【第3章から読む人向け】これまでのあらすじと人物紹介
●これまでのあらすじ
(第1章:ヘタレ剣士とアラモード)
かつて、S級冒険者、【神剣】シリウス・カリバーと名乗っていた青年リガルは、2年前の事件がきっかけで戦えなくなり、プリンを愛するヘタレになっていた。
しかし、武器屋の少女エニアと出会い、彼女から依頼された仕事を通して自分を信じる心を取り戻していく。
だがそのころ、街は原因不明の暴走する魔物の脅威にさらされていた。
それに巻き込まれたリガルは、自らの呪縛を抑え込んで再起し、街を魔物の脅威に陥れていた黒幕・ウィリオンを倒す。
(第2章:クラウ・ソラスはかく語りき)
リガルの雇い主の少女・エニアは、もともと冒険者になりたかったが、致命的な運動神経の欠落により諦めていた。
しかしある日、動けなくても魔物を倒せる技術の開発に乗り出し、完成させる。
一方で自律的に動く伝説の剣【クラウ・ソラス】を守る村を、自律型兵器を作ろうとして技術を求めた貴族が襲撃するが、エニア達の活躍でそれは止められた。
また、ひそかに裏で動いていたリガルにより、人類には早すぎる力をもつクラウ・ソラスは破壊され、技術の悪用は阻止された。
●主な登場人物
リガル・フェイル(20)
かつて【神剣】シリウス・カリバーと名乗っていた、冒険者ギルドに所属する青年。エニアの武器屋で、主に武器の臨床評価を行っている。基本的に気だるげで覇気がない。プリンが大好物。
エニア・コレクト(17)
自分で作製した武器を売っている錬金術師の少女。リガルに武器の臨床評価をしてもらうことで武器を宣伝し、人気を獲得した。
ヒスイ・カラサワ(18)
武器屋の仲間その1。C級冒険者の騎士風の女性。しゃべらないし動かない割にはよく食べる。大楯を扱うタンク型ディフェンダー。しかし、非常に臆病で戦いたがらない。
クード・ロットノウ(21)
武器屋の仲間その2。B級冒険者の魔法剣士の青年。回避型ディフェンダー。真面目なさわやかイケメンだが、きれいなお姉さんが好きで、わりと煩悩には忠実なタイプ。
プリシラ・フォン・ヴァイエイト(22)
武器屋の仲間その3。貴族の魔術師の女性。知能指数と精神年齢が低い。アホ毛には意思があり、動く(通称アホ毛様)。たまにアホ毛様に憑依され、その時間は記憶が抜け落ちているが、アホなので気にしていない。
ファシエ・リスティータ(23)
リガルの元仲間である魔術師の女性。5か月ほど前に起こった魔物暴走事件にかかわり、一度勾留されていた。
●重要用語解説
【霊性ランク】
全世界の人間の〝霊性〟を神が評価するシステム。念じると表示させることができる。神から与えられる昇華点によって階級が上下し、S級~F級の7段階。評価基準は明らかになっていない。
【職業ランク】
人の経歴や能力を評価するために考え出されたランク。職業ごとにギルドを作り、そこに所属する者をS級~F級の7段階で判定する。F級になったら、その職業に就くべきではないとしてギルドから追い出される。
【SABER】
冒険者ギルドに所属するS級冒険者によって組織される部隊。現在10名。【神剣】シリウス・カリバーはその次席だったが、2年間活動を休止していた。しかし脱退までには至っていない。
【事象干渉力】
生物が世界の物事を変化させるのに必要な力。攻撃力や防御力に関わる。物理、魔法、異能の形は違えど、どれも事象干渉力の形のひとつである。
極端な話、空気に体を変化できる異能を持つ人間がいたとして、事象干渉力が甚大であれば、剣で空気を斬って破壊することができる。
【仮面剣ユング】
エニアがリガル専用に作った刃の無いショートソード。『人格の仮面』を力に変えることが可能で、リガルの【神剣】の仮面に反応して光の刃を形成し、絶大な攻撃力を発揮することができる。




