第95話 西の国へ
95話です。
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俺は抱えている二人を降ろしムラサキに尋ねる。
「これは一体どういう事なんだムラサキ何故いきなり追われてたんだ?」
「それはですねふふ今、西の国では戦争を頻発に行っているからです」
そういえば、村長も今の国王になってから戦争が増えたとか言ってたようなもしかしてその真っ只中に俺達は「ゲート」を使って来てしまったのか?
「確か今の国王になってから戦争が増えたらしいな?」
「ご存じでしたかえぇ、その通りです」
「それにしても何でお前だけ何だ? 前みたいに部下の騎士達とかは居なかったのか?」
「それは私が部下を逃がし囮になっていたからです騎士とはいえ正式な騎士は西の国では私だけですので」
「そういうのは訓練兵って言うんじゃないのか? 囮になってたってたった一人でか?」
「家の王は自信を持たすためある程度戦える者に一応騎士の称号を与えているんです。一人の方が逃げやすいと思いまして更にナギが来るとの事でしたので力になってくれるかもと思ったのですがまさかお仲間とご一緒とは」
「分かるような分からない話だな騎士の件は。例え一人だとしても僕は戦わないいきなり戦争に参加したりはしないそれに一人じゃなくてクロもいるから二人だけどな」
「ふふそれもそうですねあなたは優しい方でしたねそういえばクロさんがいるのなら飛んで逃げる事も出来ましたね」
「あ、確かにでも、気が動転してそれどころじゃなかったよ……」
「ナギいつまでそいつと話してんだ」
「ユイいつまでも根に持つなよ西の国の騎士なんだからせめて普通に接してくれ」
「ナギがそこまで言うならまぁ、多少は許してやるよ……」
「ふふこれは随分と嫌われたものです」
「当たり前だろうが!」
「はいはいお互いその話は止めてくれ所でメグ大丈夫か?」
「大丈夫です抱えてくれてありがとうございます助かりました」
「なら良かったムラサキこの後どうするんだ?」
「この後はこの森を抜けた先にある塔で合流する予定です」
「あのーもしかしてあの塔の事ですか……?」
森の中からでも微かに見える塔らしき物どうやらあそこが合流地点らしい。
「これは家の相棒に頑張ってもらうしかないなクロあの塔まで僕達を連れて行ってくれ」
「分かったぞ」
クロは自分で「チェンジ」を行い俺達を乗せ塔を目指す事になった見えてるぐらいだしクロのスピードならすぐ着くだろう。
「久しぶりに竜に乗りましたが昔を思い出しますね……」
そうだムラサキは昔、紫竜と暮らしていたんだなその時に良く乗ったんだろう。
「楽しかったですね雲付近までの急上昇からの急降下まさに風になっていました……」
なんちゅう危ない事してるんだ紫竜はいや、小さい頃のムラサキがねだったのか? にしても安全バーのないジェットコースターみたいな事してたんだなムラサキ良く死ななかったな。
「そ、そろそろ着きそうだぞムラサキ……」
「あ、本当ですね流石は竜速いですね」
塔の近くに着くとこちらに向って隊列を組んでいる鎧を着た騎士達が居た。
「クロさんありがとうございましたお先に失礼して事情を説明してきます」
そう言いムラサキはクロから飛び降り騎士達の元へと向かって行った。
「クロとりあえず僕達も降りよう」
「了解だ」
俺達も降りたムラサキが説明してくれたおかげか攻撃などはされなかった。
「ナギ大丈夫なのかあのムラサキとかいう男を信用して」
「大丈夫だと思う少なくとも裏切ったりはしない」
「私は面白そうな人だと思いますけどね」
面白そうな人かそれは少し分かるかもしれない。
「ナギと確かメグさんとユイさんでしたかこちらに来て頂けますか?」
「あぁ、今行くよ」
ムラサキと騎士達の方に行くと騎士達が頭を下げ「ナギさんムラサキ様を助けてくれてありがとうございます」と言われた。
「お礼なんていいよその友人みたいな物だから」
「友人……何と嬉しいナギ私とあなたは友です!」
「あ、あぁそうだな……」
友達が出来るのがそんなに嬉しいんだろうか?
「それでは国に帰るとしますか皆さん準備は出来ていますか?」
「はい! 大丈夫ですいつでも帰還出来るよう準備していました!」
「それではナギ達も行きましょうか我が国は賑わってますので楽しいと思いますよ」
「案内頼む楽しみにしとくよ」
こうして無事ムラサキの部下とも合流出来西の国に向う事になった。
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来てるみたいですね……作者は……(察)




