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絶対⑧
2戦目の相手は暁星。事実上の決勝戦と目される一戦。大事な試合を前に野口コーチが皆を集めた―お母さんと岡部先生に助られた―
「さ、ラスト2試合、いつも通り楽しくいこう。次は暁星、決勝ラウンド進出の為には負けられない相手だ。そして1番の強豪。でも大丈夫。いまや君達は決勝ラウンドでも上位に食い込める実力を持っているのだから。油断だけしなければいい。それと次の試合、意識して笑顔を見せてごらん、疲れている時もだ。まだまだ余裕があるぞという雰囲気だけでも大きなプレッシャーになるからな。さぁ、いくぞ、いくぞ、いくぞっ。決勝ラウンドに王手をかけるんだ!」
試合前の円陣も変わった。
「要がハットトリックしたいってさ。」
「!?」
「いくぞっ。」
「おおーっ。」
尾ひれは付いたが、ほぼいつもの形に戻った。皆、笑顔でポジションにつく。気負いのない、それこそリラックスした表情だった。




