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薬での筋骨隆々はまさにテンプレ

熱は半日で治りました。これからも投稿頑張ります!

 え〜と、まず目の前にいる紫髪の男、誰だっけ?


 見覚えがあるようなないような。


 僕は一回知り合った人は忘れないように努力しているけどマジでこの人は覚えていない。


 それに僕は一回も自分の名前を言ってもいないし相手の名前も言っていないのに相手は僕を知ってそうだった。


 うーん悪いんだけど僕は彼を知らないんだよな〜


 僕は頑張って思い出そうとするがもちろん思い出せない。


 ごめ〜んね。


 まあ知っている風で話を進めようかな。相手にも失礼だしね。ということで僕は雰囲気を出しながら話を進める。


「久しぶりですね」


 僕は偉い人かもしれないから敬語で喋る。敬語は万能だ。


「そ、そう、うだな、な」


 うん、噛みすぎ噛みすぎ。何もしないのにな。何でこんなに怯えているんだろう?


 もしかして僕のこの服装かな?


 まあ確かにカッコいいけど一応もらったものなんだよね、と僕は心の中で適当に雑談をする。


「そ、それで、でぼ、ぼぼぼ、ボクになんかよう、用があ、あるの、のか?」


「言っただろう?復讐さ!」


 話を相手に合わせて、さて適当に復讐?しますか。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



「ふ、復讐?ふ、フヒ、ふひひひひ、ひひひひひひひひひひいいひひひひ!、!」


 彼は狂ったように笑い出す。それは当然だった。


「で、できそ、出来損ないで、出ゆうめ、有名だったお、お前が、がふ、復讐な、なんてでき、でき、るわけ、ないだ、だろ?ふ、フヒ」


 彼の意見はもっともである。フソーラ王国の王子時代のルクスの力など彼、フェニクスを殴ることさえも不可能な実力だった。しかし、もしその実力が演技だった場合はフェニクス王子は誤った認識をしているということになる。


 そして彼は実力を隠していた。


「ファイヤーソード」


 空中に何本もの炎の柱が顕現する。フェニクスはそれをただただ見ていた。


「終わりだ」


 炎たちがフェニクスに直撃した。彼は焼け死んだ。


 いや訂正しよう。彼は焼けただけだった。死んではいなかった。そしてその火傷も痛がっている素振りがない。


「フヒヒヒヒヒヒヒヒ!素晴らしい!素晴らしいよ!ルクス。まさかこれほどの力を隠し持っていたとは!だけどこれならまだ僕の対処内だ!」


 フェニクスはルクスの顔面を蹴る。彼は吹き飛ばされる。


「ゆ、油断し、したな?、?ぼ、僕はこう見えてもに、肉弾戦は、派なんだ。」


 しかし彼が蹴ったのはルクスではなかった。ルクスの見た目をした魔法である。


 フェニクス王子の背後には黒い格好の奇術師が。彼は振り向きまた一発。しかし当たらない。


 ルクスは避ける。


 フェニクスは元々見開いていた目をさらに見開く。動揺という言葉が今の彼の状態には似合うだろう。


 彼はルクスに対して不利を悟った。


 彼は最初ルクスを侮っていたが今では冷静に状況を判断し、自身がルクスに劣っていることを冷静に確認する。


 しかし彼はまだ自身に勝算があると考えていた。そのための行動を選択し実行する。


 そして彼はポケットに手を突っ込む。何かを取り出そうとしているがルクスはそれを静観している。


 強者の余裕である。彼はフェニクスの行いを見ていた、ただジッと。


 彼が取り出した石は怪しく赤く輝いていた。ルクスは眼を細める。


「へ、へ、へへ、こ、これは、は人口魔石だ、だ」


「それがどうした?」


 ルクスは素直に彼に聞く。フェニクスは怪しく笑う。


「これは、は人間の、の命を、を材料に、にしたもの、のだ。これには、は莫大な、な魔力が、が取り込まれてい、いる。これを、を服用する。」


 彼は魔石を飲み込んだ。魔石が彼の喉を通り体内に入る。その瞬間廊下に魔力が走る。


 それはあの鬼人の比ではなかった。


「自分自身も実験体にで、できる。科学者としてさ、最高のこと、ことだ!」


 彼は少し興奮気味に言う。体が肥大化し、筋肉質、そしてほぼ理性は失っていた。


 彼は右腕を何もない所で振る。その瞬間廊下の石造りの壁が割れる。


 彼は強者の風格を出しながらルクスを見ている。


 しかしルクスは萎縮するようなことは何もなく、ただただ彼を見ていた。そしてフェニクスが動く。


 ルクスは刀を鞘から抜く。そして彼らはぶつかり合った。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



「や、やめて!」


 地上の街道で悲痛な少女の叫び声が聞こえる。年齢は5歳前後だろうか?


 彼女が叫んでるのは理由があった。目の前で彼女の母が黒い服を着た人物たちに鋭い凶器を喉に近づけているからである。いわゆる人質である。


「警察たち!動くな!少しでも妙な動きをするとこの女を殺すぞ!」


 男たちは叫ぶ。周りはすでに警官たちが囲んでいるが彼らは手出しができなかった。


 この男たちは皆殺しにするのは可能だ。


 しかしその場合は目の前で捕まっている女性を命の危機に晒す可能性がある。彼たちは躊躇っていた。


 そうこうしているうちに男たちは更に要求の難易度を上げる。


 最初は見逃す要求以外なかったがその内どんどん要求は大きくなっていく。国の高官を出せや更に人質をよこせ、さらには女を数名渡せや要求の内容はどんどん肥大していった。


 彼らが困り果てていたその時男たちの首が飛んだ。


 そこには茶色の髪をした女性が一人。彼女はセブンナンバーの一人 SS+ 忠犬 フェデス(姉)である。


 彼女は血のついた刀を振り血を飛ばし、鞘に収める。


「保護しなさい」


「ハッ!」


 彼女の部下たちが人質にされていた女性の保護をする。


「大丈夫ですか?」


「お母さん!」


 保護された女性の娘が駆け寄る。彼女たちは抱き合った。そしてそれをフェデスは見ている。


 彼女に部下が近づく。


「さすがですフェデス様。素晴らしいご活躍でした。」


「ねぇ?」


「はい?」


「これで給料何パーセント上がるかしら?」


 彼女の部下は驚く。今それを言うか.........


 彼は少し呆れながら答える。


「そうですね........3パーセントぐらいじゃないですか?」


「それだけ!?」


「逆にフェデス様はどのぐらいだと?」


「4パーセント」


 1パーセントしか変わらない。


「なめんな!」


「は?」


「あ、いえ。舐めるんじゃありません?」


 彼女たちは少し気まずくなり黙り込む。


 その部下の給料は翌月3パーセント下がっていた。

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