異世界っぽい夏休みにしたい。
投稿再開です。
夏休み、それは多くの学生が心待ちにしている一年で一度きりの伝説的休暇。
僕はそんなとてもとても貴重の夏休み二日目を寮の自室でボーッと適当に過ごしていた。
暇すぎる。
マジで暇すぎる。
みんなは実家に帰ったり旅行に行ったり色々予定を立てたりしていた様だけど僕は実家からは追放されてるしどちらかと言うと実家はこの寮の部屋だし、旅行に行くお金もないし考えてすらいなかった。出遅れた。と僕は思う。
何かを考えておくべきだった。僕は少し反省をする。
だけど何かしらのイベントがそのうち起きるでしょ精神で今は耐えている。
とその時、寮の部屋のドアの外から誰かがノックをする。
「はーい」
とい僕は返事をし扉を開ける。すると寮の管理人のおばさんが立っていた。
「ルクスさんですね?」
「えぇ、まあ」
と僕は少し気怠けそうに返事をする。
「お客様がお見えになっていますよ」
管理人さんは話を続ける。
「え、僕に?」
「ええ、ルクスさんに」
でもイキオやメガネは実家に帰ったし、ルミナスとは最近連絡を取ってないし誰だろうか?
「わかりました。すぐ行きます。着替えるので待っててくれと言っといてください」
僕は一回扉を閉め部屋着から着替え寮内の集合場所を目指す。
そして寮のロービーにあるソファーの上に僕が見知った人物がいた。
白いスーツに白い髪、そして長く白い髭。そこにはイケさんがいた。
イケさんは僕を見るなりソファーから立ち上がり挨拶をする。
「旦那様、お迎えに上がりました」
へ?どこに?
「お荷物は私めがお預かりします」
荷物?なんで?
「では参りましょう。魔女の聖地ラミアへ!」
オッケー、まず準備させて。それと展開が急すぎてついていけてないんだが。
あたかもこちらが知ってるように話を進めているが何も聞いてないんだけど。
と僕はツッコミを入れるが夏休みの予定がなく暇なので言う通りにイケさんたちについて行くことにことにした。
荷物準備しないと。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
僕は馬車に乗り外の風景を眺めている。イケさんの部下と思わしき女性が僕が持っているからのグラスにワインを注ぐ。
「ありがと」
と僕は一応お礼を言っておく。
「そんな!恐れ多い!」
あ、今日もそう言う感じのノリなんだ。いつもご苦労様。正直やらなくても良いけどやって貰えるとまあ嬉しいからやらなくて良いと言わなくていいか。
「で、僕たちはどこに向かってるんだってけ?」
僕はイケさんに聞く。
「そうですな。では行き先について復習しましょう」
あれ、元々知らないから予習じゃ?
まあいいか。僕はイケさんの話に耳を傾ける。イケさんは馬車の中の机の上に世界地図を広げる。
まあ世界地図と言ってもこの地図は人間が作っているから他の種族の国の所はほぼ書かれていない。(同じ種族同士は同じ地域に固まり国を作る)
「今回向かう所はアギオン自治区にあるラミアという地域に行きます」
「ああ、あの魔女の塔とかがあるとこの?」
「そうです。よくご存知で」
いやそれくらい知ってるよ。
「それでその聖地、あ、魔女の墓場ラミアになんの用?」
「主様どうやって魔女の墓場という単語を?それは私たちが最近調べあげた、」
「僕にとってそのような情報はもうすでに知っているのさ」
僕は雰囲気を出しながら言う。ちなみにこの情報は最近テセラが教えたくれた情報だ。
その情報を僕は既に知っていました雰囲気を出しながら言う。
「なっ!さすがです」
テセラが報告をしたからイケさんも知っていると思うけど良い反応だ。僕は少し嬉しくなり頷く。
それより魔女の墓場とかまさにテンプレ。
これで夢見たいな空間に魔女が出てきたらまさにテンプレなんだけどなー
流石にそこまで都合よくことが運ぶわけないか。とまたまた僕は現実的に考えてしまう。
僕はその考えをワインを飲むことで流す。
「それとなぜ行くのかと言うところですがそれは.......」
イケさんは馬車の周りを確認する。何かいるのかな?
「もちろん観光です」
あ、まじ?それだけ?僕はイケさんに観光だと言われ少しガッカリする。それに観光って。
「ラミアに魔女の塔以外に観光地ってあったっけ?」
「ありますとも。なぜならラミアは世界で一番の温泉街ですから」
「温泉か」
いいね。この世界に来て初めての温泉だ。僕は胸に期待を抱き、また外の景色を眺む。
周りには廃墟が立ち並んでいた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
僕が馬車に乗って4日目。流石に少々同じ景色が続き飽きてきた。
それならまずはアギオン自治区について復習しようかな。
アギオン自治区それは大昔に魔女たちの国があったとされる場所。そして神の故郷と言われている場所である。
そしてそこは楽園だった。
世界中の食べ物、文化、技術の最先端がそこには集まっていた。そして魔女たちは長い間、栄華を極めていた。
だけど魔女たちと共に暮らし、生活を支えていた龍たちがある日アギオンから消える。
その原因は7本の杖に選ばれた二つ名持ちの魔女たちである。
彼女たちは故郷こら龍を追い出した後に自分たちの国を破壊して回る。
そして最終的に彼女たちは殺し合い最後に生き残った魔女は自殺をした。
現在のアギオン自治区の領土はどこまでかは不明。
アギオン自治区は支配者存在せず領土の測量を行ってないためその大きさはわかっていない。
人口は千万人以上。そしてその全員がなぜか少し魔女の血を引いていると言われているが真偽は定かでは無い。
まあ正直どうでも良いけど重要なのは住民の一人一人がそれなりの実力を持っている魔法使いか魔剣士らしい。
そして今回行く魔女の墓場には自殺した魔女が眠っているらしい、と僕が知っているアギオン自治区の全容はこんな感じだ。
まあ大体の情報はテセラから教えた貰ったものだけどね。
だけどアギオン自治区にはまだ僕たちには知らないことが秘密が隠されているかもしれない、と僕は異世界ファンタジー系のナレーションを入れてみるがそんなに盛り上がりはしなかった。
「旦那様」
イケさんが僕に声をかける。
「ついたのか?」
「はい、その様です。ご覧くださいあれが魔女の墓場がある聖地ラミアでございます」
「ふーん」
と僕は適当に返事をし、グラスに入っていたワインを一気に飲み干す。
僕はお酒には強いが別にお酒が美味しいとは思わない。
なんとなくかっこいいから飲んでいるだけだ。
「まずどこの温泉に行こうかな」
と僕は少しだけ胸に期待を抱く。
どうも結城弥生です。昨日は投稿できず申し訳ありません。本業の方が忙しく更新ができませんでしたが、今日からいつも通り更新を再開します。これからもよろしくお願いします。




