最後の勇者 シュウに猫耳が生えた話
ツイッターにあげている短文です。若干加筆してたり改稿してたりします。
時系列的には本編の後というか、シュウがカルガモしなくなった後を想定しています。
シュウに猫耳が生えた。
端的に言うとそれは単なる事故だった。
「おーい、ヴィス」
「っ!?」
声を掛けられたその時、俺はタイミング悪くコントロールが難しい魔法…いわゆる変身魔法…を試していた。
シュウの声に意識が持って行かれた俺は魔法のコントロールを失い、魔法は失敗。
魔力の動きからして、その影響でシュウは猫(だと思われる)耳と尻尾が生えたのだろう。
「シュウ…大丈夫か?」
「うん。まあ、なんか変な感じはするけどね」
ピクピクと耳を動かしながら半笑いになっているシュウを見て、大丈夫そうだな、と安堵した。
ふと思い至って、シュウの目の前に猫じゃらしを出してみる。
「あれ、ヴィスって猫じゃらしとか持ってたの?」
言いながらも目線は固定されていて、心なしか目が輝いているように見える。
…可愛い…。
一通り恋人の可愛さに悶えた後、ゆらゆらと猫じゃらしを揺らして見せると、シュウはむむむ、と何かを堪えるような顔をした。
…効果はあるみたいだが…本能に従ってじゃれつくほどじゃない、と。
じゃあ、と取り出した水色のボールに、シュウはぴくりと肩を揺らした。
…ん、これは当たりか?
ほいっ、とボールを投げると、シュウは嬉しそうにそちらに飛びついて行った。
……シュウに付いた耳って、もしかして猫じゃなくて犬だったんだろうか。
―――――
ちゃんと猫だよ!(少なくとも作者はそういう想定で書いてた)
ヴァイスは可愛い恋人が見たい気持ち半分、動物の本能に引きずられたりするのかという実験半分で猫じゃらしとかボールとか出してみてます。
あとヴァイスもシュウもあんまり動物には詳しくないです。耳だけ見て猫なのか犬なのかとか自信をもって判別は出来ない。
作者も耳の形の違いとかよくわかんないのでこうなった(調べろよ)




