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すきなのかも、しれないし……きらいなのかも、しれない。
夕刻も近い時間、私は1人、城の中庭……バラ園にきていた。
決して腐った展開が起こっているわけではない!
まぁ、何があるかと言うと……
ピエロルのやつに絡まれていた。
「……なんで……なんだよ……」
なんで、と言いたいのはこちらの方なんだけどな!
両肩を男らしい大きな手につかまれて身動き取れない状態で、ピエトルの猛禽類の様な瞳が私の事を覗き込む。
うん、どう言う事だろうね。
「“男”だって……お前が思っているほど、大人じゃねぇんだよ……!」
ッ―― ……⁈
突如、肩を掴んでいるピエトルの手に強い力が加わった。
けれど、私の脳内では全く別の……この世界に来るまでの記憶が再生されていた。
柊の公園……12月25日のあの日に……!!
ピエトルの、次の言葉が私は予想できてしまった。
や…やめて!!
「お前が、他の男の事を見てる時に……平静でいられるほど、人間出来上がってねぇんだよ……!!」
―― ……やめて!!
☆
その夜、4国の連合軍は光の国の侵略に向けて、出軍した。
ーー異世界乙女、告白されるのは苦手です。




