表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お前らはこういうのが好きなんだよな!!!!~佐伯悠馬、異世界で全部やらされる~  作者: 雪森蓮


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
18/25

総帥、次世代リーダーを育成する~教育(魅了)が行き過ぎて宗教になりました~

悠馬君も僕も必死です

ハミルトン帝国・暫定統治本部。

 佐伯悠馬さえき ゆうまは、各国の王室や騎士団から選抜された「最も理性的で有能な若手」十名を前に、黒板を叩いた。


「……諸君。我が社がこの世界を管理するのは一時的な措置です。君たちには、ハミルトン流の『自立型ガバナンス』を叩き込み、私がいなくても国家を運営できる能力を身につけてもらいます」


「……はい、悠馬様うっとり」「……お言葉の一言一句、脳髄に刻んでおります(恍惚)」


「……お母さん。生徒たちの瞳孔が開きすぎていて、教育的効果よりも薬物中毒の疑いがあります。……ノア、彼らに冷水を。魅了の粒子を物理的に洗い流しなさい」


「兄さん、無駄っすよ! 兄さんが『自立しろ』って言うたびに、彼らの脳内では『悠馬様は私を見捨てようとしている! もっと有能になって繋ぎ止めなければ!』って、変な方向にブーストかかってるっす!(野太い声での咆哮)」


『ピコーン☆ 悠馬くん、教育イベント開始だよん♡ でも「魅了(無制限)」のせいで、君の講義は全部『福音』として処理されちゃうよ☆彡』


「……了解。……では、演習です。隣国の飢饉を救うための予算配分案をプレゼンしなさい」


数時間後。提出された案は、悠馬の期待した「合理的な経済支援」ではなかった。


「悠馬様! 隣国の民を救うため、我々十名で隣国の王室を物理的に解体し、全ての資産を悠馬様の足元に献上する計画書を作成しました! これで悠馬様の手を煩わせることはありません!」


「……違います。それは『略奪』です。私が教えたのは『投資』です」


「いいえ、サクリファイスです!!」


エリートたちが、悠馬の「魅了粒子」に当てられ、椅子から転げ落ちて床を這い寄ってくる。彼らにとって、悠馬の叱責は「ご褒美」であり、悠馬の教えは「神託」だった。


ピコン!


【徳:-200,000】

【理由:世界屈指の知性たちを『ハミルトン原理主義』の狂信者に作り変え、人類の自立をさらに1,000年遅らせたため】


「…………なぜ、こうなった」


悠馬は、膝にしがみついて離れない次世代リーダー(元・IQ200の秀才)の頭を、死んだような目で見下ろした。


【読者満足度:50,000,000%(有能な部下ほど重くなる呪い、これぞ雪森蓮の様式美ww)】

【称号:『思考停止の誘発者』『全知全能の毒親(笑)』が追加されました】

【現在の状況:教育を受けた若手たちが『悠馬様の教えを広めるための聖戦』を準備し始めました】


「……女神。一つだけ。……私は、ロンドンの、あの冷淡で、他人に無関心な……あの地下鉄の空気感が……今、恋しくてたまらないんです…………」


『ダメ~☆ 明日は「悠馬様を永遠に玉座に縛り付けるための、教典(憲法)編纂会議」だよ♡ 頑張って、自分の自由を剥奪(承認)してね!☆彡』


悠馬は、恍惚の表情で自分を拝むエリートたちと、それを「兄さん、もう諦めてハーレム王になりましょうよ!」と笑うノアに囲まれ、静かに五錠目の胃薬を飲み込んだ。

 ハミルトン総帥、異世界十八日目。

 彼の「自立への教育」は、ついに人類から「思考」という名の機能を、喜びと共に奪い去ろうとしていた。



不定期で更新します。評価、ブクマ、感想いただけると励みになりますよそりゃあもう!たまに押してくれても罰は当たらないんですよ!そこの読んでくれてるあなた!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ