僕の計画が成功したのは
今回はとても短くてすみません
「ふふっ。」
「……なに笑ってんですか、先輩。」
先ほど聞こえてきた不破先生の叫び声が原因だろうか。
驚かずに笑っているところからして、この人はあの先生がこういうことをしてると知っていたのだろう。
先生は上からの命令かなにか、とりあえず自分自身の利益のために、私にかなり良くしてくれた。
わたしが言った意見を大分優先してくるので、意見を聞かれたとしても当たり障りのない答えなどをしていた。
そのような面倒がある一方、利用できるところはきちんと利用させてもらったが。
正直、先生はかなり外面が良い。
教師同士の関係も良好なようだし、生徒にも人気がある。
年も若いことから、男子には親しみやすくノリが良い先生、女子にはかっこよくて優しい先生だと評判である。
しかし、実状はあれである。
別に私に不利益をもたらす訳でもないからどうでも良いが、男としては無いと思う。
そして、多分本人もそれを自覚済みだ。
ところで、湧いて出てきたこの人は私を見つけてからご機嫌である。
いつも笑っている彼でも、今は心から嬉しそうに歩いている。
漫画だったら、音符とか飛んでそう。
なにか良いことがあったのだろうか。
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今日はなんて最高の日なんだろう。
念願の欲望に一歩近づいた日。
すなわち、これは計画が成功したことを示す。
僕も彼女が推薦を受ける大学に行くことにしよう。
これで、大学に行っても目を離すことはない。
もう、あいつらは用済みだ。
どうやって、消そうか。
思惑思惑〜♪