第58話 受付
58話です。
お読みください。
ギルドに向かう途中メグに話しかける。
「メグご馳走様美味しかったよ」
「ビャア」
「いえいえ喜んでもらえたみたいで私も嬉しいです」
「麻婆豆腐美味しかった」
ユイが麻婆豆腐の感想を述べる。
そして、三度ギルドへと戻ってきた。
「それじゃあ、入りましょうか」
「あぁ、入ろう」
扉を開けあの賑やかなギルド内へと入る。
俺はそこで嫌なものを見てしまった。
さっき絡まれた冒険者がいる。何でまたここにいるんだ……。普通酒場に行って強い酒でも飲んで忘れるんじゃないのか? と思いきや手元には木製のジョッキが並べられている。どうやらすっかり出来上がっているようだった。
「先程の方達がいますがあの酔い具合ですと大丈夫みたいですね」
「あぁ、そうだな安心したよまた絡まれるかと思った」
「何、今度も絡まれたら俺達もいるボコボコにしたらいい」
「ユイはすぐそういう考えに……」
俺達は、絡まれた冒険者達の横を通り過ぎ受付へと向かった。
「本日は何のご用でしょうかにゃ?」
ギルドの受付は猫耳さんの子とでも決まっているのだろうかまたもや猫耳が生えた子が受付をやっている。
「今日はパーティーの申請に来たんですそれとダンジョンにこれから入りますのでその受付をお願いします」
「分かりましたにゃそれでパーティーのリーダーはどなたにゃ?」
パーティーにはリーダーを決めなきゃいけないのか。その話しは何もしてなかったな。
「パーティーにはリーダーが必要らしいぞどうするんだ?」
「ここは普通に考えてナギさんでしょう強く頭も回ると思います」
「俺も同意だ」
「皆がそういうなら……リーダーは僕がやります」
「それではこちらにサインをお願いしますにゃ」
「分かりました」
パーティーリーダーの項目にナギとサインする
「パーティー名も決めますかにゃ?」
パーティー名?
「パーティー名とは?」
「ダンジョン攻略で有名になったり強いモンスターを倒した者はそちらのボードに張り出されますにゃパーティー名と似顔絵付きにゃ」
猫耳の子が言っていた方向を見ると何枚かボードに紙が張り出されていた。
俺達も最上階まで行ったらここに張り出されるのだろうか。
「パーティー名はどうする?」
「ここはリーダーに任せましょうっ」
「がんばれリーダー」
ユイ、その棒読みな言い方はなんだ。明らかに俺頼りじゃないか。
んークロもいるし何か竜の名を入れたいな竜御一行? いや、ダメだな。
俺はクロを見る。クロは翼をパタパタさせておりダンジョンにワクワクでもしているのだろうか。違うなこいつはさっきのマスターの店で食べた唐揚げのおかげで機嫌が良いだけか。
ん、翼?
「決めたぞ!」
「竜の翼! パーティー名は竜の翼にしてください」
「中々いいパーティー名じゃないかナギ」
「あ、ありがとうユイ」
素直に褒められると照れるな。
「それではパーティーリーダーはナギ様パーティー名は竜の翼ですにゃ」
サラサラと用紙に竜の翼と書かれていく。
「これで手続き完了ですにゃパーティーが解散などした時はリーダーかリーダーがいない時は別のお仲間がこちらの受付に来て頂き手続きをお願いしますにゃダンジョンは隣りの大きなタワー状の建物になっていますにゃ受付が完了したのでご自由に入ってくださいにゃ」
「ありがとうございます」
「なぁ、メグさっき受付の人が言っていたリーダーがいない時はってどういう事だ?」
「恐らくダンジョンでリーダーが死んでしまった時の代役と言う意味でしょう原則リーダーが受付しますから」
そうか安全な場所じゃないもんな仲間やリーダーが死ぬ場合もあるよな気を引き締めなくては。
俺達は、ギルドを出て隣りの建物のダンジョンに入る事にした。
ダンジョン近くにはまた受付があり猫耳の生えた子がまたいた。
「さっき受付したナギなんですけど……」
「はい! ちゃんと手続き出来てますにゃ今後はご自由にお通りくださいにゃ」
ダンジョンへと入っていく。
「なぁ、受付の子は皆、猫耳の色んな髪色の子がいるが猫耳の子がやる決まりなのか?」
「決まってはないと思うが俺達が見てきた受付の子は皆、猫耳の生えた獣人だったなあまり気にしていなかったが」
ユイが答える。なるほど基本猫耳の子って思っておけばいいのか。
さて、初ダンジョンだ。
一体どんなモンスターが出てくるのか。
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