第34話 緑竜 弐 竜とは
一先ず、天気も悪いので今日は勧めてくれた木の実と果物を頂くことにした。
草は……そのままでは食べれないのでクロも木の実や果物を食べる。
「美味しい果物ですね」
りんごのような赤い果実を、一口食べて言う。シャリシャリしていて甘くて美味しい。
「クロも食べてみなよ」
俺は食いかけのりんごのような果物を食べさせる。
バクっと一口で食べるクロ俺よりもいい音が鳴る。
クロは、もう一つにかぶりついていた。
「緑竜さん、本当に遠慮なく頂いてますけど大丈夫ですか?」
「あぁ、気にしなくてよい森の者達がいつも持ってきてくれるから食べきれないほどある」
「森の者達?」
「わしは自然に関する事や天気動物などと意思疎通が出来操る事も出来る天気を悪くしたのはわしじゃなにか凄いスピードで近付いておったのでな」
だから急に天気が悪くなったのか。更に緑竜さんは動物と意思疎通も出来るらしい。
「まるで自然の神様みたいだ」
俺がそうぼそっと呟いた声に緑竜さんが。
「そうじゃな竜はある意味神に近いものじゃな……火竜は火を操る神みたいなものじゃ」
そうなのか。
クロは一体何の神に近い存在なのだろう?
一つ気になるんだが色付きの竜は1頭なのに黒竜がいるらしい……
そうするとクロは黒竜じゃないのだろうか? 黒竜だとすると2匹いる事になるのではないだろうか?
こればっかりは実際に、黒竜に会ってみないと分からないかもしれないな。
その黒竜が話しの出来るやつだとは限らないが……
「緑竜さん肉は食べないのですか? 旅に出る時に食料を持って出たのですが良ければ食べてみませんか?」
「いや、わしは肉は食わんのじゃ動物から食べ物を貰いわしは自然を豊かにするそうして共存しているから肉は食べんのじゃすまんのぅでも、気持ちは有難く頂こう」
「いえ、知らなかったとはいえすみませんそうやって上手く折り合いを付けてるんですね」
緑竜さんは、本当に良い竜だな。是非今後も仲良くしたいものだ。




