第80話 善政。
好き勝手に政治をしたいのは、
ヤマヤマなんだけどさ……
俺は元、超一流進学校生。
しかも、成績は常に上位をキープしていた。
なので、前と同じ轍は踏まない。
民をイジメ過ぎると、革命が起きる。
というわけで、俺はさ。
人気取りのため、民に優しい政治を開始する。
まず、無料の病院を開設。
次に、無料の学校を開設。
年金制度も生活保護制度も
失業者保険制度も作った。
だいぶ、お金がかかったが、別に問題ない。
必要経費は全て、
アゼレアのへそくりで賄ったからだ。
結果、ウンコ王の支持率は70%を超えた。
ルルナがほめてくれた。
「偉いですね、ウン公さん、よしよし」
職証君もほめてくれた。
「私も職証として、鼻が高いです。よしよし」
今では、ブサメンどもも、俺を慕っている。
「「「ウン公さん、
次は何をすればいいですか?」」」
そう言って、仕事を手伝ってくれる。
あとさ。
神ミミックさんの借金を、
俺は代わりに返してあげた。
『10億3500万G』かかったけどさ。
アゼレアのへそくりなので、
俺の懐は痛まない。
神ミミックさんは泣いて喜ぶと、言った。
「お前は最高で無二の親友だ!」
えへへ。
なんか、善いことをするって、気持ちいいな。
なので、俺はもっと善いことをした。
民を飢えさせぬため、
荒れ地を開墾し、食料自給率を改善した。
目安箱を設置し、
民の意志をすぐさま政治に反映させた。
結果……
ウンコ王の支持率は99%を超えて、
本日議会にて。
議長が宣言した。
「賛成多数により、
ウン公を人間国宝に認定します!」
人間国宝に俺はなっちゃった。
人間国宝として、
これから俺は何をするべきだろう?
う~ん。
そうだ。
俺にはさ。
この素晴らしい遺伝子を……




