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伝説の序章⑧
一方ここで、弟君の方だ。進も2年生になった。お兄ちゃんと一緒がいいと始めたサッカーも続いている。友達も沢山できて、学校が楽しくて、毎朝お兄ちゃんと元気に家を出て行く。そう・・・とても元気に。ただこう・・・・・・元気すぎるというか、落ち着きがないというか、自制が利かないというか、我慢ができないというか。小学校に上がっても園児の頃のまま。以下はこれまで通知表に書かれた先生からの総評の抜粋だ。
明るく元気でクラスのお友達とも仲良くしていますが、授業中のお喋りが目立ちます。チャイムが鳴っても休み時間から戻るのが遅く、授業の開始に間に合わないことが度々見られます。教科書やノートへの落書きが多いようです。集中力の欠如が原因かと思われます。
好き嫌いは置いておいて、進も決して成績が悪い訳ではない(体育と図画工作はもちろん、算数もずっと『よい』だ)が、必ずひとつふたつの苦言も呈された。入園前の進のことを思うと、人見知りで独りぼっちよりは心配が少なくて済む。なかなか友達ができなくて独りでいる時間が長い、という未来も十分に考えられたから。




