表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
72/80

くにへ


 ふ…ふふ……ふふふ!!


 「はっはっはっはーーー!!!」


 っうん! チィがたかぶるぅ!!


 ふふふ、まほーを使うのはひさしぶりだからな! さぁて、久々に……


 「火よ、日よ、陽よ……!! 私のしもべになれぇい! 『ふぁいあーぼーる!』」


 私の言葉に振り向く連合軍、あ、ちなみにレグルスも含むよ?


 私が杖をもっていることに驚いたのかねぇ? 慌てて私の元に駆けつけてくるが……


 「ははは! 遅い、遅すぎるぞ! 」


 ……ゴメンね…レグルス。


 私の持つ杖から蛇の如く焔が迸る。


 焔は、蛇が獲物を飲み込む様にレストランを侵食し、蹂躙する。


 どこかで引火したのか、レストランのいずこからか爆発が起こる、そして、その舞い上がった埃に引火し、また爆発が起こる。


 「悪循環ね……」


 私が、そうつぶやいた瞬間……!


 「……っし、今だ!!」


 突然、大きな手で私の手は掴まれ、舞い上がる埃の中に引き寄せられる。


 ん?


 ☆


 「あと、たった一つ国を巡るだけだ、あとは“風の国”……最後は……」


 うん、わかってるよ、ピエトル。


 お前の気持ちも、みんなの想いとかもさ……


 前の世界から、ずっと見ないふりしてただけなんだよね……


 だから、自分がそういう気持ちをもっても……ね


 「……で、ブサ男、なんでこいつ(・・・)がここにいる⁉」


 そう……


 このバカラクダに手をひかれていたのは私だけではなかった。


 「……オレがいちゃ、迷惑か……?」


 まるで棄てられた子犬みたいな目で私の事をみてきやがる。


 やめろ、そんなメで私の事をみんな、イジメたくなるじゃないか。


 ……これじゃあ、あの時とおんなじだよね。天使様。


 「はぁ……別に、むしろ、いないと迷惑か……」


 私は嘆息しながら落ち込むそいつの柔らかい髪を撫ぜた。


 あん? こいつ、私よりも髪の毛綺麗なんじゃなかろうな?


 ハァ…… 仕方ないか、パパの子どもだもんね。


 「うん……巡る国はあと“2つ”……一緒に帰ろう……こーき」


 最後に向かうべき国は、この世界のすべての大気が生まれる場所……


 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ