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辞書と分数④




 大人の社会にも子供の世界でも流行、ブームという盛り上がりがあって、その火付け役となるテレビの影響力は当時、押しも押されぬ凄まじさであった。そして案外長く続いたり、再燃することもある。休み時間の度に校庭へ駆けていく男子は皆、ドッジボールに夢中。数年前も同じ光景が見られたが、ここ最近また盛り上がりを見せていた。ただし、幼稚園の時とは迫力が段違い。体の動きや大きさ、球の早さ、キャッチのうまさ、パス回しの巧みさ、加えてボールが当たった際の衝撃、痛み。ルールが同じ別のスポーツのようだ。よくもまぁ飽きないものだと、周囲は白い目を通り越してどこか感心しながら校庭を見つめていた。力が強くなった分、威力と危険が増す。穴時や突き指で保健室に連れていかれる子だって珍しくない。けれどもそれがどうしたと言わんばかりにドッジボールは続く。昨日途中退場した子が、翌日にはまた熱狂の渦に自ら飛び込んでいる。遊びから危険因子を手当たり次第取り除いてしまったら、面白くない。面白くないとエネルギーを発散できない。さすればそれは、いつ暴発してもおかしくない。

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