↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神剣のプロトコル ~底辺まで落ちた元S級最強剣士の俺が、錬金術師少女に『武器の臨床評価』とかやらされ、結果的に世界を救うまで~  作者: 深井立花 数白
第3章:転移術師の犯罪学

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

84/101

Side Process[あの日の会話]Flow3

「世界で起きる出来事には、全て原因がある。例えば、古来は神の怒りと考えられてきた雷も、現在は起こる原因を外部に持つ気象現象だと分かっている。人の意志も同じなのだ。何かをなそうとかんがえた時、そこには外部からの原因があったことと、それに対する反応しかない」

「つまり貴方は、私が味方を殺そうとした原因は私にはないと……」


 粗末な服の男・味方殺しの囚人は、信じられない、というような表情を浮かべる。話の内容は自分に有利なもののはずなのだが。


「むろん、全ての原因が貴公の外側にあったわけではない。過去の貴公の行動も、現在の貴公の行動を決定する原因になるからだ。それは内的要因と呼ぶべきだろう」

「では私は、やはり裁かれるべきで……」


 がっくりとうなだれる囚人。やはり心のうちにどうしようもない罪悪感を抱えているようだ。

 彼に対し、ジャケットの男は冷静になることを促す。


「結論を急がないでほしい。確かに貴公自身が、貴公の犯罪の原因であると言った。しかし、その内的要因は外的要因に対して極めて小さいと考えている。内的要因もやはり外的要因によって作られたものだからだ」

「え、それでは……ま、待ってください。あなたは何を言おうとして……」


 囚人は、嫌な予感でも感じたかのように、ジャケットの男を仰ぎ見る。


 ジャケットの男は、


「極論ではあるが、最早……」


 やはり端的に告げた。


「人間に自由意志など存在しない」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。