Ⅴ そんな幸せなことってありですか?。<前編>
「おはよう。」
「おっす。」
あれから俊也、実依、共に良くしゃべるようになった。
昼休みには、屋上でふたりで昼ご飯を食べるようになった。実依の練習に付き添いながら。
「ね、知ってる?。今日、修学旅行の班決めるんだってよー。」
夏が、俊也と実依に声をかけてきた。
「へー。自由に決められるといいねー。」
実依はにっこりと笑顔で言った。
「さて、今日は、みんなのお待ちかね修学旅行の班を決めたいと思います。」
宮田が言った。
「基本、自由にしますが、仲間はずれにしたりしてるのとか見つけたら、即先生が決めますからね!!。そして、活動班なんですが男子二人女子二人の四人で男女混合班でお願いします。それと、男女だと決めにくいかもしれないから、女子、男子別に一回ペア組んで。そのペアでくじ引きにしよう。」
「えー、男女混合-?。」
クラス中が騒ぎ出した。
「文句あるの?。」
宮田の迫力にみんな黙った。
「としちゃん、一緒の班になろうよー。」
夏が、俊也と腕を組んだ。
「いいけど・・・。」
腕はなせって・・・。
「実依♪一緒の班組まない?。」
俊也は、自然に実依に目がいった。
「いいよ。」
実依がペアを組んだのは、夏がひそかに思いを寄せている、中井未華子だった。
星夏さんとペア組めたらいいなあ。
そしたら、夏も得するし♪。
そんな軽い気持ちだったのだが・・・。
「くじ引きの班を発表します。一班、水澤、安藤、星夏、中井。二班・・・。」
ええっ。
まさか、一緒の班?。
そんな幸せなことってありですか?。




