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第31話 出発の前日 後編

後編になります

お読みください。

 マルク達と挨拶し終わり。

 広場に向かう途中2人に話しかける。

「ごめんな長くなって」

「ううん、いいよナギが戦ってるのかっこよかったよ……!」

「ビャアビャア!」とクロも頷き同意してるみたいだ。

 そう言ってもらえると嬉しくなり照れるな……。


 屋台で、いつもの牛串を買いミーシャさんの宿にも寄り明日出発する事ルルはこの国に残る事を伝え感謝の言葉を述べた。

 ミーシャさんは俺達が出発する事も驚いていたがクロが大きく成長している事に一番驚いていた。

驚くよな……前は頭に乗るサイズだったのが今じゃ俺達より大きくなってるからな。

 俺達は、お世話になったお礼に俺達が泊まっていた部屋を掃除させて欲しいと伝えると快く承諾してくれ掃除道具を渡してくれた。

 俺達は、掃除道具を持って2階へと上がり泊まっていた部屋に入り雑巾がけやホコリ落としなど出来る事はして汚い水は宿の裏に捨て綺麗になった部屋を見渡す。

「僕達ここで寝てたんだな」

 宿舎と比べると大分狭いベットだ。泊まっていた時は気にならなかったが大きさが違うそれに今はクロも成長したしここだけでは泊まれないな。

 今、泊まるならもう一部屋借りないと……

 掃除し終わった事をミーシャさんに伝え「泊まらせてくれてありがとうございます」と言いミーシャさんの宿を出た。

「さて、広場に行くか」

 ここで、今日の目的地に到着しベンチに座り牛串を食べる。

 今日は1人2本分買ってクロにはルルが食べさせていた。

 相変わらずあそこの牛串は上手いな城の肉にも負けてないと思うぞおっちゃん!

 俺達は、牛串を食べ終え広場の中心へと来てみる。そこは少し人集りが出来ていた。

 何とか人集りを避けるようにして前へと来たそこには、王の言っていた通り銅像が出来ていた。

 それは竜に乗った青年が大きい竜に剣を向けながら戦う瞬間を描いた銅像だった。

 その竜の角は1本欠けていた。あの時の戦いを思い出させる。

 俺が、成長したクロに乗り角を1本折り炎の玉を切りそのままの勢いで火竜の首へと向かっていく瞬間

の事を火竜は強かった。

「ナギ本当に火竜と戦ったんだね……」

 ルルが、銅像を見ながらぼそっと呟く。ルルは、俺達が戦っている時書斎でシルさんと立て篭もっていたから実際に見た事はなかったからこの銅像を見てイメージしたのだろう。

「あぁ、火竜は大きくて盾を持った兵士をペシャンと紙くずを丸めるかのようにし噛み付き炎を吐く竜だったよとても強かった……」

「シル先生に、少し聞いたけどちゃんと聞くとこわいね……ナギは、こわくなかったの……?」

「恐かったさ逃げ出すように指示を出そうとしたさでも、その時クロが僕を僕達を救ってくれたんだ……おかけで勝てたよ……!」

「おぉ~!」

 拍手が沸き起こる。

 俺達の会話を周りが聞いていて拍手をしてくれる。

「あなたがこの国を救ってくれたナギ様かい?」

 おばあちゃんが話しかけてくる。

「えぇ、まぁ、でも僕達だけじゃなく死んでいった兵士や魔術師他の人も協力してくれたおかげです」

「そうかいそうかい、謙虚な良い人じゃな~ありがとう」

「本当に自分だけの力じゃないのででも、この国の人達を守れて良かったです」

「兄ちゃん兄ちゃんこの黒い竜触ってもいい?」

「あぁ、でも乱暴にしないでくれよ大人しいけど優しくな」

 そーっと手を差し伸べ恐る恐る触る。

 少年は「すげーかてぇーくれぇーかっけぇー!」と言っていた。

 そうだろそうだろ俺の相棒はかっこいいだろう。

 クロは大人しく少年や後ろからやってきた少女もおっかなびっくり触っていた。

 さっき話していたおばあちゃんは触りながら「ありがたやーありたがやー」と言いながらクロの頭を撫でていた。

 銅像の下には「火竜を倒し者竜具使いの竜使いナギとクロ」と彫られていた。

 とても誇らしい気分になる。


 俺達は銅像を見たあと城へと戻ってきていた。

クロは沢山の人に触られ少し疲れていた。

 ルルが撫でながら頑張ったね偉い偉いと言っている。

「ビュウゥゥ」と疲れた声で鳴いた。

 城の中に入るとミラさんに会った。

「ミラさん」

「これは、ナギ様こんばんはどこかへお出掛けでしたか?」

「前に泊まっていた宿屋などに挨拶周りと銅像を見に広場に行ってました。ミラさん俺とクロは明日ここを立ちます」

「そうですか私は、あなたを指南役としてこの城に招けた事を誇りに思いますよ。あなた片のおかげで救われたのですから」

「僕だけの力じゃないです。クロにミラさんや皆のおかげです」

「そうですね……明日は私も見送り致しますのでご武運をそれでは失礼致します」

「はいありがとうございます」

 その後自室へと戻った。

 クロはベットに倒れ込む「グウゥゥ」と唸っている。どうやら相当疲れたみたいだな。

「お疲れさんクロ」

「クロお疲れ様」

 俺達はクロを労う。

 しばらくするとノック音とともに「失礼します」と言ってサキが部屋に夕食を持ってきてくれた。

「ナギ様方明日、旅立つと聞いて今日の夕食は、豪華ですよそこでナギ様今日は一緒に夕食を取ってもいいでしょうか……?」

「あぁ、勿論一緒に食べよう」

 今日の夕食はサキの言う通り豪華だった。ステーキ、チャーハン、麦ご飯、スープ、刺身、サラダの盛り合わせなど沢山の料理が運ばれてきた。

 クロは、匂いに釣られたのかすごい勢いで起き上がり床にちょこんと座り込み自分のご飯が来るのを待っている。

「クロ様、少し待ってくださいね今盛り付けますので」

 そう言い均等に料理を取りお皿をクロの前へと持ってくる。

「ビャアビャア!」

 クロは、お礼を言い待っている。

 クロが、成長してから何となくだが何を言ってるか分かるようになった俺も竜使い? として成長しているのだろうか?

「それじゃ食べようかいただきます!」

「いただきます……!」

「いただきます」

「ビャア!」

 皆で一斉に食べ出す。

 美味いステーキはここでも食べたが今日は、この世界で食べた事のない料理が大きく盛られているそれは刺身だ! いつもは焼き魚だったが今回は生だ! それに醤油に似た黒い物もサキが小皿に入れ差し出してくれる付けて食べる。

 んー美味いこの魚の脂身が堪らない口に入れた瞬間醤油の味と魚の味がする。

 懐かしいまさかこの世界でも刺身を食べれるなんて……

 感動で涙が出そうだ……!

「このお刺身とても美味しいですね」

「ナギ様お刺身を知っているのですか城でもめでたい時や何かあった時にしか出ない料理なのですが火竜との戦いの後は急だったのでお刺身は出なかったと思いますが……」

 前の世界では食べてたさ好きなのはサーモンさ! なんて言えない。

「あー書斎の料理本で見たんだ美味しそうだなぁと思って」

「なるほど! それで!」

「あぁ、食べたのは初めてだがとても美味しいよ」

「それなら良かったです。料理長も喜びますまた伝えておきますね」

「あぁ! 絶品だったと言っておいてくれ」

 豪華な夕食を、食べ終えサキにお礼を言い挨拶をした。

 サキは、食器を下げ「失礼します」と言って部屋を出ていった。

 それから食後の紅茶を飲みながら今日の出来事や今までの出来事を話しながら寝る時間になった……。

「ナギおやすみなさい……」

「あぁ、おやす……ルル! 狭いけど今日はこっちでミーシャさんの宿で寝ていたみたいに3人で寝ないか」と聞いた。

「うん!」

 ルルが、こちらに飛び込んでくる。この部屋のベットは、ミーシャさんの宿のベットと比べると大きいが今の3人で寝るには少し狭いだが懐かしい。

「懐かしいなこの狭さ……」

「そうだねでも、悪くないよ……?」

「だな……悪くない……な……」

 おっといかん涙が、出そうになる今日は、泣かない楽しく幸せなまま明日を迎えるんだ。

「ルル、クロおやすみ」

「ナギ、クロおやすみなさい」

「ビャア……」

 俺達は眠りについた。

 俺とクロは、明日ここを出る。ルルはここで暮らす。

 しばらくはお別れだ。

 ルル、クロおやすみ。

今日の分はこれでラストになると

思います。

あとは明日の予約分を投稿する。

予定です。


ブックマークしてくれた方

ありがとうございます!



5万文字到達しました!

あと5万文字でHJの応募資格を得れます!


皆様のブックマーク 文章 ストーリー評価の

おかげでこのままいけばランキングに載る

かもしれません!

頑張って投稿していていきますので今後も

よろしくお願いします。

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