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八十三人目
今日は記念すべき日!
ずっと両親に反対されていた一人旅!
成人してようやくOKされた!
「やってやるぞーーーー!」
目的地は決めていないが、ひとまず東に向かう。
山道は険しいが頑張ろうと思う。
「山って、やっぱりきついな〜」
荷物がパンパンに詰まったリュックは恐らく10キロは下らない。でも、家で筋トレしていたからなんとかできた。
一人で山を歩いて1時間ぐらいだっただろうか。独り言も尽きてきた時だった。
「た、助けてくれ!」
前から男の人が四つん這いでこちらに駆け寄ってきた。その姿や声から只事ではないことが分かる。
「どうしたんですか!」
「話は後で!とりあえず来てくれ!」
どうやら、相当まずいことになっているらしい。
「分かりました!」
――――3時間後
「いやぁ、今回はうまくいったな」
「本当やな」
「にしても、なんだあの演技は」
「うっせぇな」
「それにしても、どうする?この女。すっかり、反応もしなくなってつまんねぇぞ」




