第90話 畑仕事
65、66件目にブクマしてくれた方ありがとうございます!
長くなってしまいましたが是非90話もお読み下さい!
あの後リザードマンが捕ってきた魚とご飯と魚のアラ汁のスープを食べた。スープはダシが出ていて美味しかった意外な事に村の皆と食べる事が出来たのは嬉しかった村に入る許可を出してくれた白竜と男なのに暖かく迎えてくれた村の皆のおかげだというかリザードマンやドワーフ、エルフ達皆が友好的だったのが意外だったメグとユイの仲間という事も関係しているのだろうか? 俺はドワーフ達に作って貰いたい物があったため一応村長の許可を得るために村長の家に来ていた。
「トントン 村長ナギです居ますか?」
扉が開き村長が出てきた。
「ナギ達かどうした?」
「えぇとドワーフの皆に作って貰いたい物があって一応許可を貰いに来たんですが」
「何を作って欲しいんだ?」
「通信機の様な物を作って欲しいんですデザインは黒い翼のブローチの様な物を10個ほど」
「通信機と言うのはこれじゃダメなのか?」
(ナギ聞こえるか?)
「あれ今、村長の声が頭の中で聞こえてきました何をしたんですか?」
「今のは念話と言って自分の考えてる事を相手に伝える魔法さメグも使えるだろ?」
「はい使えます所でナギさん何で念話があるのにそのブローチで話そうとするんですか?」
「ギルドメンバーの証の様な物と魔法が使えないメンバー今後出来たらそれで使えるかなと思ってねそれよりまず、メグに念話みたいな魔法があるかどうか聞けば良かったな」
「作れない事はないと思うぞただ、最初に魔力を込める必要があるかもしれないな」
「魔力を込めるのは沢山の力を使いますか?」
「私も作った事はないから絶対とは言い切れないがただ話すだけなら少しの魔力で済むと思うぞ映像を映し出すとかなら更に魔力を使うと思うけどな」
「そうなんですねそれなら大丈夫そうだ所で許可は出して頂けますか?」
「それぐらいなら構わないさドワーフの皆もただ武器ばかり作るのじゃ飽きちゃうしいいかもしれないな」
「ありがとうございます早速作れるか聞いてきます」
「あ、ナギ待ってくれ村の皆の事どう思う?」
「とても優しい方達だと思いますよ男の僕に対しても自分から友好的に接してくれる方ばかりなので意外だなって思ってました」
「やっぱりそうか……」
「何か気になる事でもあるんですか?」
「いや、もう皆男を見ても恐がったりしないんだなと思ってなまだ村が出来たばかりの頃はこの村に近寄ってきた男がいただけで皆で追い払ったもんだったんだけどね……」
「そうですねあの頃はまだ男の人を恐い者だと思ってました」
「そうだな俺も嫌な思いをした事もあるな」
「二人はどうやって克服したんだ?」
「やはり旅に出てからでしょうかね色んな人に情報を聞いたりするのも女性だけというわけにもいきませんから」
「俺もそうだな気付いたらって感じかなそれに男が皆悪い奴だけじゃないって分かったってのが大きいかな」
「いずれこの村も男が住むようにしないと子供が出来ないからな最近その事で悩む事があるんだ……」
「なるほど確かにそうですね」
「今の所信頼出来そうなのはナギぐらいか……チラ」
「え、そのこの村の皆はとても良い人ばかりですけど僕は旅をしたいのでその……」
「何、冗談さ半分。ま、気が変わったらこの村に住めばいい今ならナギのハーレムだぞアハハ」
ハーレム……男としては確かに魅力的ではあるがこのままこの村に住むとそこで俺の旅は終わってしまうしなまだやりたい事もあるしユイに怒られそうだな……。
「信用出来る男がいたら村長に念話で相談するというのはどうでしょう……?」
「ナギが信用出来る者を連れてくるかそれは大分安心出来るな昨日も随分と村の皆と仲良くなっていたみたいだしな」
「村長知ってたんですか?」
「いやー驚いたよエリカが男に耳を触らせるなんて」
「ドワーフやリザードマンにも人気だもんなナギは。な……?」
今の最後のなはかなり怖いな寒気がするまるで凄腕の達人と戦う時のようだ。
「とりあえずそういう事にしましょううん。それじゃあ、鍛冶場の方に行ってきますので失礼します!」
「ナギまたな」
俺は、半ば逃げるようにして村長の家を後にして鍛冶場でドワーフの皆に相談すると快く引き受けてくれた黒い翼のデザインはエルフ達がやってくれるようだ俺に出来る事はないかと聞くと畑仕事の方を手伝ってくれと言われたので畑仕事を手伝う事にした。メグはエルフと一緒にデザインをユイはドワーフとデザインされた物を形にするため鍛冶場に残った。というわけで俺とクロの二人で畑のある所まで向かうことになった今まで四人だったが二人になったので少し緊張するな。畑まで着くと主に人間の皆が作業していた。
「あの何か手伝う事ありませんか? 何でもしますので」
「あんたがナギかあたしはレイっていうんだよろしく」
俺はレイが差し出した手を握る。
「レイさんよろしくお願いします何をしたらいいですか?」
「レイでいいよそうだなー男だし力仕事をしてもらおうか畑を耕してくれるかこれ使っていいから」
レイから鍬を渡されるがその前に畑を耕すのに今は邪魔な竜剣を外してクロに見張りを頼む誰も盗ったりしないと思うがクロを乗せて作業すると余計疲れそうだからなしっかり働きゃな!
「いいかナギまずこうやって持って耕したら後ろに下がってまた耕すそれをこの辺り一帯だな頼む」
結構広いなでも、お世話になりっぱなしは悪いしなここは頑張るか!
「分かりました」
「何か分かんない事あったらあたしに聞いてくれ」
「はい」
鍬で耕して後ろに下がる鍬で耕して後ろに下がるこういう単純作業は嫌いじゃないそれにクロも応援してくれているそれからしばらく耕し終わったのでレイに次にする事を聞こうと思ったらお昼ご飯の時間のようで皆列に並んでいた。
「ナギ昼飯の時間だぞーっておいもう終わったのか!?」
「はい、初めてだったのでちゃんと出来てるかは分かりませんが大丈夫ですか?」
「ちゃんと出来てるよさっすが男なだけあるねあっちで手洗ったらおにぎりとスープを配ってるから貰って食べて休憩してくれ」
「分かりましたクロー休憩だってさー」
クロの近くに行き竜剣を装備するクロは頭に乗って「いい匂いだなー」と言っている身体を動かしたしクロのその言葉で急に腹が減ってきた列に並びおにぎりとスープを貰うちゃんとクロの分もくれたので安心だクロは器用にスープの器を両手で掴んでいる俺はスープとクロの分のおにぎりも持ち近くの地面に座り食べる事にした。クロと向かい合いながらおにぎりを食べる中には何の種類かは分からないが魚が入っていたあっさりとしているが美味しい。
「あの一緒に食べてもいいですか?」
隣の畑で仕事をしていた女の人達が話しかけてきた。
「えぇ、勿論どうぞ」
「ありがとうございます」
そう言って彼女達も座りおにぎりを食べる。
「竜もおにぎり食べるんですね」
「こいつは基本何でも食べますよ好物は肉ですかね」
「でも、ナギが野菜も食べろって言うからちゃんと食べてるんだ」そう言ってスープも飲む。
「ふふ二人は仲良しなんですねそれにクロちゃんでしたっけちゃんと野菜も食べるなんて偉いね」
「ナギ褒められたぞ」えっへんと喜ぶクロ。
「良かったなちゃんと残さず食べろよ村の人が作ってくれたんだから」
「おうモグモグ」
「ナギさんクロちゃん触ってもいいですか?」
「いいですよ」
クロは食べながら触られているそういえば全然人見知りとかしないよな。
「ナギさんあの後怪我とかしなかったですか?」
あの後あぁあの町の事か。
「んーしたけど大した事なかったよ」
ここでわざわざ不安にさせる事もないだろうたまには嘘も必要だな。
「私達のせいですよねすみません……」
「違うさ悪いのはあの男達だったんだから気にする事ないよもう治したし」
「本当にありがとうございます」
頭を下げられるんーやっぱり気にしちゃうか……
「大丈夫大丈夫元気だから! それよりこの村に少しは慣れた?」
「はい村長さんも他の皆さんも優しくて暮らすのが楽しいです」
「そうかそれは良かったふぅごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした」
「じゃあ、僕達また仕事の続きするんで行こうかクロ」
「ばいばーい」
「ナギさんクロちゃんありがとうございました」
皆と話してるレイに次の仕事は何をしたらいいか聞いてみた。
「もう休憩終わりかい? まだ大丈夫だけど」
「何かじっとしてられなくて何したらいいですか?」
「じゃあ、さっき耕した所にそこの種植えてその後土を被せるんだ」
「分かりましたこれならクロも出来そうだな手伝ってくれるよな?」
「もちろん!」
種が入った袋から片手いっぱいに種を出し袋を置き俺が種を植えてクロが土を被せるこれをひたすら繰り返すさっきと違って竜剣持ってるから少しやりにくいなそんな事を思ってると。
「私達も手伝います」
さっき一緒に食べてた彼女達だ。
「ありがとう助かるよ」
それから皆で協力して植えて土を被せてその後水を撒いた水は「ウォーター」でやったので早く終わった魔法は便利だな。一通り終わった所でメグが迎えに来た。
「ナギさん製造出来ましたよ後は魔力を込めるだけです」
「分かったー」
「レイ畑終わったと思うけど大丈夫かな?」
「いやー助かったよまさか半日もかからないで終わるとは思わなかったよありがとう」
「いえいえ、こちらこそご飯美味しかったですそれでは失礼します立派に育つといいですね」
「ちゃんと育ててるさ折角ナギが手伝ってくれたんだからね」
「ナギさんクロちゃん助かりましたありがとうございます」
俺は手を振って鍛冶場へと向かった。畑かいつか自分で育ててみるのもありだな。
完璧な畑回でしたね……




