新事実発見!それと追放
僕が転生、つまり生まれてから3年が経った。
現在3歳である。
そしてこの世界のことも少しずつわかってきた。
まず僕が転生した国の名前はフソーラ王国。
そして僕はその国の第17王子だ。
ちなみに兄弟姉妹はたくさんいて総勢200人。
その中でも、僕の母親は側室で他にも第2王子を産んでいるらしい。しかし母親は僕のことを忌み嫌っている。
その理由は後で話そう。
それよりこの世界には約6つの種族がいる。
人間種、獣人種、エルフ種、鬼人種、ドワーフ種。この種族たちがこの世界で文明を作り国を運営したりしている。
ちなみに僕が生まれて種族はもちろん人間。まあ別に他の種族でも良かったんだけど流石にドワーフは........
まあそれは今は良いだろう。もう変わる事もないし。
そしてフソーラ王国の他にも人間が国家元首の国はたくさんある。
その数7つ。
個人的には結構多いと思いうけどな。
それとスキルは人間種しか持っていないらしい。
それもスキルを持っている人間の数もごく僅か。
スキルを持っているだけで貴重なのに僕はそのスキルの中でも珍しいスキル持ちだ。
そのスキルの名前は生産系ガチャ。
このガチャは無制限に回せるがボタンのようなものを押さなければ物はでない。
それにこのスキルの名前通りこのガチャからは食べ物や木や粘土などしか出ないのだ。
ちなみにガチャからはゲームカードのような感じで出る。
その為僕のスキル、生産系スキルはフソーラ王国では一番役に立たないスキルとして登録されており、その為僕の母親?は僕のことを忌み嫌っている。
そして僕はこんな国にはいたく無いためわざと無能を演じている。
あと王子ってだけでめんどくさそうだし。
その為使えないスキルと僕の無能さが相まって今では王家の恥とまで言われるほどに成長している。
だけど僕にはなんで僕のスキルが落ちこぼれの烙印を押されているのか分からなかった。
もしかしてみんなはこの力に気づいてないのかな?
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あれからさらに3年が経ち僕は6歳になった。
ちなみに僕の名前はルクスね。
”ルクス・フソーラ〟
そんなに悪く無い名前だと思う。そして今日僕は宮殿へ呼び出された。
僕はこれまで離宮で育ったため宮殿に来たのは今日が初めてだった。少し新鮮な気分で僕は宮殿の廊下を歩く。
何となく話の内容はわかっていた。
なぜなら僕はこの瞬間を待ち侘びていたのだから。そして王が高らかに宣言する。
「フソーラ王国の第17王子である6歳のルクスよ。フソーラ王国第27代王であるモロス王の権限で其方を王国から不毛の大地へ追放する!」
僕は心の中で渾身のガッツポーズを決める。
周りの大臣や貴族たちは
「フッ、やっとか」
「ようやく、あのムカつく顔を見ないで済む。」
などなど酷いことを言っているが今は僕の耳に入ってこず、そんなことはどうでもよかった。
これで僕の念願の異世界スローライフ生活が送れそうだ...........
僕の流刑地はこの国から馬車で一カ月の距離のところにある不毛の大地。
あたり一体がサハラ砂漠のような場所だ。
いいねいいね〜これなら誰もこの地にはこなさそうだ。
食糧や水などは僕のスキルで何とかできるし頑張れば家も作る事ができる。
思ったより簡単に生活できそうだ。
それに生産系ガチャには隠された能力もあるしね。
そんなことを思いながら僕は荷物をまとめ宮殿の中を歩く。
そしたら目の前に15歳くらいの子供、が僕の目の前に立つ。第2王子であるテネル王子だ。
「おい、本当に行くのか?」
テネル王子は少し切迫した感じで僕に迫る。
「はい兄様」
僕は簡潔に堂々と答える。テネルは髪の毛を掻き回す。彼のクセだ。
「父上と母上は俺が説得して見せる!だから行くな!あんな所に行ったら死んでしまうぞ!?」
この王子は本気で僕のことを心配してくれているらしい。だけどこの王子が僕を庇ったら彼の立場、つまり王位継承での順位が悪くなってしまう。
「兄様大丈夫です。いつか会いましょう。」
彼にとっては実の弟。止めたくなる気持ちはわかるがここは遠慮しておこう。
それが僕のためでもあり彼のためでもある。それに多分もう僕は世界で一番強いと思う。
経緯は........まあ色々あって。
ちなみにこの世界の『あたりまえ』では保有限界魔力量は増やすことができないとされているが赤子のうちの魔力の特訓をするとそれつまり保有限界魔力量が何と増えるのだ。
なので僕の魔力保有量は現時点で世界で一番大きいと思う。
それともう一つは僕の戦闘技能は前世の知識が使われておりその洗練度はこの世界の武術の何倍もだ。
だがそれはその通りなのだ。
現代地球の科学的根拠をもとに編み出され淘汰されてきた技たちは正にこの世界では最強の部類に入るだろう。
そのような技が複数もあればまさに敵なしである。と僕はよくある現在武術最強説を引っ提げて異世界に来たがそれが、その技が本当に最強なのかは分からないが、まあ強い方ではあると思う。
そして僕はテネルと別れ宮殿内をまた歩く。
僕は歩き続ける。第二王子の前にも他の王子や王女と会ったがみんな僕をバカにしてきた。
まあ彼らにとっては王位継承争いの敵が一人消えたのだから嬉しいだろう。
こういうのは客観的に状況を把握するのが良いのだ。
そして宮殿内を歩いていると、どこからか話し声が聞こえてくる。そこは小さな部屋だった。
ドアが少し開いていた。興味本位で耳を傾ける。そしてこの声には聞き覚えがあった。
「ようやく追放する時がきましたな。陛下。」
「そうだな。宰相よ」
この国の王様と宰相だ。めっちゃ会話が気になるけど、こういうのはテンプレ的には見つかっちゃうんだよな〜
どうしよう?
割と真面目に考える。まあスルーでいいか。そして僕はその場を後にした。
「だがあいつが ”ジョウジン〟 じゃなくて本当によかったな。」
皇帝がご機嫌そうに言う。
最後にそれだけが聞こえた。
じょうじん?
その単語に僕は聞き覚えはなかった。




