第81話 小さな町
少し元気が出て書く気力が湧いたので書きました。
お待たせしました。
投稿はまだ不定期です……
51件目にブクマしてくれた方ありがとうございます。
それから投稿がない間二人の方ブクマしてくれたのもありがとうございます。
出来ればまたブクマして頂けると嬉しいです。
「ナギさん見えてきましたよー」
俺は、前を振り向くするとそこにはホントに小さな町があった。
「クロそろそろ降りよう」
「分かった」
「チェンジ」を使いクロを頭に乗せ先程見えた町へと歩いて行く。
「ナギもう一度言うが変な事するなよ」
「変な事って何だよ」
「それは……とにかく面倒な事は起こすなよ……」
またユイに注意されたな。そんなに危険な町なのか俺だってよっぽどの事がなければしないさそれより、出来れば少し食料とか調達出来るといいな。
「着いたな」
国とかと違い門番はいない自由に出入りが出来るみたいだ。
「まずは食料調達と宿だなその後、散策でいいか?」
「その……必要最低限の事だけして夜明けにはこの町を出ませんか……?」
ユイもメグも一体何をそんなに慎重になってるんだそれに夜明けには町を出る?
「二人とも何か変じゃないか?」
「それは……」
「ナギあそこ人集りが出来てるぞ!」
クロに言われた方を見てみると確かに人集りが出来ていた何かあったのだろうか俺は、小走りで向かっていった。
「あ、ナギ待て」
ユイの声が後ろから聞こえたが構わず向かって人の隙間を何とか抜け前列へと出てくるとそこにいたのは、一人の男と鎖に繋がれたボロボロの布を一枚纏った少女だった。
「さっさと歩けこのゴミが」
鎖を持った男が少女の腹を蹴る。
「ゲホッゲホッ」
少女が蹴られ噎せた。一体いや、見れば分かる奴隷とその主だろうだが少女は疲れきっているのか地面に伏せたままだ。そうか二人はこの町がこういう事が起きる場所だと知って避けていたし何度も注意していたのか。
「ナギさん私達は私達の事をしましょう……」
「ナギ行くぞ……」
二人が俺の腕を引っ張るが俺は、静かに問いかける。
「二人はあの子を見捨てるのか?」
「見捨てるわけではありませんが……」
「だから何だ? 助けないのか? 二人は白竜から助けられて嬉しかったんじゃないか?」
「それはそうだが……」
二人ともどうしたんだ奴隷の苦しみは俺より分かっているはずなのに助けないなんて俺は、黒刀を抜こうとした手をメグが押さえる。
「ナギさん待ってください私達も助けたいです。ですが、正式な奴隷を無暗に助けるとこちらが捕まってしまいます……犯罪者に……」
なるほど。それでか。
「メグ、ユイ僕はこの世界から奴隷制度を無くしたいそれに決めたんだあのダンジョンの屋上で僕は主人公になるって例えそれが今ここで少女を助けて犯罪者になろうと助ける」
押さえていたメグの手が離れる。
「ナギさん助けてあげてください」
「勿論!」
黒刀を抜き男に向ける。
「何だ兄ちゃん」
「今すぐその子を解放しろ」
「ほーこれは勇敢な兄ちゃんだな知らないみたいだから教えてやるよこいつは俺の正式な奴隷なんだだからこいつをどうしようと俺の勝手なんだよ」
そう言った男は、鎖を手繰り寄せ少女を盾にする。
「ほら、どうした助けてやれよ」
何てやつだギルドで絡まれた奴ら何かとは比べ物にならないほどのゲスな笑み許せない。俺は黒刀を振り下ろした。男は少女を盾にしていたから安心していたのだろうだが男は切られ血が吹き出る。
「あの兄ちゃん本当にやりやがった」
俺は、鎖で繋がられた首輪を切り壊した。少女をメグに渡し俺は宣言する。
「我が名はナギ竜具使いの竜使いだ他に奴隷を所持している者は直ちに出てくるがいい」
「竜具使いの竜使いナギあの火竜を倒したやつが何でこんな所に……」
「ここには立ち寄っただけだが見過ごせない僕はこの世界から奴隷を無くす」
「「アハハハ」」
周りから笑い声が響き人集りの後ろから声が聞こえてくる。
「この世界から奴隷は消えないなぜならそういう決まりだしこの俺がいるからな」
人集りが避け道が出来そこをじゃらじゃらと音を立てながら大きな男が出てきた。その男の手には鎖で繋げられた女性が裸で引きずられていた。
「ナギとか言ったな竜を倒したのは立派だがルールというものがあるんだお前も分かるだろう? お前は英雄だ今、謝るならその男の事は無かった事にしてもいいなんなら家で俺の奴隷達と遊ぶか?」
何なんだこの世界はこんな奴らが居るなんていや、前世でもきっと居たんだ俺が知らなかっただけででも、前世とは違う俺は奴隷で苦しむ人を無くす!
「クロ少し離れて」
「ナギ分かってる」
クロが頭から飛び後ろに座る。
「クロ、チェンジ」
見る見るクロが大きくなりそこには竜が居た。俺は火刀も抜き構える。
「手荒なマネをされたくなかったらさっさと奴隷の人達を解放しろ」
「グオオオオォォォ」
「ちっ分かったよほら」
メグとユイが介抱する。俺は先程切った男に近付き緑刀を使い傷を癒した。他の男達も奴隷を解放した。
「今すぐ奴隷の主だった者はこの町から出ていけ」
「おいおい素直に解放して今度はこの町から出ていけだとっ!」
その瞬間、空中に黒いブレス放たれる。
「あのブレスに触れた物は皆塵となりますそれでも意義がある方は僕達に向かってきて下さい」
奴隷の主だった者は町から出ていった。それからは他に隠れて奴隷を所持している者を見つけ町から追い出した。
「あ、あのありがとうございます」
「気にしないでくださいそれより怪我や傷を負っている方は並んで下さい」
緑刀で傷や主から付けられた傷を治した。
「皆さんこの町にはもう主はいません自由に生きてください」
「あのですがナギ様私達は長年奴隷として生きてきました。どうしたらいいか……」
確かに助かったのは嬉しいがどうしたらいいか分からないんだ。
「皆さん安心して下さいこの先にある村には元々奴隷だった者達で出来た村があります明日向かいますのでそれまで休息を取っていて下さい」
「わ、分かりました」
奴隷だった者は皆主が住んでいた家へと帰って行った。
「メグ助かったよさっき言ったこの先の村って二人の故郷だよね?」
「今は、元奴隷だった者だけで暮らしているんですだからそこなら皆さんと生活していけると思います」
「そうか良かった」
「何か足音が聞こえないか?」
地面に耳を押し付けたユイがそう言う。町の反対側から土煙が上がりながらこちらに向ってきていた。
「ユイ二人で元奴隷の人達を連れて先に村に向かうんだ僕達は後から行く」
「でもっ」
「急いで!」
メグとユイと元奴隷の人達はこの町を出て先に二人の故郷へと向かった。
「クロお前には迷惑をかけるなぁごめん」
「ナギ、ナギは正しい事をしたんだろうそれに俺は相棒だからな」
クロの顔に優しく触れながら語りかける。すると先程出ていった主達とあの大男が馬に乗って戻ってきた。
「兄ちゃん俺達の奴隷返して貰おうか?」
「残念だったなここにはもういないそれに戻ってきたって事は覚悟が出来てるんだろうな」
「あぁ、出来てるさゲート!」
大男が何やらクリスタルを掲げ呪文を叫ぶと黒い空間から鎧を纏った騎士達が出てきた。その中に一人強大なオーラを纏った騎士がいた強さは師匠と同等ぐらいだろうか……
「クロ町から一人も出すなそれとあの騎士は俺が戦う」
「分かった」
「ジルあの者がお前が言っていた竜使いか」
例の騎士が大男に話しかけこちらを睨み付ける。
ナギの主人公としての主軸が決まってきたと
思います。




