第23話 祝杯
火竜を倒して皆が、いる地上に戻るとそこでぷつっと意識が途絶える。
目が覚めると天井が見えた。よく眠っていた気がする。
「ビヤア」
「クロか……ずっと側にいてくれたのかありがとな……」
クロの頭を撫でながら起き上がる。
近くの椅子にはルルが座って眠っていた。
「ルルも居てくれたのかありがとう」
頭には水タオルが乗っけられていてそれが額から落ちる。
「失礼します」
「あ、サキ」
「ナギ様お目覚めですか良かった! あの後、気絶してしまって皆さん心配していましたよ」
「ごめん緊張の糸が解けたのかなタオルありがとうサキが乗ってけくれたんだろう」
「私に出来るのはそれぐらいですからいや、助かったよありがとう」
「みんなはどうしてますか?」
「今は火竜討伐の祝杯をあげています。ナギ様がこんな状況で祝杯をあげるか悩んだみたいですが犠牲も出たので盛大にしようとの事で祝杯中です」
「そうかなら俺も、参加しようかな」
少しふらついたが立ち上がれた。
「クロ、ルルを起こしてくれ」
クロは頭をルルの頬にこすりつけルルを起こす。
「ルル、近くにいてくれてありがとう。心配かけたな祝杯してるみたいだから俺達も行こう」
「ナギ本当に大丈夫なの……?」
「立ち上がれるし大丈夫だ」
サキに案内され祝杯が行われている部屋へと案内される。
見たこともないような豪華な食事や沢山の人で溢れている。
俺が部屋に入るなり気付いた人から拍手や喝采が沸き起こる。
ギル教官とマルクが近付いてくる。
「ナギ良くやったな!」
「ナギさん流石です! あの火竜を倒してしまうなんてお体は大丈夫ですか?」
「あぁ、寝てたらすっかりこの通りさ」
そう言い両手を広げる。
「無事なら良かったです! この国の英雄ですからね!」
「ナギよ目が覚めたか」
王が話しかけてくる。
「王様、先程目覚めました。体の方は大丈夫です」
「そうか、なら良かったこんな時に祝杯を上げるのは考えたがこんな時だからこそな」
「えぇ、先程サキにも聞きました。こんな時だからこその祝杯ですね死んでいった者達のためにも今日はお祝いしなくてはです」
「あぁ、そうだナギよ明日話しがある疲れているとは思うが王の間に来てくれ火竜の件でな」
「分かりました。そういえばあの火竜はどうしたのですか?」
「今は、訓練場でシートを被せて警備をしておる。この期に乗じて良からぬ事をする者が出るかもしれないからな火竜討伐は街の皆にも知られておるから」
「そうだったんですか。なら。大丈夫ですね明日向かいます」
「それでは今日の祝杯楽しんでくれそれでは失礼する」
「はい楽しませてもらいます」
その後は、マルク達兵士達と話しながら豪華な食事を食べシルさんやミラさんとも火竜との話しをしたりクロとルルと沢山料理を食べた。
それから、数時間楽しんだ後自室へと戻った。
「クロ ルル、今日は心配かけたなすまなかった」
「いいよ……色んな人からみんなのために戦ったの聞いたからみんなを守ってくれてありがとうナギ」
「クロもよく頑張ったね……こんなに大きくなって……」
顎の下あたりを撫でるルル。
「今日は寝よう! 明日、王とも話さなきゃいけない事もあるしそれにみんな疲れたろうおやすみクロ ルル」
「ビヤア」
「おやすみ2人ともお疲れ様……」
俺達は今日の出来事を忘れないだろう。それと明日ルルには話さなきゃいけない事があるとても大事な話しだ。
とりあえず今日は寝よう。




