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無価値と言われた人間が異世界では絶対必須でした  作者: メバル
5章

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42/76

【42】謀反

元は人間だった者

現在も人間の者

考え方と価値観の相違が最悪の形で対立…

 いつになく、寂しい顔をしている健汰。

 健汰は、恐る恐るルドラに問う。


『ルドラ人間は……いや、奏汰はどうしてる?』


『怪しくなってきたな……

 このまま平和が維持できない状況になってきたかもな』


『そうか……』


『健汰……何があっても私が側に居るからね』


『ありがとう……レイン』


『奏汰よ早まるなよ……』


『奏汰お願い!平和を崩さないで……』


 皆が願う。平和の継続を。

 しかし、その願いは打ち砕かれる。


『急報!!急報!!

 奏汰殿!御謀反!!

 人間の軍、数"2万"!!

 奏汰殿と紅羅真が先頭で、この神都に進軍中です!!』


『そうなるのか……やはりそうなるのか!!』


 健汰は嘗てないほど怒った。


『あのバカ野郎が!!!!

 お前達はここにいろ。俺がケジメ付けてくる!』


『待て!健汰!助けてやれ!

 お前の子供だろーが!』


 無理だ。価値観の問題だ。

 俺はこの世界の神で願うのは助け合いによる、未来永劫の平和だ!

 それを乱す奴は誰であろうと許さん!

 やはり人は不要だった……助けるべきではなかった……』


『残念だ、本当に残念だよ、奏汰……

 だが神の決定は絶対だ!全員従え!』


『しかし!』


『1番辛いのはアイツなんだぞ!!!

 ソール!お前は1番最初の仲間だろーが!!

 アイツの優しさ、奏汰への想い、紅羅真への想いも知ってんだろーが!

 だったらお前がアイツを否定してやるなよ!!』


『分かっているよ!!

 くそったれ!奏汰……バカ野郎が!!』


『……悲しいよ。奏汰……何してんのよ……』


『神様……苦しすぎます。

 神様のお気持ちが苦しすぎます……』


『何故こんな事を……

 助けてくれた人に対しての最大の裏切りじゃないか……』


『人間は何故分からないのでしょうか……

 何故同じ過ちを繰り返すのでしょう……建琉さん……辛すぎます』


『健汰……もう終わらせてやれ……

 それしか救う手だてはないだろう?』


『奏汰……紅羅真……俺が憎いか?

 俺は悲しいぞ……俺は辛いぞ……俺は苦しいぞ……』


 健汰はそう言ってルドラと地上に降りる。

 続いて眷属達が地上に降りてきた。


『久しぶり……父さん。

 僕は、やはり人間のようだ。

 眷属の時でも父さんが人間を殺した時は凄く心が揺らいだよ。

 父さん達からすれば人間の罪を断罪したと思うだろうけど、僕たち人間には耐えられなかったよ……

 僕ら人間の答えが【これ】だよ。


 父さんは人間が不要って言ってたよね?

 僕は人間だよ?不要なんでしょ?

 殺りなよ……ねぇ……この世界の神様……』


『奏汰!貴様!』


『黙れルドラ。奏汰、そうだな……

 お前も不要だったようだな……

 というより、お前が俺に罪を語るな。

 この行動こそが神への冒涜であり大罪だ!!!!

 ルドラ……お前達で人間を根から絶やせ!

 俺は奏汰と一騎討ちをする!!

 来い!奏汰ぁぁぁぁー!!!!!!!!』


分かり合えなかった親子

お互いが譲れない立場

辛い戦いになりますがバッドエンドにはしませんよ!

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いつも読んで下さってありがとうございます!

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無価値と言われた人間が異世界では絶対必須でした

― 新着の感想 ―
[良い点] 神の子供になって人間の王に君臨せど、生い立ちと立場の越えれない壁 作者の良世創設の真意が垣間見える [気になる点] 子は親に、王は神に似るだろうか?(´-ω-`) [一言] 作者殿の平和創…
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