「シンデレラリバティ」 上 本郷地下先生 つづき
前回の続き。
洋二くんには、血の繋がった兄がいます。
兄の名前は遼一くんと言います。
その遼一くんの高校時代の同級生と洋二くんは出会います。
同級生の名前は敦也くん。
敦也くんと洋二くんは、遼一くんについてふたりで語り、傷つけあった後に、共通の相手、遼一くんが登場します。
洋二くんは、遼一くんに虐待されています。
そして、敦也くんは、遼一くんに対していい思い出が全くありません。
ですので、遼一くんが登場すると複雑な気持ちに駆られました。
洋二くんにとって、母も友人もどうでもいい存在です。
しかし、兄には執着しています。
兄の同級生、敦也くんは靴を作っている青年ですが、高校時代、遼一くんの虜でした。
そこで弟をつかまえて、いろいろと関わろうとします。
敦也くんのセリフに「無意識に」「いつしか動機も忘れてたが」というのがあります。
わたしたちのアタマは、ほとんどが思考で動いているそうです。
やりたいこと、重要なのは「動機」だそうです。
ここまで書いてようやく少し気づきました。
この作品が妙に気になったのは、わたしの心に関係することが多かったためだと思います。
洋二くんは幼い頃から、兄に洗脳されているので、常に怯えて暮らしています。
わたしは妹がいるのですが、妹は気が強いため、わたしはいつも泣かされている立場でした。
姉と妹の立場は逆転ですね。
そこで、兄に怯えている弟を見ると、自分と同じだと気づくと、後は分かりやすいと思いました。
まず、洋二くんはいつもスマホをチェックしています。兄からの連絡がいつ入るか分からないためです。
びくびくしています。
次に、洋二くんが物を隠す行為をします。
わたしもきっと見られたらまずいものは隠します。
どうしてかというと、その物からあるところへ向かって、繋がることを恐れているからです。
しかし、妹から逃げ続ける限り、その不快な出来事は、これからもずっと続くそうです。
逃げずに、不快な思いを、不快だ、気持ちが悪い、と感じることでその出来事はもう二度と起きないそうです。
では、次回へ移ります。




