表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/101

第79話 これは運命なんだ

~ぴっちりキャッスル外側~

ハク「…以上だ」

モエ「……そんなことが…あったのね」

ハク「ああ…」

モエ「ハクが城を持っていて…王族と対等に話していた理由……全部つながったわ…」

オレジ「…子供の頃に…あんな悍ましい地獄を見て…それでもハク達は生き残ったから…今のぴっちりキャッスルがあるんだね」

ハク「そうだなオレジ」

シズク「だから…この城は"拠点"だったんですね……逃げ場じゃなくて…ハクさんにとっての守る場所だから…」

ハク「ああ…」

アス「それに昔の俺たちは…ぴっちりスーツを与えられた(・・・・・)んじゃない…選ばれたんだ」

プリセラ「わたくしたちが…またここに集ったのも……偶然ではありませんわね…」

ハク「そうだな…これは運命なんだ」

アス「運命か…いい響きだな…」

モエ「ねえ…ハク」

ハク「……なんだよ?」

モエ「あなたは…過去の王子じゃない」

ハク「…まあ続けてくれ」

モエ「今のあなたは…ぴっちりキャッスルの主で私たちの仲間よ」

ハクとモエ以外の四人も頷く…

ハク「……そうだな」

白いぴっちりスーツの胸に

かつての喪失も誓いもすべてを抱えたまま

ハク・ルヴィンは…

"過去を語った男"から…"これからを導く男"へと戻ってきた…

ハク「しかし…おかしいと思わなかったか?」

モエ「どういう事?」

ハク「過去の魔王軍はスカイ・レインスターという一人の勇者のパーティによって壊滅した」

アス「記録上も…辻褄は合っている」

ハク「ああ。王家の文献…各国の記録…ぴっちり女神の言葉…すべて一致している」

オレジ「そっか!!」

ハク「ああそれなのに…現代にも魔王軍が存在している」

モエ「……確かに」

ハク「壊滅したはずなのに…今も各地で活動している」

オレジ「それって……名前を騙ってる別組織とかの話じゃなくて?」

ハク「違うな…」

シズク「その根拠はどうなんですか?」

ハク「奴らの特有の魔力波だ」

アス「……同一だな」

ハク「そうだ。城を滅ぼした古の悪魔…当時のルヴィン城を覆った瘴気…そして今、各地で確認されている魔王軍」

プリセラ「つまり…」

ハク「ああ…すべて同じ魔力波を放ってる悪のな…」

プリセラ「では……一度壊滅したはずの魔王軍が…なぜ今この時代に……?」

ハク「答えは一つしかない!!」

モエ「聞かせてよハクの推理…!!」

ハク「たぶん…魔王軍は一度も完全には滅んではいなかったんだ…表に出ていた軍は壊滅したただそれだけだ…だが…その根は地下に残ってたんだろうな…」

アス「つまり…今の魔王軍は…過去から連続して存在する"本体"と言ったところか…もしくは」

ハク「18年前のあの日…何かが"回収された"らしい」

モエは思い出していた…

オペリフェール遺跡の壁画の映像

金銀黒…そして白

モエ「……ぴっちりスーツと関係がある?」

ハク「だから俺は放っておけない」

オレジ「なるほどね☆」

ハク「ルヴィン砂漠を緑に変えたのも…新たなる拠点を築いたのも…初期メンバーを再び集めているのも……」

アス「続けてくれ」

ハク「これは偶然じゃない!!現代の魔王軍は何の因果かは……分からないが俺達ぴっちりスーツと(・・・・・・・・)出会った者(・・・・・)を…多分必ず狙ってくる」

モエ「なら…私たちは?」

ハク「迷いなく…こちらも迎え撃つ。過去の因縁としてじゃなくて…今の時代を生きるものとして」

プリセラ「おーほっほっほ……ようやく面白くなってきましたわね!!」

アス「……ようやく引かれた同線が一本につながった」

ルヴィン草原の空の下…隠された真実は明かされ

物語は次の段階へと進み始めていた…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ