↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

創世記 -弐-

 「地球のオリジナル」

「新たな種」

「アダム」が生まれた。

地球は、初めて自分が生み落とした「その子」を、

大気という布で包み込んだ。

そして、雨という涙を流した。


 「新たな種」は生まれたが、それで終わりではない。

その「種」が永きに渡り存在し続けなければならない。


 「新たな種」は「月の者」と違い、弱く、脆い存在であった。

外界のあらゆる「力」に弱く、傷は直には癒えず、外からの「力」の供給を必要とする。

まさしく、「不安定な存在」であった。


 それは、

「いくら似せて創ったところで、あくまでも『似ている』だけでしかない」

という事を、明白に示した。


 「模造品(レプリカ)はあくまでも模造品(レプリカ)でしかなく、

  本物(オリジナル)ではない。」


 「新たな種」の生存能力は、明らかに「月の者」より劣っていた。

それは「地球の持つ性質」上の問題であり、解決のしようが無かった。

そして、その事は、「どんなに『新たな種』を創造しようと、直に滅ぶ」事を意味していた。


 「やはり私では駄目なのだ」

地球は再び嘆き、悲しんだ。


 「―なんとか『新たな種』を繁栄させる事はできないものか―」

「―我々の新たな安住の地となってくれたこの星の為に―」

「月の者」達は策を練った。


 そして、一つの「答」を出した。


 それは「新たな種」の「繁殖能力の強化」であった。

「―個体の生存能力は強化できなくとも、群体の生存能力は強化できるはず―」

それが、「月の者」達の見出した「答」であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。