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賢者シリーズ 留斗の誕生日記念SS
11月24日は設定上、白川留斗の誕生日!
という訳で、風香と留斗が恋人になってから初めての誕生日の時の話です。
「留斗!誕生日おめでとう!」
「ありがとうございます、風香」
開口一番に祝いの言葉を告げて嬉しそうに微笑む彼女に、つい頬が緩む。
「プレゼントはね……はい、どうぞ」
可愛らしく包装されたそれを受け取り、許可を取って包みを解くと…
「…ハンカチ?」
白い生地の片隅に、ゲームで見かけるようなデフォルメされた竜巻のマークが淡い緑色の糸で刺繍されたそれは、風香が普段使っているそれとよく似ていた。風香との違いは竜巻とは反対の隅に「留斗」と黒い糸で刺繍されている事だろうか。
「うん。留斗、この前私とのお揃いが欲しいって言ってたでしょ?」
私のはお母さんが縫ったやつだから、留斗のは私が縫ってみたの、と彼女は悪戯っぽく笑った。
「…すごく、すごく嬉しいです。最高の誕生日プレゼントですよ…!」
「ふふ、それだけ喜んでくれるなら頑張った甲斐があったよ」




