無辜の少女と咎の吸血鬼 ep.10(fin)
今回は、少し面白味がないかも…?だけど、自分的にはレミリアの【運命】が決まる最終話だと思いたい。(宣言:ifを1話だけ書くけど。)
「忘れたくなかった…忘れてはいけなかった…忘れてしまったから…私は………もう、お姉ちゃんに顔向け出来ないやフランにも…おばあちゃんにも…誰にも…」
レミリアは、何もない虚無を適当に歩く
「地獄…だよね…私…私は…悪い子…約束も」
そして、歩いて歩いて歩き続ける。暗くも明るくもあるそんな場所をずっと歩き続ける。天国か地獄かも分からない。
ただ、一つ分かることがあるとすれば
「私、死んだんだよね…霊夢だっけ、その人に殺されて」
不意にレミリアは、立ち止まる。
「ん…?」
後ろから声が聞こえた気がした、懐かしく会えないはずのそんな声が二つ程。
「ぇ…」
「お姉様!?」
虚無の端だろうか、その奥の美しいほどに綺麗な所からフランがこちらに向かってこようとする。
その奥には、
「レミリア…?レミリアなの!?」
咲楽も居て、フランの後を追うようにレミリアの方へ向かってくる
「フラン…お姉ちゃん……!」
自分も走って向かおうとレミリアは走ろうとする。
「っ…」
いきなり止まった事に二人は戸惑ったのだろう、二人も釣られるように止まり
「お姉様…?どうしたの?」
「うん、レミリア…せっかく久しぶりにあったのに」
レミリアは、2人に背を向けて
「これは、きっと夢よ…夢…私が、二人と会えるはずがないもん…私が…」
「ちょっ…!?レミリア!?」
咲楽がレミリアの方へ走る。だが、レミリアがそれ以上に早く追いつけない
「ちょっと…!フランちゃん!追いかけて!」
「う、うん!」
フランは、死ぬ前吸血鬼だったこともあり余裕でレミリアに追いつき
「止まって!」
「離して!なんで!なんで、こんな私なんかを」
「なんかって言わないで!お姉様は、私にとって命の恩人なの!分からないでしょ!お姉様に私の気持ちなんて!」
「っ…だけど!」
「だけど、じゃないの!言えることがないならもう黙ってて!レミリア!」
咲楽が少し遠くながら、大声でそんな事を言う
「フラン…お姉ちゃん…」
レミリアは、その場に崩れる。そして、涙がボロボロと流れていく
「私は…私は…沢山…」
「知ってる…知ってていってる…ねぇ、レミリア。ごめんね…私のせいだよね。私が…血を飲ませなかったら…あんなことに」
血を飲ませなかったらというレミリアと咲楽が死にかけていた時の事に謝っていた。
「お姉ちゃんのせいじゃ…!」
「私も、ごめんね。お姉様」
フランだけは絶対に謝る必要がなかった…レミリアを、助けただけだ。それなのに謝る
「っ…フラン。あなたは、絶対にあなただけは絶対に違うわよ…謝る必要なんて…!」
「それでも…お姉様にあんな事させちゃったのは私のせいだよ…」
「っ…フラン!お姉ちゃん!」
今度こそ、2人に抱きつく。泣いて、謝る、謝られる…その光景だけでも2人はいつかは笑顔でこういった「おかえりなさい」と
「うん…ただいま─!」




