登場人物紹介 第4章 及び 第5章
先に目を通すと、ネタバレがある場合がございます。
【第4章】
◆合成魔獣
ドクの作品。
トッピング全部乗せ状態。
色々混ぜておかしなことになっているが、人間を狩るという魔獣の本能は損なわれずに、なかなかの戦闘能力を発揮している。
第47話初出。
◆謎の男
シロの夢に出てきた男。
実際は、一時的にシロの魂と接続している。
前々回──つまり1000年前の勇者。
アルス人のパーティメンバーがいたが、最終的に魔王をソロ討伐している猛者。
生前はシロと同じく『蘇生』のギフト持ちで、それに残っていた思念がシロに語りかけていた。
ギフトが後世に引き継がれなかった場合、一度ティール神のもとに返還される仕組み。
その中でも長期使用で特にリスクの高いギフトの場合、均衡の観点から使用者にヒントが与えられる。
それをどう理解するかは本人次第。
後世に引き継がれたギフトは、これも均衡の観点からリスクが大きい。
第49話初出。
◆ロレンス=フリア=セイクリッド 享年29歳
セイクリッド公爵家、嫡子。
最高位ランクのハンター。
鬱屈とした貴族社会のしがらみが好ましくなく、自由度も高く自らの手で民を直接守れるハンターを主な活動とする。
貴族と民の融和を目指していた。
聖剣を扱う数少ない人間。
聖剣は清廉な人物でしか扱えないシロモノ。
民を守る剣たれ、と聖者クラウ=ソラスが自らの命を犠牲に生み出したものがコレ。
だから作り方は魔剣と同じ。
素材が聖者であるか、そうでないかの違い。
聖剣は祈りの深さ、魔剣は憎しみの深さに比例して効力を増す。
第50話初出。
◆グレッグ=マッド 33歳
エリザ王女直下の密偵。
二つ名は、泥のグレッグ。
地、風、光の3属性に適性。
普段は謀反を起こそうとしている貴族がいないかなどの諜報活動がメインの仕事。
戦闘能力は低いため、戦闘を邪魔せずに、かつ最大限の支援を行うことを理念としている。
第50話初出。
◆キリア=トッテ 22歳
ロレンスのパーティメンバー。
地属性と光属性に適性。
どちらかといえば支援の方がメイン。
第52話初出。
【第5章】
◆マリア=イングリス 30歳
ランドヴァルド帝国の東の端、イングリス村出身。
光属性に適性。
母エリアは、東の地域に教会を設立する目的でイングリス村へ移住。
その折ハライオ=イングリスと出会い、マリアをお腹に宿す。
魔導学園卒業後は教会所属のまま戦場へ志願して魔人を狩る傍ら、民に降りかかる悲劇を食い止めるべく個人的に世界を渡り歩いていた。
他人との交わりが少ないマリアを見て、コルネオが学園で教鞭を振るうに指示し、現在に至る。
これにより戦場からは身を引いたが、それでも一人で正義を執行している。
第54話初出。
◆シリウス=べデル・アルカード 51歳
ランドヴァルド皇帝。
前回魔王復活以降、初めて召喚魔法を使用。
各国はこれを模倣して独自の召喚魔法を完成させていく。
元々各国に召喚魔法の概念がなかったわけではないが、前回魔王討伐時に世界が半壊して多くの魔法が失伝し機能していたのはほぼ帝国のみだったために、召喚魔法開発が遅れていた。
さらに発動に要する準備の煩雑さに加えて、その結果成功するかわからなかったことも原因である。
24年前帝国での失敗が観測できたことで、そこから各国は召喚魔法の開発に明け暮れることとなった。
ただその歳月では召喚魔法の開発にかける時間としては不十分であり、召喚成功が遅すぎると言わざるを得ない。
シリウスが父を暗殺して皇帝位を簒奪したのが25年前のため、シリウスの帝位獲得が遅ければ召喚魔法の開発はもっと遅れていただろう。
第55話初出。
◆ルー=ウッドフォール 16歳
帝国領南端の森の奥地で暮らすハンターの家系に生まれる。
基本的に自給自足で、6歳になったその日から自らの手で獣を狩って生活する。
地属性に適性。
学園にはSクラスの下位で入学したが、腕試しでその時2年生だったアーマ=エスト=ロックダウンに負けて以降その悔しさから成績を上げ、主席の座に辿り着いた。
強いと思い込んでいる男が大嫌いで、多くの女子の味方。
このことから女性ファンが多く、ファンクラブができている。
ただ彼女らも直接関わるのは恐れ多いので、陰ながらルーを見守っている。
時折ルーに交際を申し込む女子生徒がいるが、今のところ成功している者はいない。
アルとの模擬戦後は、根性のある彼女がお気に入り。
第56話初出。
◆ドルド=バルマ=グランドノット 56歳
前グランドノット家当主。
基本的に無能なのに、なんでも出来ると思い込んでいる。
自分より階級が上の者には媚び諂うが、それ以外には容赦ない扱いをする。
自分が優秀と思っているため、息子が優秀なのは本人の中では当たり前であり、そうでない娘に愛はない。
上昇志向がなく、領民からの信頼もなく、家が傾いているのは他人のせいだと信じきっている。
誘拐事件により無能さが露呈して国中から大バッシングを受け、引きこもる。
その後は息子が全権を引き継いで、汚名返上に奔走することとなる。
第58話初出。
◆ディスクリート
魔人。
素行は悪いが、命令には忠実。
中央大陸の戦域で、人間を殺す欲よりも自らの生存を優先する生き方からドクに引き抜かれ、ドクの下で働くようになる。
ドクの手により獣の形態変化を獲得し、移動手段として利用されることが多い。
帝国魔導学園でのドクの潜入活動をサポートするなかで、自分と同じようにドクのもとで働く相方の行動を制御しきれず、ドクの足を引っ張ってしまう。
それにより相方は実質的に死亡扱い。
個人での活動が可能なのは上位魔人だけだったが、最終的にドクから自由を言い渡されて準上位魔人のような立ち位置で暗躍していく。
この時からリバーを自らの手駒として使い始める。
第58話初出。
◆クリストカフェル=バルマ=グランドノット 27歳
グランドノット家当主。
地属性に適性。
精霊視の魔眼持ち。
17歳の頃、妹アルベルタとともに誘拐される。
救出された後は父の隠居により全権を託され、学園に通う傍ら、傾いた家の復興に尽力する。
第59話初出。
◆ラウール=ラミナ 享年62歳
タブロ村の村長。
村は国を追われた者の末裔の集まりで、村民は魔王信仰の教えを守っている。
そもそも魔王信仰があったから国を追われた。
この村では双子は良心と悪心が分かれたものであり、後から生まれた方はその悪を一身に担った悪魔とされる。
悪魔は顔に傷を刻むことでその悪の戒めとし、生涯その兄あるいは姉の盾たることで人としての死を享受できる、とされる。
魔剣や魔眼は将来の魔王への供物であり、それらを作り続けることこそ誉れというのがこの村の教えである。
度々人攫いをしては、供物に変換している。
そういった洗脳教育がこの村の誰しも子供の頃から行われていたが、マルクス=リヒトの洗脳が解けて村の存続に綻びが生じる。
マルクスには村のためだと説明しているが、実際は完全な魔王寄り。
国によって村を消されてもなおなんとか落ち延びたラウールであったが、最終的に何者かにより殺害されてその生涯を閉じる。
第60話初出。
◆マルクス=リヒトと妻エレナ ともに享年25歳
マルクスはタブロ村に生まれ洗脳教育を受けていたが、誤って魔剣で指を切った際に魔剣の効果で洗脳が解除され、外部に村の事情を漏洩。
それがバレたために妻エレナが目の前で殺害され、その怒りと憎しみを魔眼および魔剣に変換される。
魔眼の一方は娘ネイルに移植され、もう片方はドクが回収した。
第60話初出。
◆精霊
霊脈から放出されたそれぞれの属性のマナが形をなしたもの。
生物ではないが生物のような動きをする。
自分たちを認識した者のマナに干渉したりしなかったりする、気まぐれな存在。
多くの場合、その属性の可能性を高める。
霊脈は世界中のマナを循環させるもので、場所によってはそれが地表に近い所にあり、それがホットスポットと呼ばれる部分。
ホットスポットには精霊が発生しやすく、精霊視があれば精霊の多い場所をホットスポットとして認識できる。
ホットスポットでは詠唱速度や威力がやや高まるが、普通に生活していてピンポイントに接近することはほとんどないので、恩恵を感じる者は少ない。
第57話初出。
◆ギース=ローグ 48歳
ベリア公国、陸軍特殊部隊第1班所属。
役職は部隊長で、階級は少佐。
1班はギース含めて構成員3人。
魔法が使えず、魔剣一本で戦う。
特殊部隊は傾向が様々で、1班は魔剣を、2班は魔眼を、3班は魔獣を、という具合で扱う武器により班分けが成されている。
第63話初出。
◆アンナ=ヘンズリー 29歳
ベリア公国、陸軍特殊部隊第1班所属。
階級は准尉。
光属性に適性。
アンネの姉で、目つきが鋭く髪はロング。
スキル『模倣』により時間制限付きで他人の技能を一時的に盗むことができる。
アンネの言葉に焦り、ドクとの戦いの後彼氏を作るが、重いと言われてすぐに振られる。
その後も悪い男に引っかかりまくる。
ちなみにアンナの情事は全てアンネに筒抜け。
第63話初出。
◆アンネ=ヘンズリー 28歳
ベリア公国、陸軍特殊部隊第1班所属。
階級は少尉。
光属性に適性。
アンナの妹で、目つきが柔和で髪型はショート。
光の反射を使って施設などの構造を一瞬で把握することができ、完全な密閉空間でもない限り不可能はない。
また様々な角度から光を当てて結界に描かれた術式を露出させ、破壊方法を見出す。
男性関係はルーズ。
第63話初出。
◆ベリア公国の落ちぶれた貴族
もともとコネクションも少なく、仕事も他の貴族のオンブに抱っこ状態だった。
そんな状態があまりにも長く続いたため、見捨てられ、ついでに濡れ衣を着せられて信頼を失う。
それにより家名は失墜し、爵位剥奪、お家取り壊しの憂き目に遭う。
自分たちが悪いのだが、関わっていた貴族たちを逆恨みして報復考えるようになる。
有り金を全部はたいて他人に呪いをかける術式を入手するも、実行直前にディスクリートと出会ったことで思いとどまる。
ディスクリートは手頃な駒としてこの貴族に目をつけ、魔王崇拝教の教祖に据える。
第63話初出。
◆ ジャン=エスト=ヘッダー および 顔面カースト上位の方々 16歳
第2学年Sクラス次席。
風属性に適性。
輝かしいイケメン。
腕試しの件も特に他意はなく本心から下級生の面倒を見たいと思っている、ただのいい奴。
いい奴すぎて、逆に嫌われている面もある。
ただそれを聞かされても、笑って流せるメンタルの持ち主。
第66話初出。
◆ ジュリエット=セルロ=ジャクソン 16歳
ショートボブが映える陸上部系女子。
1浪して入学。
火属性に適性。
誰にでも話しかけて、みんなの──特に男子の心に入り込む。
みんな大好きジュリエットちゃん。
極端な美人は高嶺の花だが、アルスではそこそこ可愛い部類のジュリエットはみんな手が出しやすいと考えている。
ジュリエット狙いは倍率が高く、1学期時点では男子たちは抜け駆けしないように互いに睨みを聞かせている。
クロに少し気があるが、他の男子からのアプローチを受け始めたことで懊悩する。
第67話初出。
◆エクス=マイン 15歳
帝国北部、ぺぺ村出身。
農業を営む家に生まれ、鉱山労働にも従事する。
適性は無属性。
代々他の属性の影響を受けない特殊な家系。
マナを込めたものが爆発物となってしまうので、苦しい生き方を強いられてきた。
その状況から、鉱山地帯では発破作業くらいしか魔法の用途を見いだせていない。
オリビアに好きな子がいると相談したが最後、本人にそれをバラされてしまった。
第67話初出。
◆ラウラ=バルマ=ユピテル 15歳
茶髪ベリーショートで猫目の少女。
ジュリエットの友達。
水属性に適性。
中間考査の準備期間中、やさしく話を聞いてくれるアレクサンドロに好意を寄せ、ラウラが告白する形で交際が始まる。
実際は付き合っているが、下手な刺激を与えてジュリエット周辺の男子が活性化するのを恐れ、ジュリエットや友達に対しては付き合っていないという体である。
第69話初出。
◆ネル=バルマ=サリンジャー 15歳
黒髪ストレートで、紫色のメッシュが入っているのが特徴的。
水属性に適性。
普段表情に変化がなく本を読むのが好きということもあって、話しかけづらいオーラを発していることから交友関係はそれほど広くない。
水中での戦いを得意とする。
第69話初出。
◆アレクサンドロ=デラ=レイノルズ 15歳
いつも柔和な笑顔を浮かべている、おっとり系男子。
普段はダンテと2人で行動している。
適性は地属性。
のんびりとした口調から、女子人気が高い。
ラウラの彼氏。
第69話初出。
◆ダンテ=バルマ=クイーン 15歳
15歳らしからぬ風格を持ち、全体的に四角い印象を受ける。
常に額にシワが寄っているので、怒っていると勘違いされやすい。
実際はなかなかに寛容な男。
火属性に適性。
ガルドとともにその見た目から、陰では守護者と言われている。
第69話初出。
◆使者 享年57歳
本名カカゼオ=エスト=アイロニア
帝国の宰相。
基本的にクズだが、仕事はできる男。
シリウスが物心がつく前から彼の将来性に勘付き、早々に先代皇帝から乗り換えている。
24年前の作戦後、査察という名目で次なる実験素材の物色を行なっていた際、マリアに殺害される。
その犯人は未だに不明とされているが、殺害を防げなかったということで、孤児院にいた人間は全員実験材料として利用された。
マリアはその前に一人で孤児院を脱していたため被害を免れたが、のちにその事実を知ることとなる。
第79話初出。




