 後で話してもらおうか」


「これを受けて、お前が無事でいられたらな!」


「魔王ダ~イブッ!」



魔王ダイブ:魔王が全力で飛び、相手に頭突きを食らわせる 当たると超痛い! と言うかただでは済まない!(゜д゜)!



全力で踏み込み、一瞬でトップスピードまで上げ、雷蔵に飛び掛かり頭突きを食らわせる


『さすがのこ奴も、俺様ご自慢の必殺技の前には一溜まりもあるまい!』


それ程の自信の一撃だった




しかし、雷蔵は魔王の角をつかみそれを受け止める


雷蔵の足は魔王の勢いを殺しきれずズズズッと地面を滑る


壁際に来て、ようやくその勢いを止めることが出来た


「魔王ダイブを受け止めるだと!?」




『マスター 魔王を戦闘不能状態にするには、752発の攻撃を連続して放つ必要があります』


自慢の必殺技を受け止められ、驚愕している魔王バルバールに752発の拳を放つ


ほぼ同時と思えるほどの超高速の連撃を!


ちゃんと心の中で752発を数えたので間違いはないはず・・・ちょっと自信がない雷蔵 (;'∀')


「っ! ぼぐぇはうぁっ?」




想定外の攻撃を食らい、想定外な声をあげて魔王バルバールは意識を失うのだった



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