名ゼリフをカンミングアウトッ!
謝罪。すみません。投稿ができませんでした。本業の方が忙しくこちらの方に手が回らなくなり申し訳ありません。この休みの間に書き溜めをしておこうかと思います。これからはできるかぎる普段通り投稿を行なっていきます。どうかこれからもこの作品をよろしくお願いします。
「あ、あなたは?」
獣人の少女はその声を出すのが精一杯だった。
「通りすがりの醜い獣人さ」
と目の前の獣人族の青年がいう。
彼はそう言うと少し目の傷を抑える。彼の目は見えていないようだ。
「大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫さ。少し両目が疼いただけさ」
「そ、そうなんですか......」
と彼女はそれで納得する。
「それで君はどうしてこんな所に?」
彼女は聞かれたくない事を聞かれてしまった。
「あ、えっと、わたくしお金がなくて、それで宿屋とかに泊まれなくて..........」
「宿屋.........もしかして旅人?」
「あ、正確には今回のWKCに出るためにここに来たんです」
「なるほど。よし、同じ大会出場者同士だ。ここは助け合わないかい?」
「あ、はい!」
と彼女は勢いよく返事をする。
「そして僕からは見返りを要求する」
「見返り?」
彼女は変な要求が来ないか少し心配する。
だがその心配をよそに盲目の剣士は言う。
「僕も、もちろん大会に出るんだけど、相棒になってくれないかな?」
「相棒ですか........」
彼女も相棒という制度は十分理解している。
今回の大会は予選と本戦に分かれており相棒は予選に導入されている制度だ。今回の予選はフソーラ王国王都から1キロの範囲を戦闘場所にしバトルロイヤルを開催する。
その際に出場者はタッグを組んで予選をその人と共に勝ち抜くのだ。
しかし、毎年、中にはタッグを組まないで出場することも人たちもいる。
もちろん出場は可能だ。
しかし今のところそのチームの突破率はゼロ。相棒を組むのは必然と言えよう。
なので彼女も彼の誘いには願ったり叶ったりだ。
しかし少しの怪しさが感じられる。それは第一に自分を助けたタイミングが良すぎること。
それともう一つは殺しの腕。
先ほど彼女を絡んだチンピラたちの喉笛を完璧に断ち切っており、殺しの腕前が良すぎること。
これらが理由に挙げられる。しかしこの機会を逃せば、こんなに見窄らしい格好をしている彼女がペアを組む機会などない。そして彼女は決断を下す。
「ええ、喜んで」
こうして二人のペアが生まれた。そして彼女たちは今回の大会の渦の中心となって行く。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
フソーラ王国王都は人口200万人を超える、世界でいちばんの超大都市だ。
世界の経済と名の付くものを全て牛耳っており文化や流行の最先端でもあるこの街で開催される剣術高いとなれば各国の注目も集まる。
だから目立ちたがり屋や、出世コースに乗りたい人間は男女年齢問わず集まる。
そのため治安が悪い、なんてことは無い!
フソーラ王国には国際騎士団の本拠地も設置されており、王都は世界で一番治安のいい都市なのである。
ちなみに二番目は不毛の大地に突如して現れた新興国のウルティオ国。
しかしその差は圧倒的。フソーラ王国王都は永久不滅の都市なのである!
と僕が読んでいるカフェの観光客専用の雑誌にはそう書いてあった。
ちなみに僕はカフェで獣人の少女とお茶をしている。僕はゆっくりチーズケーキを口に運ぶ。
なるほどなるほど。だからWKCは大会の規模が大きく、世界大会なんて言われているのか。僕は納得する。
まあ雑誌を読むと言っても本当は見えないんだけどね。
現在僕は獣人族の盲目の剣士である、そうだな名前は.......フラウス・メンダックとかにしようかな。を演じている。
なぜ演じているのか。
まあこう言うキャラをやってみたかった、て言うのもあるけど一番は身分証明証を偽造しやすいと言うこと。
獣人なんて人間とは全く違う生き物だからね。流石にルクスだとは疑われないでしょ。
目は本当に傷をつけ見えなくしている。いつでも再生可能だけどね。
耳は付け耳それと尻尾もつけている。だけど魔力を流して本物みたいに動かしているからバレはしないはず。
それと僕本体の肉体的年齢は25歳くらいにしている。
ちなみにこれは治癒の魔法の応用。こんな感じの特殊メイクで僕は変装している。
それで話を戻すと、なんで見えているのか。それは魔力探知の応用。正確には自分の体内の魔素を、と言う感じの説明はめんどくさいから、この話をこれで終了。
僕は口に運んだチーズケーキを味わう。
そしたら獣人の少女が話す機会を伺っているから僕は一回フォークを置く。そして彼女が言う。
「それでは改めまして自己紹介をさせていただきますわ。私の名前はメアリー。メアリー・パルパですわ」
「僕は名もなき獣人さ」
「嘘を言わないのですの。本当はどうなのです?」
「僕の名前はフラウス・メンダックだ」
「それが本名.......」
彼女は嬉しそうにする。そんなに架空の人物の名前は聞きたかったのかな?
僕は考察を色々するが答えは出なかった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
僕は彼女に一旦今日泊まれるほどの路銀を渡し明日の待ち合わせ場所を決め、分かれた。
僕はフソーラ王国王都に陣取る世界規模の大きな商会である、テトデナ商会フソーラ支部に足を運ぶ。
そしてそこには前回も会った僕を嫌いな、セブンナンバーの一人、ホスト アモルだ。
この店舗は彼が仕切っているらしい。
「こんにちはルクス様」
と彼は全く心がこもっていない挨拶、お辞儀をする。
それに対し僕も「やあ」と適当に返す。
両者の空気が痺れる。しかしアモルはセブンナンバーの中で特別戦闘特化というわけではない。
彼はどちらかと言うと諜報担当、らしい。
報告書にはその美貌を用いて、とか書いてあった気がする。正直どうでもいい。
僕はその事を忘れようとうする。すると、
「アモル。主人様に対してその返事はどうかと?」
と着物姿で口元は扇子で隠している黒髪のお淑やかのな糸目の美少女が現れる。
彼女は SS+ 女傑 ベルスである。彼女もセブンナンバーの一人。
そういえば彼女はなぜかカードから顕現してきた時から着物を着ている。
なぜかは知らない。
そんな彼女は優しく、思いやりがあり、お淑やかなためよくみんなの喧嘩の仲裁を買って出る。
今回も現れた。
「やあ、ベルス。久しぶりだね」
「主様、お久しぶりでございます」
うんうん、素直の子は嫌いじゃないよ。
ちなみに彼女は幹部の中でも戦闘能力は最弱であり、どちらかと言うと頭脳はである。
まあそんなことは今はどうでも良い。僕としては早くアモルをなんとかして欲しい。
ベルスはアモルに近づき平手。
「へ?」
とアモルは声を出しその場に倒れ込む。
うんうん、分かるよ。男としては女性のビンタ!が一番心にくるし痛いよね。
『まあ認めたく無いものだよね。自分の若さ故の過ちと言う奴はさ。』
と僕は名ゼリフを心の中でカンミングアウトッ!
そしてその場はなんとか治った。
そうそう、僕は用事があってここに来たんだった。
え〜と重ねて申し訳ないのですが、ムサシ機関は明日投稿します。申し訳ありません。




