第77話 White & Gold
ぴっちり女神は…五人の中心に立つ少年ハクへと…視線を向けた
ぴっちり女神「次は……あなたね」
ぴっちり女神はその小さなハクの身体を…
包み込むように優しく抱擁した…
ぴっちり女神「……なるほどね…貴方は失う痛みを知りそれでも前に進もうとする心を持つ…守るためなら…自分が傷つくことも構わない…つまり貴方は人間関係の中心になる器を持っているわ」
ハク「…痛み守る傷中心?」
ハクは意味を完全には理解できなかったが…
ぴっちり女神「そうリーダーシップが取れるって事」
ぴっちり女神がそう呟いた瞬間…彼女の掌から落ち着いた光が溢れ出した
瘴気に侵され…ほつれた布の服は光に包まれ…
そして…その光が収まると
つぎの瞬間ハクの身を覆っていたのは…白色に淡く輝くぴっちりスーツだった…
それは汚れのない白
それは弱さではなく…何色にも染まり…すべてを受け止める
原初の白色となる…
ハク「……軽いし…動きやすい……でも…それだけじゃない…なんだろう…怖いに立ち向かえる勇気が湧いてくる…!!」
ぴっちり女神「それがそれがあなたのスーツの本質…導く者…原初の白…そして運命を背負う者の装い…」
ハク「つまり……みんなと一緒に…生き延びるための服なんだね」
ぴっちり女神「ええ…そしてあなたが"ハク・ルヴィン"の名声を響かせるための…最初の一歩よ」
ハク「僕の…名声…」
ぴっちり女神「ええ…貴方がいる限りルヴィン家は不滅ですよ…そして遂に…授けるのは…最後ね」
その指先にはプリセラがいた…
プリセラ「わ…わたくしですの……?」
ぴっちり女神「ええそうですよ」
プリセラは少しだけ戸惑うけど…ぴっちり女神が優しく抱擁する…
そして言った…
ぴっちり女神「……なるほどね…」
プリセラ「どういうことか教えてくださる?」
ぴっちり女神「貴女は…誇り…責任…立つべき場所を最初から知っているみたいね…そう貴方は産まれながらに…前に立てる者ね…」
プリセラ「わたくし……怖いですわ…この先の未来…でも…何もせずに逃げるのは……恥ですし…もっと嫌ですの」
ぴっちり女神「ええ…それでいいわ」
ぴっちり女神がそう呟いた瞬間…彼女の掌から落ち着いた光が溢れ出した
瘴気に侵され…ほつれた布の服は光に包まれ…
そして…その光が収まると
つぎの瞬間プリセラの身を覆っていたのは…金色に淡く輝くぴっちりスーツだった…
それは正に威厳と気品を兼ね備えた…まさに王女の色だった…
プリセラ「……まぁ!身体にぴったりですのに…全く苦しくありませんわ」
ぴっちり女神「気に入ってもらえたようで何よりよ♡」
プリセラ「それに……背筋が自然と伸びますの…立っていなければ、前を向かなければと思わせる……これは…わたくしが王女である事を忘れさせない服ですわ」
ハク「うんうん」
アス「だな」
ルシア「らしいわね」
ナモ「美しい…」
ぴっちり女神は…五人を見渡して宣言した…
ぴっちり女神「これで揃ったわ…白色は中心…銀色は感性…茶色は知恵…黒色は探求…そして…金色は誇り」
ハク「中心に感性に知恵に探求に誇り…」
ぴっちり女神「この出会いが…やがてあなた方の希望になるでしょう…」
謎の洞窟でハク達がぴっちり女神という謎の存在に出会い…
ぴっちり女神からそれぞれイメージカラーに対応した
ぴっちりスーツを授かったその瞬間…
ハク達の運命は後戻りができないのである…




