他人の心の中に土足で上がり込むタイプ。
投稿休載すみません。
「それで他に報告は?」
サテルスが睨みつける。
「あるわけないだろ?」
と僕。
「あの、本当にカフェでチーズケーキが食べれる名所を探しただけなんですか?」
アルフスが引きぎめにいう。
「だから、ないって」
「だから言ったでしょ?ルクスくんに期待するだけ無駄だって」
「ちょっと待て、ルミナス、様。それはどう言う意味なのかな?」
「いいの!あなたには関係ないから.......私もあなたを巻き込みたくないの」
と彼女は切なげな目。
いいな〜それ僕もやってみたい。
「僕は台風が目の前に来たら臆せずつ突っ込むタイプなんだけどな.......」
僕がため息混じりに言う。
現在僕たちはカフェで報告会。これほど豪華なメンバーに場違いなほどの僕。
なぜ僕がこの場にいるのか謎だ?
冴えない一般市民にこれ以上何を求めると言うのか。
「ルクスさんには諜報員として期待していたのに.......」
とサテルスが残念そうに。
諜報員?
なぜ?
僕が?
「ちょ、サテルスどう言うこと?」
とルミナス。
「その言葉の通りですよ?あなたとはこの前一緒に学園怪事件を解決したでしょ?」
「解決......してなくないか?」
僕は記憶を辿りながら言う。ていうか調査は打ち切りだ。
「そ、それは今はいいの!とにかくこの二人はその話を聞いてあなたの本当の能力に期待したのだけど、」
と言葉を切る。流石にルミナスもここから先は失礼だと思っているみたいだ。『期待はずれ。』
今の僕には相応しい言葉だろう。でもガチで今回は僕悪くないだろ。まあ今回は退室させてもらうよ。
「じゃあ僕はこれで」
と僕は席を立ち上がる。
「ねぇルクス」
「ん?」
ルミナスが僕に言う。何かを聞きたいらしい。僕は一刻も早くこの居心地の悪い空間から逃げ出したいのだが。
「フェンリル兄様は何者だと思う?」
「君の兄さんじゃないの?」
僕は言う。
「そうよ、ね」
と彼女は言う。僕たちは割り勘で勘定を払った。僕には全くルミナスの質問の意図がわからなかった。
まあ複雑なご家庭の問題なら僕は首を突っ込まないほうがいいだろう。
流石の僕も首を突っ込む台風は選ぶのだ。そこで僕は重要なことを思い出した。
「約束の10億ゼニは?」
「そんなのないわよ?」
「ですよねー」
こうして僕らは解散した。
僕はお金を散財した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「予選まであと少しだね。メアリー」
と僕は隣にいる獣人の少年に話しかける。
「そうですのね。フラウス」
現在僕とメアリーはシチ公前のベンチに腰を下ろしている。
フソーラ王国で待ち合わせの名所になっているこの場所にいるのは訳がある。
それは彼女を待っていたからだ。僕らは待ち合わせ場所に来た藍色の髪の女性に話しかける。
「お待たせしました」
と彼女は言う。今回の僕とメアリーの目的は情報収集。
別に違う人たちに話しかけてもよかったんだけど、まるで相手にされなかった。
まあメアリーと僕のこの貧乏臭い格好では無理ないか。
なので今回はエリシャから情報を吸おうと言うわけだ。エリシャも同じだろうけど。
僕らは歩きながら軽く雑談をする。目的地は決まっていない。
「それでエリシャさんは何歳なんですか?」
「20歳です」
おーいメアリー?
女性に年齢を聞くのは、あ、どっちも女性だ。じゃあいいか。
ちなみに僕は空気。言い方は悪いけど聞き耳を立てる。
「確か、最年少で七剣人の仲間入りをしたんですよね?」
「昔の話ですよ」
と彼女はひらりと交わす。なんか彼女結構すごいのかな?
僕はそう予想する。そして僕はそんな凄い彼女に質問が。
「なんで七剣人を辞退したんですか?ちなみに色々あったは通用しませんよ」
僕は言う。彼女は意表を突かれたかのような顔だ。
まあ言いたくないことはあるけどこれくらいはいいでしょ。
「嫌になったんですよ」
エリシャが言う。これはまた唐突な。
「何が嫌になったんですか?」
すかさずメアリーが。
メアリーって結構他人の心に土足で上がり込むタイプだな。僕は分析する。
「権力争いや、道具のように使われたり、クズばっかりだったり。剣の腕前を上達さえたくて七剣人になったのにあれじゃ、時間の無駄ですよ」
と彼女は言う。どうやら本気で後悔をしているようだ。
これにはメアリーも驚いている。そして気まずくなる。僕は空気を読む方だ。なのでここは押し黙る。
流石に喋らない。だがメアリーは最後まで空気を読まなかった。
「じゃあ自分の実力を上げるために大会に出るのですの?」
「それも理由の一つ。そうあくまで一つなの」
エリシャはメアリーの問いに答える。まあ出場する理由は人それぞれ。
それが誇れる理由でもあれば誇れない理由でもある。そんなもんだ。
ちなみに僕はストーリーを完遂するため。僕は僕のやるべき事を進行する。
そのために今日彼女を呼び出した。
「エリシャさん」
「はい?」
「僕たちと手を組みませんか?」
「それはつまり、同盟を組めと?」
「そうです」
同盟。
それは毎年参加者の中で自由に組まれる物。予選を突破できるのは5組。それに対し参加組数は120組。最後の5組が残るまでバトルロイヤルは勧められる。
そんな狭き門を突破するためには彼女の協力は必要不可欠。
それに個人的にも彼女に今、予選の負け帰られたら僕のストーリーが未熟なものになってしまう。
それだけは許せない。イベントを起こすなら常に完璧を目指さなければならない。それが僕のモットーだ。
「少し考えてもいいですか?」
「いえ、今ここで決めていただけねばなりません」
「ちょっ、フラウス。なんで勝手に話を進めているですの?少しぐらい相談しても、」
「メアリーこれは君の為なんだよ」
僕は優男風を装って言う。
メアリーは面を食らったかのような顔をする。
「それはどういう?」
エリシャが聞く。
「メアリー君の実力は素晴らしい。多分この世界で上位の実力者だ。だけどそれまで。この大会には君が足元にも及ばない相手が出てくる。もちろんそんな相手に君はもちろん勝てない」
厳しいようだがこれが残酷な現実。
メアリーはなんとか反論をしたいが言葉が何も出てこないと言った顔だ。
「そこでエリシャ、君の出番だ」
「私の?」
「そう、君は類い稀ない力量を持っているしそれを伝えるのもうまそうだ。指導の経験はある?」
「まあ、少しは」
「それなら僕よりマシだよ。僕はうまく指導できないからね」
「ねえ、勝手に話が進んでいるけど、私はそんなのお願いしていない。それに私は今のままでも十分戦える。だからエリシャさんの手を借りなくても大丈夫ですのよ?」
「いや、メアリー、」
「それならフラウス。あなたの実力を見せてよ?」
「へ?」
「あなたの殺しの腕は凄い、いや凄すぎるのよ?あんなに簡単にそれに一太刀であの人数の命を奪うのは難しいこと。だけどあなたはそれをやってみせたの。あなたの実力を見せて」
「それは興味深いですね。ぜひ私も」
「困ったな........」
と僕は困り顔を作る。
だが僕は困ってなどいない。逆に今にでも飛び出したい気持ちだ!
ついにこのイベントが!メアリーにきついことを言った甲斐があった!
このイベント、謎の男の実力少し開放イベントが来たのだから!
すみません。投稿が少々止まってしまいした。現在本業の方が大変忙しくこちらまで他が回らない状況です。できるだけ隙を見て書いていきますが毎日投稿できるかは未知数です。どうかご了承ください。
もし少しでも面白い、続きが気になると思いましたら、評価 ☆☆☆☆☆ 感想をよろしくお願いします。




